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いてくれたから
保っていられた
どうしてこんな簡単なことがいえなかったんだろう



くれた景色を
一つ一つ紐解いては紡ぎ直す日々
繰り返す戯れ  
相変わらずの鼓動
どこに行 ....
午前四時
デスクライトに集まる仄明かりを
指でつまんでは
窓から捨てた
けれど
捨てても捨てても
それらは群がり
夜は徐々にまみれてしまう

冷えている
二度目の底で
私は起 ....
星座にはいれない星
そう、惑星

だからなのか
惑う星たちは
互いに近づき
時には
並んだりもする

だが、別れには惑いがない

月を挟み
それぞれ ....
海岸沿いを走る車は、山道に入り
坂を上る、木々の葉群の隙間に
一瞬、輝く太陽の顔は覗き

夜の列車のドアに凭れた窓から
ふいに見た、夜空に浮かぶ
ましろい盆の月は夜を照らし

――昼も ....
はがれないように思いを

必死になって押さえていた

ぺろんぺろん、ぺろんぺろん、それはもう

いつはがれてもおかしくはなかった


時はただ過ぎていく

育まれては

壊れ ....
季節は容赦なく 黄昏を早める
暮れなずむ街頭に キャバクラの呼び込み
ラインを際立たせる タイトなミニのワンピースで  
道行く仕事帰りの おじさん達に声をかけている


下心に乗っか ....
賑やかな祝祭は
終わり
各人は家路に着いた
人の優しさ
温もりが
泉のようにあふれでて
懐かしい人の
胸を満たし
小さかった人は
見上げるような大人になり
いたわられる人となって
 ....
ことばを持たないのに人と呼ばれるものの
イメージがわかないのはことばを持つもの
が人だと刷り込まれすぎているからだろう
か窓の外には川の上を滑るカヌー乗りたち
とテニスコートのプレーヤーたち目 ....
眠れない未明に
仕方もなく起きだして
ふと開けた引き出しから
懐かしくて熱いものが

彼女がのこして
そうするしかなかったままの
断片がみんな
雨の雫色をしてる

それらは歌で
 ....
海が見える新興住宅地
まだ買い手のつかない広い区画には
イタドリ ススキ タンポポ 
何処からともなくやってきた
柳や白樺の若木も生え
地面は覆い尽くされることもなく
盛り固められた土が腐 ....
                 150912

石の上にも三年といわれ
経験を積まないうちは、現状批判的な意見は言わないように謹んできた
このたび労働者派遣法の改定で同一の職場では3年以上 ....
ことばの奥底にある
私の声が聴きたい。
そう扉を開く時にいつもあなたはいない。

なかないで、
なかないで、
あなたはいつ ....
キスを与えられないので
夫に向かってワンワン吠えているの
毎晩のベッドへ向かう
スクショしてほしい
切り貼りしたい夫との演舞

明日から残業が増えるんだって
へー関係ない体力 ....
サンドイッチよりも
ホットサンドのほうが好き

ハムやチーズを挟む
程よい暖かさが
美味しさをアップさせる

好きなもの挟んで食べる
何を挟んでもいい
楽しみが広がる

合うか合 ....
知人はたくさんいるが
友人は少数精鋭

どこまでが知人で
どこからが友人か
このダルい領域の話は個人的にどうでもいい

ただ友達っていうのはな

思い出した時に
頑張れよって心の底 ....
猫のびゃあびゃあ鳴く夜には
アイロンをかける
ハンカチを熨して
ブラウスを生き返らせ
スラックスには折り目をつけて

折り目正しくなるように
折り目正しくなるように

だれか私にも折 ....
さびしさに疲れました
まちがえて産まれて
お母さん 申し訳ありません
父さん ほんとにごめんね

なかったことにできないことが
こんなにかなしいことはない
どうしたってもたぶん
骨はの ....
木の葉が
風に散っていく
表になり裏になり
葉脈の流れをとめて
秋の波紋がひろがっていく

セコと呼ばれる河童が
山へと帰っていく季節だった
雨が降ったあとの小さな水たまりが
河童の ....
コスモス
風にゆれる
何を言っても
遅いと揺れる

コスモス
風に散る
何を喚こうが
間に合わないと
散る

コスモス
風に折れる
ただ真っ直ぐに
延ばそうとした
腕のか ....
祈りって
なんだ。

どうやって祈る。

同じだ。

跪いても
酔いどれても

神には聞こえてる。

聞こえないのは
私のほうだ。

幾度となく語りかけるその返事を
私 ....
夏のおわりの
アスファルトのうえに
蜂がひとつ
死んでいた
もう、
怖くもなんともない有様で
蜂がひとつ
死んでいた

