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大好きだよ

なみだの古里

もう離ればなれ

表面的でもいい

過去形だけど

大好きだよ


増殖していく

あのひとが

あのひとに

僕は敗北した

 ....
ユキがフッた!
アタリつもって
デンシャ止まって
カイシャ困った
ユキにフラれた
つもりで当たって
あわれ荒れアレ
おわる恋かな
風吹くママに
ユキは降り降り
フリフリチラリ
シ ....
吹雪いていたその日
子供のころは犬になって走り回ってた
溶けかけた雪膝が骨を出しては
小さく苦笑い
だんだんと汗を拭い
だるまもう少し頑張れ
頑張れと強く息を吐き
雪が降る雨になる ....
まだ蕾とも見えない 小さな突起の
春を待っていた梅の枝は 雪の重みに折れる
うららかな鳥の声を聞くこともなく
清冽な香を漂わせることもなく


淀みに映った空は 日に日に冷たく
緩や ....
誰だプールにピラニア放ったの

俺の金魚が喰われちまってる

金魚のハナコが喰われちまってる
風を読もうとして
青空の中に人差指を立てた
風上から風下へ
紙飛行機は滑っていった

時を堰き止めたくて
夕焼けの中で小指を絡めた
川上から川下へ
笹舟は忘れ去られた

水面に ....
          【燃える一週間】

          大切な行事のための火は尊いけれど
          大事に至ってしまった火もまた うるわしい
          漆黒の空に 炎の ....
静止していない観覧車
鉄骨の隙間からまばゆい光景が届く
夕日に包まれ 光輝く建造物
流線型の美しさを再認識させてくれる
渚における砂と海水の攻防
自然の移ろいに身を任す

広い隙のない部 ....
初恋って初めて人を好きになる、
人生でたった一度だけの恋だと思っていた。

でも、違うんだね。

恋の相手が変われば、
またその恋は初恋になる。

今まで好きだと思ってい ....
え〜国民の皆様が期待したとおり
今度の予算委員会ではオウムが質問に対してちゃんと答弁するらしいね
見事な関西弁で詩を朗読してはネットワークを驚嘆させた
三色に辛子色の毛帽子を被るあの密航鳥 ....
カレーやシチューのなかの、
人参を退けるように、
誰もこの胸のなかの、
核心に触れてはくれない。
鋭い針は持っている筈なのに、
射し込む場所を間違えている。
それはそう、
嘗てのあの人も ....
静かに静かに降る雪が

埋め尽くしてゆく

なにもかも




街も

空も

心も




全てが純白のヴェールをまとい

しなやかに

ひっそりと

 ....
桜の木が並んでいる
一月なので花びらはない
部屋に花火がある
一月なので使う気はない

刺身や納豆が美味しい季節
殆ど部屋にいる僕は寒くない
君のことはもう思わなくなった
君のことはも ....
宵闇 白い息
ナトリウムランプの
並木道

ぼんやり明るい
冬の道

人や車のはけた道を
猫の影だけが
ゆっくり横切る

いいなあ

ランプの精が
炎をジャッグルしながら
 ....
わけのわからないことを口にして
君を本気で困らせたならごめんね
群れた羊の子が垂れた乳首から甘い汁を吸い込む
鋭い目つきの梟が二番めの枝からそれを見てる
長い夜を耐え偲ぶには手触りが欲 ....
       160118

穏やかな波がマリモを育てる
丸くなるのはなんででしょうと
ワカナさんは研究している
マリモの動きを見ていると
ぐるぐると回転しているのです
その場で回転する ....
しんと凍る大気の中
思わず足を止めた

