すべてのおすすめ
終日への覚悟
月輪はかわらずに美しくも
みだれ滲む余韻は
あなたへのyellなのです

聖めの静寂は
それでも意気揚々とする
魂への讃美歌

生ききるのは
姿かたちではなく
嘘をついているつもりじゃない
都合のいい部分だけを繋ぎ合わせたら
彼女の話になる 騙すつもりじゃないのに
暖かくて居心地のいい 四角い部屋


田舎の家に帰りたい
思いは増殖して 連 ....
あたたかににきらめく 光の雲が真下に流れ 金の流砂がせせらぐ 運河を眺めていた
いつからここに居るのか 忘れてしまうほどの長い月日を 星に結わえて 数えてきた

「冒険をして来たよ」

いく ....
横浜・野毛の老舗「村田屋」の座敷にて
鰯丼の傍らに、置いた
味噌汁の真ん中に
豆腐がひとつ、浮いている

(天井のらんぷを、小さく映し)

澱んだ味噌汁の、只中に
くっきりと、立体的に ....
私の中に生まれた
この変な気持ちを溶かした
私の水を飲め

薄紫色の
少し甘い水は
一度飲めば
麻薬のようで

きっと君は染まるでしょう
きっと私も染めるでしょう

不確か ....
ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


寄せては返す
奪ったら返してくれない
怨んでもシオマネキ
黙ったら塩辛い


ザザ ンブ ララ ア
ルル ルウ ザンブ


 ....
繋いでくれた優しい手に
愛してると伝えたいから
灯りをひろげ願う笑顔に
ありがとうと伝えたいから
lalala〜と一緒に踊るように謳いたいから
二十億光年の輝きに
希望がほしいな


 ....
山吹けるスタンドでホットな珈琲
あチラとこチラをつなぐ糸
見えない電話線巻きつけて
飛行機見つけたって指さす右手
フッと笑うニッと笑う
思った通りの人だったから
ホッとしたスッとした
待 ....
  

おとうさん
あとどのくらい
私は生きるのでしょうか
あなたの
居ない世界に

あなたのことなど
ほとんど忘れて
生きてきた年月

これ以上なにが
見えてくるのか
知 ....
眠気に包まれた祈りが煙の海を泳いでいる
硝子越しに並んだ雑誌の女たち

未だ馴れない携帯メール
     たどたどしい指先

男性誌と女性誌では
同じ美人でも漂う匂いが違っている
雄と ....
敵を射ぬく弓と矢、そして強靭な 弦
それは凛々しく張られた頑なな 強い意思
どんなに強く張られた弦でも 名手にかかれば 引き伸ばされ
心身一体となって 矢を放ち的を射ぬく

人を酔わ ....
アラウンド

舞い散った桜の花びらは
行き交う人込みの足元に降り積もって
ぐちゃぐちゃに踏んづけられて
きっとその内忘れ去られるんだろう
いつかの四月に嘘をついた
大馬鹿者は無理だと笑わ ....
あかぎれの手にココロの傷んでる部分撫でられている 愛しています

さくら旅行

さむざむしい

白とピンクと水色とグレー

ひらひらひらひら

楽しいことが舞い落ちる

ぺたんぺたんと道路にその跡

ときにはとまどい

 ....
暖かさを知らせる桜
春の深まりがそこにある

暖かい午後のひととき
時折吹く風も暖かい

桜が咲く時期
ピンクがかった日常が
幸せ気分を増幅させる

見るもの全てが楽しく見える
 ....
背枕を省みては どんよりと重く
降りそうで降れない燃える蝋の雲
瀕死の猫が
)はあはあと
くふくふと 、来
血(らいち)に染まれば息は幽すかな断脈
もたれることもなく
 ....
  きみに
  話しかけることができない
  脈をうつこめかみに手をふれて
  ひとつめの言葉をさがしているのに
  どうしても話しかけることができない
  うまれて初めての夜がきた ....
山つつじの花が
ぷっくりぷっくり
つぼみをたくさん
春の風が嬉しくて
絵具で描いたみたい
彩る奏でる春の唄