この蜂の持つ毒針は
柔肌に痛みと腫れをもたらすに十分で
 ....
夜の中で意味が冷えていく
わたしは知りながら傾いて
もう少し影を濃くしようとしていた

ふるいうたが流れていた
それとも口ずさんでいたか
どちらにせよわたしたちは小さすぎた
隠しごと ....
私が9月を楽しみにしているのは
ちょっとした理由があるからなんだ

私が嘘をつくことがあるのは
ちょっとした理由があるからなんだ

私が金木犀の香り好きなのは
ちょっとした理由がある ....
諦めたいんです。
もう、ずっと、ずっと、諦めたいんです。

幼い頃の初恋が、こんなに燻るなんて
思いもしなかった。

歳も離れてて、わたしは制服を着てました。
周りの男子は持ってないレデ ....
ぴよぴよ鳴る黄緑色の靴を履き
黄緑色の半ズボン姿で興奮して
歩き回る幼児は歩くという行為
自体に歓びを感じリノリウムの
青い床の上で生きること、その
ものを全身全力でタノシンデル
というの ....
朝まで、そこをなんとかは木漏れ日に紛れていて、太陽が沈んでから、こっそり雫にもたれていた。風が強い日は土の中に身を隠した。大地はやさしく守ってくれる存在で、ぬくもりが恋しかった。誰かに甘え .... 雨の夜
傘をさして街に出る

顔も知らない人に会うため
自分じゃないような早足で目的地に向かった

複雑で微妙な心境
臆病な人見知り

本当に会いたかったかどうかは
今もよくわから ....
硝子細工が嫌いだった

繊細で美しいけれど
あまりに脆くて

砕けることを恐れるのが
自分に向かない

そっと扱わなきゃならないのは
人の心だけで充分だろ
        150910


ぬけた!
 ぬけたよ
ぬけぬけとぬけたんだよ
ぬけがけのだちんものこさずに
ぬけたおれたちをのこし
そこなしぬまのほとりにおきざりに
ず ....
あたしはぼんやりと窓辺に腰かけて木々のあいだに滲んでいる薄いオレンジいろを見つめていた。
母がいなくなった日もふつうに夕方がきていたことを思い出す。
小学生のとき母が出て行った。あたしと弟を残して ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
未練_保存_螺旋- komasen333自由詩2*15-9-14
明け方の事故- Seia自由詩415-9-14
bye_for_now- ひさし自由詩415-9-14
聖画ノ声___- 服部 剛自由詩415-9-14
はがれそうな思い- 吉岡ペペ ...自由詩615-9-13
雑踏に- 藤原絵理 ...自由詩6*15-9-13
祝祭- Lucy自由詩15*15-9-13
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ/即興ゴルコン ...- こうだた ...自由詩2*15-9-13
どうしたらいいのかわからない- もっぷ自由詩1115-9-13
わたしは- ただのみ ...自由詩12*15-9-12
ことばを持たない、内包する彼の人へのオマージュ- あおば自由詩5*15-9-12
ひだまり- あおい満 ...自由詩615-9-12
再恋- かんな自由詩4*15-9-12
ホットサンド- 夏川ゆう自由詩3+15-9-12
2U- ガト自由詩6*15-9-12
折り目正しく- 凍湖(と ...自由詩415-9-12
父さん、ごめんね- もっぷ自由詩415-9-11
秋の魚あはれ- yo-yo自由詩13*15-9-11
コスモス- Lucy自由詩16*15-9-11
天の声- ガト自由詩7*15-9-11
ささやかな羽音- 千波 一 ...自由詩515-9-11
隠しごと- はるな自由詩615-9-10
わけあり- 瑞海自由詩3*15-9-10
初恋リベンジ- 愛心自由詩415-9-10
そこをなんとか/即興ゴルコンダ(仮)投稿.70- こうだた ...自由詩4*15-9-10
そこをなんとか- かんな自由詩6*15-9-10
冒険の書- ガト自由詩8*15-9-10
夜店- ガト自由詩4*15-9-10
そこをなんとか- あおば自由詩7*15-9-10
絶景- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-9

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