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月がのぼります 屋根のうえ、

猫がとおります 光る目をして 橋の下

音楽がなります 淋しい顔うつして窓の
ひとつ

燈された電球の影の影の影たどる 

時計がページもめ ....
ダムの両脇を挟んで聴こえてくる唸り声は鬼の咳き込む嗄れた喉笛か、それとも千二百年の樹齢を越えて漸く地睡へと辿り着いた楠木を荒々しく揺さぶる、神垂の擦れあう音なのか 。
この地で我々の欲望を充た ....
美しい曲が流れ引き寄せた

私の脳裡を回り取り囲んだ

曲が流れ込んでいる束の間

美しい旋律に乗り緩やかに

流され安らかに酔いしれた



流されるままに癒される心

 ....
下を向いて
話していた時の顔が
他人のような顔に思えて
それが辛いのに その時は笑っていた
笑ったことが一番辛かった

日々 からっぽになっていく
なぜかそんなふうに感じている

か ....
昨夜の雨で オレンジ色のポピーのドレスがシトンッと落ちていた
残念の刹那 日常に戻されるポピーに泣く人も数えられるほど存在か・・・

人間って 心って 花を見て何を思う
ポピーが裸になっただけ ....
隣に彼がいないのをいいことに
オナニーする夕暮れの美少女は
悲壮感漂ってグラフィカルな幻覚をみる

もっぱらハウスかテクノのピコポコ電子音苛まれ 焦りばかりの毎日
蛍光カラーがポップに散歩す ....
よく晴れた朝のテラスで 鳥達のさえずりを聴く。
少ない睡眠でみる暗い夢が表の世界に放出される。
私は庭に咲く菜の花に囲まれて
今ここに在ること そのことに深く感謝する。

全ては思い過ご ....
 凪いだ水面のしずかさで
 花のように老いてゆく
 女がいる


 さくら
 と よばれた
 ひとりの女は
 ひとりの男の
 妹で


 おまえのよろこぶような
 ....
誕生日に
どこへも行かなかった
髪をくしけずらなかった
うねるにまかせた
口紅をぬらなかった
洗いざらしにしておいた
たいていの人がしみだと呼ぶ
頬にちらした点々を数えた
  (およし ....
夢みることの破滅を経験から詩に置き換えようなんて、大体君は死すべき時を逃してしまったんだな。
近頃思うことはそもそも利己主義者を軽蔑しても何も解決はしないってこと 。野心家は利己的に生きようとす ....
公園の
並木道で
かすかに
聴こえる音
の精をさがす

淡い
色すらない
音の精の
羽が
ひらひら舞うのに
輪郭が
ぼんやりしてきた
こころが
よりそう

ためきれない ....
 朝、目覚めると
 洗面器に張った水で
 顔を洗った

 さっぱりした気分で
 鏡を見つめてから
 ふと、視線を落とすと

 洗面器の中に
 星の海が
 広がっていた

 僕は ....
あなたたちは
優しくて真面目で柔らかくて広くて強かった
愛おしいシンプルなかたちをずっと追いかけていた
でも、そんな強い人たちが突然事故で弱くなったとき、
それは強いガラスが割れて瞬時に危険な ....
鋼叩き 鉤爪の掴む鳥居の

海鳴りに 強風受けて細る目は 
暮れてゆく堕ちてゆく 炎帝見下して

情景に 想い孕む 一人静

色彩多岐 思考の深けた 想い人よ
竹林聳え 佇み止まる岩石 ....
いつだっただろう
眉間の裏側の暗闇に
地図が置かれているのに
気づいたのは

等高線もない
記号もない
縮尺も方位も分からない
その地図は

日々の出来事に
カサコソとなびい ....
郭公鳥の棲家に愛からあぶれたオス達が押し寄せる
カラフルな羽の色に目を回した後で雑な色使いに心を和ませる
目を開けたら次の朝
共同の空間に色が寄る

感覚の魔法が
救急の知らせを聞き
鼻 ....
ゆびとゆびのあいだ
てんてんとしたたる

あなた わたしのうみ

あなたのなかでは
くらげもがれきも
じかんもわたしも
すべてひとしくなって

みゃくはくよりはやく
とおざかって ....
もう誰も助けてくれない気がした
胸が抉られて、砂漠にたった1人
ビルディングとビルディングの間
間の抜けた衝動を孕んだ死角
もうここから一歩だって抜け出せない