鮮やかな赤い実は
雪ウサギの目

誰が作ったのだろう
儚げで美しいものだな

いつか溶けることも知らずに
可愛らしく私を見つめている 
手のひらの奥から、
沸き立つ海の声は、
私の睫毛を掠めながら、
空に向かい飛んでいく。

私は罪という罪を、
毎日犯している。
誰もが罪と認めないことでも、
私のなかでは ....
これは若さ故の、
若気の至りというか

最終電車が無くなっても
チャリンコで飛ばせば
簡単に会いにいけるんじゃないか

とか

むしろ真夜中でも
ひたすら願っていれば
夢 ....
虹色の配列をよく覚えていないのと同じように

震災後のインフラの復旧の順番が思い出せない

トムソーヤならどう思うのだろう

のび太くんならどう思うのだろう

配列や順番なんか忘れてし ....
探して歩きまわっても
見つからない
昨日まではあったはず
何がいけなかったのか

「前に進めない」
目をこらしてみても
うっすらとしか見えない
手をのばしてもつかめない

どこにい ....
尖った月を見上げて
寒さに首をすくめた

枯れた街路樹の枝のスキマから
冬の夜空が広がる

凍った街灯がぼんやり
あなたの影を映す

鋭い月を背負って
あなた怪物みたい

優し ....
優しさゆえに
幸せになれない気がした人は


優しさゆえに
「幸せやで」って笑う
朝にはりついた夜はかわいて
とかげみたいにちいさく息をしていた
バターひとかけら食べさせてやる
もうおそいのだ、 外は朝で
朝がきたからにはまた夜まで待たなければならないし
夜がきてしま ....
あなたが描いた絵を見た瞬間私は気がついた。
私は確かに、
あなたの側にいると。
緑や黄や、青や白で描かれた、
あなたの景色は、
私をいつかいた懐かしいあの場所に
連れていってくれる。
 ....
雨上がりの石畳
俯いて影を追う
ぽっかりと空いたマンホール
rururuu……………
…傷ついた壁の跡

君は言葉を亡くし
剥がされた黒い天幕(ベール)
セーヌを ....
かなりあ
    作詞 西條八十 作曲 成田為三
    「唄を忘れたカナリア」から


訪わない
かなりあは
もう唄わない
あとは捨てられるまでを
生きる

眠る瞳で
唄って ....
たなごころにスマホ
便利な無力感が軽すぎる朝

瞳に飛びこむ首のない鳩
飛沫で君の顔はぐしょぐしょになる

また一人死んだ
霧雨が沈黙を湿らせて

僕らが知っていることは
きっと一 ....
あなたが側にいるから
笑顔で過ごせる
どんな時もポジティブになれる

本当の私を受け入れてくれた
心と心の繋がりが完成している

出逢ったあの頃が眩しく光る
夏だけど涼しい ....
三百六十五日/ー(マイナス)と斜線で消してみる
貼り付いたままのカレンダー
ずっと迷っていたから めくるのをあきらめていたんだ
いつまでもきみのこと 忘れられないから
前に進めなか ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なみだの古里- 吉岡ペペ ...自由詩516-1-20
フラれ歌- ただのみ ...自由詩10*16-1-20
だるま寒い中ごくろうさま- アラガイ ...自由詩9*16-1-20
冬の香- 藤原絵理 ...自由詩616-1-19
※誰だプールにピラニア放ったの- 北大路京 ...自由詩8+16-1-19
- nonya自由詩18*16-1-19
永久凍土が燃えている- るるりら自由詩616-1-19
贈与- 小川麻由 ...自由詩1*16-1-19
初恋- chiharu自由詩3*16-1-19
どうやら調整しました- アラガイ ...自由詩3*16-1-19
- あおい満 ...自由詩216-1-18
未知数- 椎名自由詩216-1-18
一月の心- 陽向∮自由詩7*16-1-18
幻想坂- ガト自由詩5*16-1-18
ふしだらな体温計- アラガイ ...自由詩7*16-1-18
アップライトピアノコンサート- あおば自由詩5*16-1-18
雪うさぎ- ガト自由詩5*16-1-18
海の声- あおい満 ...自由詩6*16-1-17
燦々たる爆走- 瑞海自由詩5*16-1-17
虹色の配列- 吉岡ペペ ...自由詩716-1-17
どこにいった- 陽向∮自由詩5*16-1-17
かいぶつ- ガト自由詩9*16-1-17
思いやり- ガト自由詩4*16-1-17
バター- はるな自由詩916-1-17
巡礼- あおい満 ...自由詩916-1-17
伝えられなかった想い- アラガイ ...自由詩8*16-1-16
かなりあ(他_三篇)- 乾 加津 ...自由詩3*16-1-16
現実という嘘つき- ただのみ ...自由詩15*16-1-16
好きだよ、ずっと- 夏川ゆう自由詩316-1-16
孤独(ひとり)では抱えきれない- アラガイ ...自由詩3*16-1-16

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