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星空にふる雨

地に眠る歓喜

引き寄せあう結晶が

ハレルヤ
一筋の嘆き

君は明日を笑う
砂象の怒り
食べつくせない果実

振り返ると渦を挑発し
いつまでも感情は ....
あなたの愛情が重いと
夫に言ってしまった

涙が出るがままに
小さなノートの片隅に
小さな詩を書いた
暴力的な詩をカモフラージュにして

「伴侶よ幸せになっておくれ
あなたこそ幸せに ....
バラバラになった林檎
ウサギにして
大きな耳で飛ばしてあげる

「可愛いだけのあたしのこと
可愛いって言ってくれてどうもありがとう
どんなに耳を大きく切ってもらっても
あなたの言ってるこ ....
時間があふれたしろい壺は
だんだん透明に染まっていって
いまはほとんどみえなくなった

わたしはさかさまになっていままでのことを
体じゅうに飾ってみる
あふれてあふれてあふれている
 ....
娘の髪がおどっている
とおもったら
わたしの息だ

どこまでもなめらかに続くようにおもわれる肌は
必然の場所でとぎれている
死がおそろしいなら
生もおそろしいのだし
もしも素晴らし ....
じゆうしのお墓まいりは
ひっそり行わなければならない
衣服をすて
思想をすて
言葉をすてて
まる裸で向かわねばならない、
という決まりを捨てられず
あきらめて横になるところに
じゆ ....
高く 高く 
昇っていく
あなたが光体であるほどに
私は透過する重力となろう
相容れない時間軸が
現在(いま)ここで触れ合うなら
蜥蜴は月に首をもたげ
大地を揺らす露草はその皮膚を潤 ....
舐めたら甘い三日月
抱きしめて欲しくなる

満月でも新月でも
抱きしめて欲しくなる きっと


 シンデレラの赤い部屋
 ガラスの靴を脱ぎ捨てて
 七色の声のABC
 ウインクで魔 ....
昔 そこに畑があった
住人たちは種を蒔き苗を植え
野菜を作り花を作り 少しばかりの木を植え
土に汗をおとした
笑い声も聞こえた

主が亡くなった畑を 子供は捨てた
未亡人は独 ....
気まぐれな風が 鏡の水面に木の実を落とす
広がる波紋は 臆病な栗鼠の目に少しの不安を
それでも 冬支度の手を 休めることなく
すぐに静まって 平穏になるとわかっているから


羊飼いの ....
西日に揺れる色褪せたカーテンの隙間から
焔に焼かれた夏の葬列を見送る
背を丸めて折れ下がるだけの向日葵は
昼に立ち止まり、夜に顔を奪われたまま
晩夏を歩む
背骨を晒し腕も手も顔も腐 ....
             150922

超立体とマスクのパッケージに白抜きのゴシック文字で書いてある
大きな文字で書いてあり、息がマスク端から漏れないように
ぴたりと顔に密着できるように出 ....
思い出しながら
描き続けている


朝、窓から太陽を見上げるだけで
ほら、鼓動はこんなにも単純に息づいていく    


注ぐ太陽が
振り返る向日葵が
昨日のネガティブもポジテ ....
たぶんそれはちいさな歌のように咲いている花のこと うたへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした

きみへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした

ゆめへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした
 ....
いくつもの{ルビ阿房宮=フォリー}の影が映るホリゾント
切り貼りだらけの書き割り

響くのはPromised Landへの行進曲
主役もどきがものものしく登場

コロスたちが金切り声で笑う ....
電車乗り継いで海へ
ロング缶のビールを半分こして歩く
夏の終わり もう秋かな

はじめて手を繋いだのはいつだったかな
はじめてのキスはコーヒーの味がした
ふたりだけの世界だった

 ね ....
手で覚えたことは忘れないから
目を閉じて生きることにした。


ねえ、まだそこにいるんでしょう?
死んだふりをして。


今日覚えたことはいつ消えるの?
私よりもながく残るの?