都電通りめがけて、真っしぐ ....
少女よ 走れ
お前は草原の風
決して立ち止まらない
少女よ 走れ
お前は海原より来しツバメ
決して迷う事はない

少女よ 走れ
その柔らかな肌が草に破れても
風に ....
鬱蒼とした森からようやく抜けたのに
まだまだ長い道が続いているかのよう
曲がっては曲がり1本の道だけなのに
この道はどこまで続いているのだろう

明けては暮れまた明けては暮れてゆき
誰一人 ....
その橋を渡る気もないひとびとが

渡ろうとするひとを笑っている、もしくは批難している

渡ろうとするひとが

その橋の安全を確かめるのを

だったら渡らなきゃいいじゃないかと

小 ....
名もなき
地に居て
ふるさといずこ

立つ
土の上
根はあるか

 ☆

寄る辺なき
心の景色
真実いずこ

見る
地平線
空遠く

 ☆

いつも
 ....
六本目の指先が触れる
 そっと 盗みを働くように

刹那 満開の{ルビ紅=くれない} 破顔して
 蝶の吹雪 息もできないほど

後に残されたものは
 ヴィーナスの白い骨格だけ

免罪 ....
スーパーの棚で
一年中,姿を見かける
外は夏日だというのに
エアコンかけて,鶏の水炊き

あなたは嬉しそうに
年中売られているダイコンを
すりおろしている

あたしは,なんとなく ....
あなたに見えている
わたしがすべてです

なんて

言えたら
こんなに苦しくはないのに
意地を張る胸なんて 私が風になって吹き飛ばしてあげたい
意地の自覚のない幼い心の齢に 強靭な風になって泣かせてあげたい

 知ったからこそ 自分の心と普遍の心の泉をもって 伝えたい
 
 時 ....
春の汗を犬がひっぱっている 初めて名刺を作ったころ
職場には峰が幾つもあって
明るい未来が透けていた

登りはじめて気付いたことだが
山道は九十九(つづら)折り
いくつかのコーナーには
清水がキラキラ輝いて
口を ....
かあさんは白
とうさんは黒
ばあちゃんは茶色で
じいちゃんは巻き尾
そのまたばあちゃんが
どんなだったか知らないけど
たぶんボクの中にいるんだろう

抜け落ちた
冬毛のなかに
いろ ....
桜 花咲くその奥に
飛行機雲伸びてゆく
柔らかな 春
でも 私は知っている
君の心は 静かに
痛んでいることを
花開くことのなかった
あの、日
君は飛行機雲よりも
もっともっと はる ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
子守唄- 月形半分 ...自由詩414-5-16
土気ダス溶液- アラガイ ...自由詩4*14-5-16
ほんの少し・・・- tamami自由詩8+14-5-16
痛みの部屋- 加藤自由詩5*14-5-16
ポピーが裸になっただけのこと- 朝焼彩茜 ...自由詩10*14-5-15
虹とスニーカーと奇想- 比良末潮 ...自由詩4*14-5-15
純心- ヒヤシン ...自由詩18*14-5-15
さくらの笑み- 石川敬大自由詩1114-5-15
そばかす- そらの珊 ...自由詩20*14-5-15
現世- アラガイ ...自由詩2*14-5-15
微かな音- 殿岡秀秋自由詩514-5-15
半身- まーつん自由詩7*14-5-14
家族- うんち自由詩3*14-5-14
暗闇ノ唄- 黒ヱ自由詩214-5-14
地図- nonya自由詩23*14-5-14
郭公鳥- 黒髪自由詩1*14-5-14
わたしのうみ- 鈴沖 雄 ...自由詩214-5-14
サヨナラ・コンテンツ- 比良末潮 ...自由詩4*14-5-13
少女- 月形半分 ...自由詩714-5-13
休息・・・- tamami自由詩914-5-13
その橋を渡ろうとするひとへ- 吉岡ペペ ...自由詩814-5-12
名もなき地の夜- シホ.N自由詩414-5-12
趣味と罪悪- ただのみ ...自由詩11*14-5-12
春菊- 藤原絵理 ...自由詩8*14-5-12
- はなもと ...自由詩414-5-12
意地の子への最後の叱咤- 朝焼彩茜 ...自由詩8*14-5-12
春の汗を犬がひっぱっている- 北大路京 ...自由詩114-5-12
- イナエ自由詩12*14-5-12
MIX(もらったもので出来ている)- そらの珊 ...自由詩17*14-5-12
『うずく』- にかほ  ...自由詩414-5-12

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