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ハヤブサのような男が
上空から舞い降りた
「ここは千歳海岸か?」
「いえ、水谷団地ですけど」
「フン、ずいぶん目測がずれてしまったな」
「転移ゲートならあっちですけど」
「それには及 ....
夜中
叫ぶ蝉
かなしい程
我を嘆かない
例えばサイレン
そうして来る災禍
気付いていないのか
誰に聞かせたい?
誰を救いたい?
七年の歳月に
何を知った
痛むのは
何処だ
 ....
老いた人魚が打ち上がって紫の港 今日の肉体は
昨日の肉体より
確実に
死へ近づいているのに
今日の傷は
昨日の傷よりも
命をうたっている
ふしぎな
からくり

はがれていった
皮の下から
赤く湿った
細胞が ....
わたしの辿った
春を数えていただけの、
それだけで、よかったはずの
とおい春


わたしには
あとどれくらいの春がめぐるのだろう、と
なにげなく指を折り、数え始めた
そう ....
遠い昔の冬景色
吹雪いた白い彼方から
蒸気機関の汽笛音
ポッポーと遠く聞こます。
白い息を吐きながら
走行する機関車の車輪の音(ね)

今、眼の前の雪景色
儚く消え去る場違いな
音無 ....
              140310

絶対である!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に最強である
寄らば切るぞとコテツがニラム
睨むという行為には
勝つ ....
音楽は綺麗だ
詞はときに美しくない

映像は力強い
言葉だけでは非力すぎる

絵画は豊かだ
活字の並びは貧相だ

散文は直線的徒歩だ
詩は螺旋的舞踊だ



創造す ....
ジャングルジムのてっぺんに俺の子どもがいる
4月から小学生になる
逆光で子供の顔が消える
太陽の向こうにママとは別の女性を俺は想っている
子どもがジャンプして俺の胸に飛び込んでくる
なんて無 ....
線路沿いの黄色が日に日に

仲間を呼んで

背伸びをうんとして

集まって

つげる どうにも麗しい春

まるで園児たちの黄色の帽子のよう

元気だけを呼び覚ます

どうし ....
九官鳥の鳴き声知っているかい
真似しすぎて
とうとう自分の声を忘れてしまった
めすをよんでも相手にされない

そんな人も居たな
人まねしていて自分の姿を失った
そんな人になるには
白紙 ....
【修羅】

へいわ とか
あい とかが
こわれることは
いとも かんたん だ

 三年前の みぞうが
 かんたんだ わすれるな と きいてくる 
 あんなに頻繁に目にした ゛みぞう゛ ....
ゴジラになってどうするのと
聞かれたけれど応えずに
ゴジラになった
この足がほしかった
この腕力もほしかった
壊れてゆけ
ただそれだけを願い東京を歩く
おもしろいほどにあっけなく潰れてゆ ....
足元に広がるのは私の亡骸だ
あれもこれもそれもどれも私であったものだ
ひどく醜悪でそれでいてなんと切ないものか

打ち寄せる波が見えるかい
あれは血潮だ涙だ脳髄だ
小さくか細い声が聞こえる ....
玉ねぎを切っていた

パートの時間まであと少ししかなかった

カレーが煮立っている

そこに彼女はさらに玉ねぎをつき足そうとしていた

炊事場の小窓をあけて換気した

出掛けるまえ ....
赤い目をしたうさぎの耳に
月から
はぐれた言葉が落ちる
ので、
偽らざるをえないだろう
いつか
偽らざるをえないだろう

うさぎは白くて赤い目をしている
茶色や黒やまだら模様 ....
昨日までの自分が仰向けに倒れている
わたしを見つめて
ワタシが言う

「踏み拉き進んで行け
 過ぎ去ったものは階段だ
 額ずくな 口づけするな……」

そっと足をおろす 
枯葉を踏む ....
あなたの顏は時計のよう
ただ『今』を確かめたくて
     見つめてしまう

過ぎ去った時間 ……もう……
残された時間 ……もう……

いたたまれなくて目を逸らし
気がつけばまた
 ....
  首すじの まるい砂に
  あまい夢が 今日のしずくを落とす
  夕いろの、せまい、部屋のような瞳を
  ころがしてあなたは とかげの顔で笑う
  いつも 恋は速すぎるし、
  と ....
シッポを切って逃げる
簡単…でも必死