 ....
四六時中垂れ流されたテレビを前にし
混乱の脳で端から笑っていき
どこが可笑しいとあげつらっていく
白い箱での生活は
同じ番組しか流れない

繰り返し曲芸を見ている
見たものの面白さは忘れ ....
雨 いつのまにか
静かな吐息のように 
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて


   ....
この風を知っている
そんな気がするのは
夏を生き延びた生き物たちすべてが
その手をつないでいるからかもしれない

地球のどこかで生まれて
地球を何億回も旅をして
悲しみの涙を流す人のほほ ....
一昨日からペンギンのぬいぐるみの名前を考えている。私はペン助はどうかと言うのに彼は首を縦に振らない。じゃあなんてつけるのって聞くと黙りこむから、私はペン助と呼びつづけている。ペン助をもふりたい。ずいぶ .... 命をそまつに扱うのは、命の価値を知らないからだ。
それは、究極の無知だ。
力による勝利は、人間性の敗北だ あの日に近づく合図は
金木犀が香ること

最近よく見る夢は
ブラックコーヒーに
溺れてゆく私

角型よりも
山型の食パンが好き

通学電車でおしくらまんじゅう

数学の ....
フラれた 月曜日の女にフラれた
週刊少年ジャンプのせいでフラれた
最近はONE PIECEしか読まないようになっていたのに

フラれた 火曜日の女にフラれた
踊るさんま御殿のせいでフラれた
 ....
  把手こそついていたが
  その壁は 扉ではなかった
  今のわたしにはそれがわかる
  たわわな果実のように 美しい 直方体の
  寂寥だけが 向こう側の 壁際に置かれている

 ....
       ー年を取るとはこういうことか7ー

若者よ ズボンをはくとき
ベッドに腰掛けなくても履けるか

家中の者が畳の上で生活していた頃から
立って履くのが常だった
布団の上で寝転 ....
石川は助走せずに浮き上がれる。だからつねにネット近くに立てるアタックもガードも出来るいい選手だ。

アスリートは飛行機で移動する。ビジネスクラスで寝たり雑誌や映画をみたり音楽を聴いたりして移動する ....
あの日、890km先を目指して捨てた、街

4年ぶりに歩いてみる
泣き崩れた昭和通りも
あなたと歩いた警固神社も
何も知らない顔で佇んでた

行きつけだったBARの店長は
独立して自分 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
無題- アラガイ ...自由詩13*15-9-25
至福- 小川麻由 ...自由詩4*15-9-25
飛ばないウサギ- ユッカ自由詩315-9-25
あふれる- はるな自由詩515-9-25
同じ場所- はるな自由詩515-9-25
じゆうしのお墓まいり- はるな自由詩515-9-25
◎モザイク画- 由木名緒 ...自由詩14*15-9-25
シンデレラの赤い部屋- 北大路京 ...自由詩715-9-24
無断投棄- 為平 澪自由詩615-9-24
あたしの平和- 藤原絵理 ...自由詩14*15-9-24
夏の葬列- 為平 澪自由詩815-9-24
名づく- あおば自由詩5*15-9-24
ときめき思い出、どきどき向日葵、きらきら太陽- komasen333自由詩2*15-9-24
永遠- もっぷ自由詩315-9-24
シチュー- もっぷ自由詩4*15-9-24
劇_場__Ⅲ- 塔野夏子自由詩2*15-9-23
そばにいてくれるだけでいいからなんて嘘- 北大路京 ...自由詩515-9-23
lita- mizunomadoka自由詩315-9-23
伝播しろよ箱の中- 日々野い ...自由詩115-9-23
秋・湿傷- ただのみ ...自由詩13*15-9-23
夏越しの約束- そらの珊 ...自由詩14*15-9-23
名づく/即興ゴルコンダ(仮)投稿.74- こうだた ...自由詩8*15-9-23
無知について- まーつん自由詩4*15-9-22
勝利とは- まーつん自由詩7*15-9-22
あの日になったら- 瑞海自由詩6*15-9-22
月火水木愛されたい_金土日も愛されたい- 北大路京 ...自由詩515-9-22
把手- 草野春心自由詩515-9-22
物を両手には持たないで- イナエ自由詩21*15-9-22
空の奇跡- 吉岡ペペ ...自由詩115-9-22
1460日- AquArium自由詩115-9-22

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