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今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
(かたずいてしまったら・・・)

─あんなに容量不足だったのに
 かたずき(け)はじめたら
 あっという間に
 空き容量でしたよ。

(初期化狂いの集い)

─人によっては
 名残 ....
結婚式はしないかわり、
田舎の親が、
どうしてもと言うから、
結納式というものを、
やることになった。

しかし、
結納とはナンジャラホイ、
わからないので、
由緒正しきホテルに ....
下をうつむいて歩けば
六〇度の世界が失われ
三分の一の人間しか享受できずにいる
足は全身を使って地面をたたき
腕は肩につかまって行ったり来たり
お腹が減る
目線を縛らせるのは雑草か
明日 ....
今日も 明日も 嘆く
筆が 無い
絵心を 持ち合わせてない
カンバスを 支える枝が
折れてしまったと
空を 仰ぐ

何故か 踊って居た 昨日も
しゃがんだまま 瞳を閉じて
空に 祈っ ....
朗らかだろう
安らかだろう
健やかだろう
なあ、

陽気で
呑気で
幼気で

穏和で
親身で
温厚だろう

それでいて、コイツ
まだ生きてやがるんだぜ

期待という期待 ....
ひかる夜のはじまり月の余韻に
雪のかけ橋多摩のよこやま



ゆきかうひとたちが家路につく
荷物と引きかえに流れ去る喧騒
遠く暮れるまちなみ
新参者のたばこのにおい

膝にまどろめ ....
  朝の町は
  赤く輝いている
  透明な蝶が群を成して
  燐粉を煌めかせ舞い飛ぶ
  駅へと続くなだらかな坂道
  冬空に灰色の息を吐き
  自販機でコーヒーを買う人

 ....
君は歌う
恋をしたと歌う
恋は罠そして穴

青春の瓦斯が立ち込める部屋で
起こる小さな火花
乱雑な部屋に引火して
ちいさな私は燃え上がる
なにもかもが恋に焦がれていく

恋の炎がい ....
今日もあの子がからかわれていて
わたしはそれを見つめていました

わたしは傍観者でした。
わたしは今日も傍観者でした。


今日も河原にごみがすてられていて
わたしはそれを見て家に ....
暑いなぁと 思った
ユニフォームの下には
長袖シャツ

腕用の 日除け手袋は
繊維が 絡み付いて
痒く なるから

ユニフォームは
市職員と同じ
ジオサイト限定なので

何だか ....
誰かが言ってた

ハッピーエンドな映画しか見たくないって

私は言ったよ

幸せな恋愛映画はつまらないって


終わりが良いのは己の恐れ

1+1を10億にして

明日を昨日 ....
「春夏秋冬」  菜穂&ペポパンプ作

(春) ペポパンプさん

雪どけの水が冷たく
花が咲き始める
まだ風は強く
一面黄色になる。

(夏) 菜穂

咲き誇る花々は
焼きつく日 ....
ぼくの電卓は、
太陽電池ではないのだけれど、
計算式を入れると、
しばらく考えて、
いっしょうけんめい考えて、
ときどき、
ほんのときどき、
計算を間違える。


でも、そんなとき ....
わたしに出来る
精いっぱいは
信じること、
です

だれの目にも
やさしく映るだろうほほ笑みを
信じること、
です


かなしい言葉は
もう、たくさんと
言い捨てる言葉は ....

Yの祖父は最初Yの男親であった
強く頑固で笑わず坊主頭の大男

金色に光る錦江湾と
七色の完璧な稜線を持つ桜島を
並んで眺めた
たった一冊の絵本を読んでくれた
少しでも間違って読む ....
東京よりも冷たい 氷の陸地
夜もしんしんと深まって
冷え切った雪が
我慢出来ずに
{ルビ懐=ふところ}に落ちていきます

散らばった日本語が
冷たい雪で{ルビ埋=うず}もれます
私一人 ....
小便をする
壁紙の黒い点をみつめる
じっと張りついたのは(3?)にもみたない小虫
紙で捻りつぶして小便とながす
垂直と視線は戻された
朝から留守番をしていた
これも人生である 。
 ....
誰かが信じている
僕(ら)の未来を
そっとしておいてほしいんだ
僕はいま目をあけていられなくて
あまりに僕の周りが眩しく閃光しているから
いつもじぶんの影を見つめているけれど
きみが僕 ....
瓶をかかえて
あなたが眠る横にたっている