自発的な変化
エントロピーは常に増大する
生き延びるのだから場合の数は増える…
当たり前のこと

こわい夢/現実から
すんでのところで逃げ出せ ....
何も決めずに
何の情報も頭に入れず
君と気ままなドライブ

初めて通る道はワクワクする
この先に何があるのか想像して

あまり有名ではない場所
有名な場所へ行くより
新しい何かに出逢 ....
言葉が実らないまま葉を落とした樹を
じっと立ち尽くして眺めていた
夕日が心を刺すかのように沈んでゆく

会いたい
、出かかったため息すら失い気味に
ひたすらに泣いている自分に気がついていた ....
大地に根付いた気持ち
風が吹いても揺るがない
ただその花は静かに
プロペラのぺタルを
廻しはじめる
プログラミングの春
訪れる僅かの誤差
神々との約束は
更新されていく
色の匂い
目ェ凝らすと
吹雪のなかサ
色んた色した人たちが
手ェあげておどってらった

赤ェの青白ェの、黄色いの
さまざまな手やら足が
終わりの雪のなか
ヒラリヒラリとおどってらった

あぁ ....
ぶれる せかいが ぶれる

霊を屠る

イテレータ

微細な世界の襞を味わう

苦しいと思う御霊は永劫の輪廻に音を立てて轢かれる

感じられる全ては仮そめのものでしかなく、そ ....
マルチバースのビッグバンが重なって
わたしたちは消える

一瞬だけ
消える先が見える

光が影になってる
それから、それから
草木萌動
そうもくめばえいずる


厳しい季節を越えて
蓄えられてきた力が
和らぎ始めた光と風の中へ
堪え切れずにはみ出す

樹皮を突き破って
凍土を持ち上げて
命のベクトル ....
 1

目を瞑って
灰の砂漠を
食べていると 
こころは徐々に
ひからびて 
ちっぽけな
雲塊になって 
コトコト笑う
鳥の頭蓋に
埋め込まれる 

鳥のくさめ
いや、くし ....
鳥の姿の失せた空には
鳥のかたちの欠落がある

影が消え
言葉は失われても
羽ばたいてゆく記憶が
風車をまわす

失われた鳥の形の
風が舞う


私は
声を出せるだろうか
 ....
息ができなくなるような気がした

心臓がおかしくなるような気がした

痛みはないのにそんな予感に不安になった

だから夜中車を走らせて救急にいった

なにも異変は現れていないから

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕焼け- mizunomadoka自由詩314-3-11
サイレント- 銀猫自由詩8*14-3-11
老いた人魚が打ち上がって紫の港- 北大路京 ...自由詩714-3-11
- そらの珊 ...自由詩11*14-3-11
在庫- 千波 一 ...自由詩314-3-11
雪・松戸- ……とあ ...自由詩9*14-3-11
郵便局- あおば自由詩4*14-3-10
想像的創造- シホ.N自由詩214-3-10
長光橋公園- 馬野ミキ自由詩414-3-10
春の子供- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-3-10
Who_are_you_?_- イナエ自由詩14*14-3-10
修羅- るるりら自由詩18*14-3-10
ゴジラ- もっぷ自由詩9*14-3-10
波打ち際にて- 三上あず自由詩514-3-9
昼過ぎの真須美- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-9
つばさが消えない- 千波 一 ...自由詩414-3-9
踏絵- ただのみ ...自由詩20*14-3-9
あなたの顔は- ただのみ ...自由詩12*14-3-8
あまいゆめ- 草野春心自由詩814-3-8
トカゲ- 藤原絵理 ...自由詩6*14-3-8
気ままなドライブ- 夏川ゆう自由詩114-3-8
夕日は- もっぷ自由詩10*14-3-8
SPRING_WHEEL- 和田カマ ...自由詩3*14-3-8
春の祭- フユナ自由詩19*14-3-8
鏡像- 2012自由詩114-3-7
光の夜- mizunomadoka自由詩214-3-7
草木萌動- nonya自由詩20*14-3-7
遠く暗い街- 壮佑自由詩20*14-3-7
鳥の影- Lucy自由詩26*14-3-7
死にたくないのか- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-7

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