すべてのおすすめ
泣かせたくなんかないよね
涙ぽろぽろ流してさ
つらそうな顔なんて
見たくはないよね

それでも
厳しく言わざるを得ないときがある
無慈悲を装うべきときがある
心を鬼にして
冷 ....
割れないように電球を回す。

 妄想 昔好きだった人 嫉妬 行き違い 冷めた晩御飯

黒板を爪で掻いたような音がして、肩が竦む。

 薄くなる財布 内緒のお金 本当は嫌いなチョコレート
 ....
  1 ベランダのアマガエル あるいは セミ

人工石に囲まれた中空にひらひら揺れる緑色の片鱗が
さまざまな生き物の宿る大木の小枝に見えたのか
ベランダに並んだ化学合成陶器に盛られた疑似土に
 ....
七夕ばたばたアブラカタブラ

笹に願いをかけました

みんな仕事ができますように

仕事ができるなら

たぶん金持ちでなくてもいい

お星さま願いを叶えて

七夕ばたばたアブラ ....
色の薄いピンクした煙が空を漂っている
この場所は、世界の屋根の下にある火葬場だ
おどろくべきことに、神さまは面倒を見ないという
薄汚れたビル群が、異邦の地を区分けしている
言い訳と嘘がごちゃま ....
心に元気がなければ
身体のバランスが悪くなる
何か上手くいかない感じがする

瑞々しい心で過ごせたら
光を帯びた日常が広がっていく

乾燥しきった心では
潤った創造が出来なくなる
 ....
波打ち際で花束のような人

野にある姿は幻だったの

手の内を隠して

笑いかけるだけ

振り向いたら負けと言いながら

波に呑まれて魚と愛し合った

夕立の前に
 ....
長雨が続いたあと、街は三日ほど好天に恵まれた。一昔前のように、誰かの車のエンジンが雨にやられたという話もないものだから、修理屋の親父は手持ちのポンコツのラジオをつけては、そのヘタレたスピーカーの音 .... もしもし、神様ですか?
あのー、お願いがあるのです。
お金も地位も名誉もいりません。
出来るだけ物を持たないで、
拘りのない心でいますから、
1年365日のうち、たった1日でよいですから
 ....
頭のわるい男がいる
それはあいつ
あいつの頭はわる過ぎる
頭わるいまま突き進む
頭わるい自覚がないのがこまる
自分じゃいいとさえ思っているのが
ホントに困る

頭わるい男が突っ走る
 ....
恋とは
とびきりの恋愛詩を
異性同性親子兄弟姉妹親友友人同僚知人 人間愛とは

第一章として
男女の恋愛詩を
恋とは 何だろうと自身を振り返る 紫色の羽根から桃色に変わる粉が瞬く
そんな ....
もう放っておいて
分かってるから

何度も同じことを
言わないで

全部、分かってるから

そんなに心配しないでよ
大丈夫だから

期待とかそんなもので
突っつくのはやめてよ
 ....
独身中
    家と家の間の狭い庭に居着いたアマガエル一匹
    今年も紫陽花の葉に上にあらわれた 

眼 さましたか
やせたな

ひとりか
女房はどうした
子ども ....
私は負けるのが嫌い
スポーツは好きだけど
負けるのが嫌い
だけど必ず順列がくる
おはよ
君すごいね
疲れない?

順列は
いつも無言だ
彼が指さす
その場所には
いくつもの数字 ....
うっすらと雨の音

心の殻を指先で

とつとつと叩くような

なにか楽しいことないかなと

マーチがとつとつと

一日雨が降って

夜にやむ

空気を吐き出したくて

 ....
与えられた絵具の
いちばん暗い所を指さして
言われたことが
愛でした

あんなにためらいなく混ざりあったから
すっかり忘れていたけれど
紫は
海と血で出来ている

ずい分時間が ....
風はその指先
山の緑を掻き分け
光の欠片のよう
白蛾の群れ舞い散って

橋から覗き込む
水音は涼しげに響き
燕が足下をくぐり抜ける
遠く切り取られた海が

傾いだ陽射しを溶かして
 ....
此処に、
わたしの知る此処に
わたしの知らぬ草花が
現れはじめる

根を下ろし得る
類の全てをおさえていたのに
思いもよらず新種と出会う

何とうかつな庭であろうか
わ ....
生きるたたずまい
気配だけではない
所作もふくめたその人の
生活感の座り具合とでもよぼうか

こころにはかたちがない
言い換えれば生きるエネルギーが
そのまま立ち居振る舞いとなって
表 ....
夢を語るまばたきの数を数えている 顔にある大きな穴を覗き込み背後の景色の美しさを観てうっとりとして
穴の背後に回ると 穴の前に立つ自分が見えて疑心暗鬼を生じていた
陽の光を遮光カーテンで遮ると部屋は蛍光灯の光に照らされてどこかぼん ....
生きてるだけで
つらいけど