ふたは
なくしてしまった

起きて

なにか
当たりまえのことを言ってください
微生物にとって
わたしのお腹の柔突起は
きっとかれらの全て

微生物は
生まれてから死ぬまで
わたしの姿形を知らずに
過ごすのだろう
授業をこっそり抜け出してみたり

夜の校舎にしのびこんでみたり(そのあとは校庭で花火する)

屋上への扉の鍵をあけてみたり

自転車の二人乗りをしてみたり


どれもこれも、いけ ....
寂しさの上に
雨が降る

怒髪の上に
雨が降る

導きの上に
雨が降る

約束の上に
雨が降る

しとしとぴっちゃん しとぴっちゃん
そんな気の良いもんじゃない
じとじとべ ....
すぅーっと、金木犀が香れば

何かを信じてた頃のように

いたいけな気持ちは甦る


・・・



そう思って

嗅いでみる


よくわからない



けれど
 ....
空いっぱいの夕やけを見たいとHが言う


 寒くない?
 うーん、だいじょうぶ。
 今日はあったかいし絶好の夕やけ日和よ。
 どこがいい?
 うーん、
 海がすぐちかくにあって、川の流 ....
つめたい空気を吸い込んだ
早朝の僕を見つけてくれてありがとう
昨日は月の光を追いかけて
ハルモニアの響く場所をを目指して歩いたの
(きのう月の年齢を数え始めた)
つめたくて尖がっていた僕 ....
酒乱のゼブラは
いつも酩酊で店に来た
五十五歳
痩身で長身、顔は土気色
ギトギトの黒髪と銀ぶち眼鏡
三白眼が据わっている

「やらせなさい」
「無礼者、下がれ!」
初めて怒鳴られた時 ....
名残りを掻き毟る今宵の色。

綿毛のような存在感は
硬くて冷たい黒を嫌う。

あしらいの胴体は空打ちの打点に。

「A」ではじまる密林には
コッソリと
置いて「在る」かもしれない
 ....
夜が蓋をあけて覗き込む
よく 寝ているよ

運んでいるのは
ぱりぱりと笑う
ロウに遊ぶ 火
綿入れの中 冷たい手
雪のかまくら 水化粧

あしあとに あしかさねる
のののん しんし ....
ポーリーとポリアンナ
いつも一緒に逃げている
雷から
青ざめて貧血で倒れても
どっちかがしっかりしているから大丈夫

ポーリーとポリアンナ
時々もめる
どっちがお皿を洗うかで
どっち ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだが- beebee自由詩2711-12-8
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結納- はだいろ自由詩311-12-8
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筆が無い- 藤鈴呼自由詩2*11-12-8
ダーティーボム- faik自由詩14+*11-12-8
ひかりの冬、はじまり、ひとつ。- たちばな ...自由詩20*11-12-8
- 草野春心自由詩9*11-12-8
恋と愛、なにが違うの?- 木屋 亞 ...自由詩5*11-12-8
傍観者- 森未自由詩5*11-12-7
テクテク- 藤鈴呼自由詩2*11-12-7
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「春夏秋冬」_(連詩)- 菜穂自由詩4*11-12-7
ときどき計算を間違える電卓- はだいろ自由詩711-12-7
スマイル・アゲイン- 千波 一 ...自由詩1*11-12-7
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排水- アラガイ ...自由詩2*11-12-7
過去の未来くん- c自由詩511-12-7
- はるな自由詩711-12-7
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いけないこと- 森未自由詩4*11-12-6
雨女- faik自由詩15*11-12-6
立木見ノツ[心久- 自由詩6*11-12-6
午後の詩集- たま自由詩31+*11-12-6
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ゼブラの思い出- salco自由詩8*11-12-6
自己主張「強」の抜け毛- yuugao自由詩2*11-12-5
眠らない手- 砂木自由詩12*11-12-5
ポーリーとポリアンナ- ふるる自由詩4*11-12-5

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