死にゆくことは
恐ろしい

  ☆

失う統合
隠れた陰謀

夢見がちな
背後霊

  ☆

苦しみ楽しむ
マゾヒズム

死 ....
蚕は桑を
青虫は無花果を
毛虫は椎を
白蟻は材木を
黄金虫は

前頭葉を食べる

髪と
皮膚と
骨の下
毛穴を気門の代わりにして
脳味噌に
蟲が
張り付いている

じく ....
七月の波止で
新月のような魚を釣るひとたち
豆アジの季節だ
いつ
どこで
魚のかたちに孵化したのか
釣り人はそれを知らない
月のように丸くなるは秋のおわり
一掴みのアジになる

今 ....
風が変わったら彼に伝えて
セイレーンの歌を聴かせてあげるわ
一度聴いただけで夢中になるのよ
海が青く輝いたならそれが合図

やさしくしないであの頃の私は
恋に夢中になりすぎて何も見えなかっ ....
小さな靴の愛おしさを
ときおりこうして取り出してみる
小さな足はもう消えてしまったけれど

バーゲンセールは年々前倒しにやってくる
梅雨が明けてもいないうち
夏服には割引の赤いタグがつけら ....
悩むのは馬鹿らしいことだ

カッコワルイ大人を見れば

それが清々しいほど分かる

カッコワルイ大人たちにも

そんな役の立ちかたがある


感情でたくさんのことを失うのは損だ! ....
不器用なカラスも在るだろう
情け深いカラスも在るだろう

愛すべきカラスの在る
可能性を打ち払うがごとく
カラスという言葉の響きには
快さがない

こずるさ不潔さ忌々しさ

 ....
髪がのびた頃
くちびるから味はすっかりきえて
してきたことも
なかったみたいになった

鉢植えがたおれた
カーテンがゆれた
足も渇いて
でも
こんな色をしていたか
大勢集まってきたからって
花見に来たんじゃねえよ
人間を見に来たんだ

大声出して
カラオケとかいうんだって
酔っ払って歌っている声が
山の中腹まで聞こえてきて
でも 聞きに来たんじゃ ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
覚悟- 千波 一 ...自由詩314-7-5
雑用- DAICHI自由詩214-7-5
アマガエル- イナエ自由詩8*14-7-5
七夕とワンピース- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-5
わたしはどこで生きればいいの- 黒髪自由詩7+*14-7-5
瑞々しい心- 夏川ゆう自由詩214-7-5
ある日魚になった彼女- 永乃ゆち自由詩6*14-7-5
梅雨晴間- 月形半分 ...自由詩514-7-4
神様との会話- chiharu自由詩9*14-7-4
頭わるい男- Lucy自由詩16+*14-7-4
第一章として_恋- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-7-4
かたつむり- chiharu自由詩5*14-7-4
アマガエルー独身中- イナエ自由詩10+*14-7-4
私は負けるのが嫌い- 倉橋ゆい自由詩614-7-4
雨と鼻唄マーチ- 灰泥軽茶自由詩714-7-4
- はるな自由詩714-7-4
夏らしき日よ- ただのみ ...自由詩16*14-7-3
うかつな庭- 千波 一 ...自由詩414-7-3
風景- 梅昆布茶自由詩1114-7-3
夢を語るまばたきの数を数えている- 北大路京 ...自由詩314-7-3
転倒- いぬぐす自由詩1*14-7-3
救いの道- シホ.N自由詩114-7-3
QB- DAICHI自由詩214-7-3
文月の詩- たま自由詩14*14-7-3
セイレーンの歌- 未有花自由詩17*14-7-3
バーゲンセール- そらの珊 ...自由詩2014-7-3
清々しいウソ- 吉岡ペペ ...自由詩414-7-2
カラス- 千波 一 ...自由詩314-7-2
髪がのびた頃- はるな自由詩614-7-2
花見猿- イナエ自由詩7*14-7-2

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