私にもたくさんの
つぼみがあって
ゆらゆらと今か今かと
心が踊り華やぐ ....
命日には 花が咲き始める
あの時のまま 時間は止まっている
部屋は汚れ果てた 誰も来なくなったから
すべてが汚らしく見えて 手ばかり洗っている


不安の海は時化て 人魚は深い水底へ
押 ....
ごめんね、は
狡い

甘くて
とても
狡い

ごめんね、は
優しい

冷たくて
だけど
優しい

ごめんね、と
涙を流す
わたしは
狡い

ごめんね、を
受け止 ....
みずからの
水だけで
果実がジャムになる
という方角を
みつめている
わたしという誰か
くつくつと
やがて
ぐつぐつと
そうして
やがて
なにも言わなくなる
鍋だけが焦げてゆく ....
ドロップキック届かずそのまま冬眠 その華
可憐にて強かであり
根強く我が地に生え
心無いものが散布する除草剤にも耐え
踏みつけにも負けず

この地
我が血より
出でし文明の華よ

その華我が心を豊かにし
その華我 ....
私は自分の体温を知らない。
もし、精神の熱があるなら
暖炉の闇に、火をくべて
――私の熱は昇るだろう。

日常の36°5を演じる
仮面に隠れた炎を燃やし
私は私に、火をくべて
――自ら ....
特別に購入した特急券が

財布の中でひときわ目立っている。

朝日を浴びて飲む栄養ドリンクが

ラストスパートの合図にも聞こえ

一周する秒針に最後の一枚を託す。

外では帰省客が ....
僕の歩速はアンダンテ
歩幅はきみを抱きしめるときの喜び

世界はストーンサークル
星の影を測る物差し

僕の耳はユーフォニューム
B♭で風の音を聴く貝殻

きみは狂った時計が時を刻む ....
春になると
淋しい木々の先に
白木蓮の{ルビ灯=あかり}が点る

ほんのりと明るい白い花は
どんよりした心を照らしてくれるようで
ほっと心が温かくなる

こんなふうに心が晴れない日は特 ....
平行線がモニターに表れて

力の抜けた父の身体は

関節を失った人形のように

母の腕の中で横たわる。

(星がいつもより余計に輝いて、ファミリーワゴンの屋根が強く反射していた。)
 ....
客席の端に座り

マイクの前に立つ声を聞きながら

抱きしめられない寂しさでうつむいている。

「去年の今頃は、あなたのことを知らなかった・・・・。」

聞き馴れた音楽が流れ

そ ....
ことしも
その桜は咲いているだろう
スギ花粉の舞う山ふかく
退屈すぎる美しさで
たぶん

風は吹いているだろう
雲も流れているだろう

乾杯もなく
贈ることばもなく
記念撮影もな ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月輪- 黒木アン自由詩615-4-6
まことしやかな嘘- 藤原絵理 ...自由詩415-4-5
星の船から見る夢は- クロヱ自由詩2*15-4-5
夕餉の匂い- 服部 剛自由詩515-4-5
私の水を飲め- 瑞海自由詩3*15-4-5
波打際- nonya自由詩17*15-4-5
祈り- 黒木アン自由詩515-4-5
出口はこちら/即興ゴルコンダ(仮)時間外.25- こうだた ...自由詩3*15-4-5
満月- Lucy自由詩12*15-4-5
晴れの日にブルース- ただのみ ...自由詩18*15-4-4
目覚めゆく魂- 為平 澪自由詩11*15-4-4
アラウンド- itukamitanij ...自由詩4*15-4-4
あかぎれの手にココロの傷んでる部分撫でられている- 北大路京 ...自由詩515-4-4
さくら旅行- 吉岡ペペ ...自由詩115-4-4
桜が咲く時期- 夏川ゆう自由詩115-4-4
四月の赤い夜- アラガイ ...自由詩9*15-4-4
話しかけることができない- 草野春心自由詩615-4-3
山つつじ- 灰泥軽茶自由詩515-4-3
花の色は- 藤原絵理 ...自由詩815-4-3
ごめんね- 小原あき自由詩8*15-4-3
ジオラマ- そらの珊 ...自由詩15*15-4-3
ドロップキック届かずそのまま冬眠- 北大路京 ...自由詩315-4-3
文明の華開く- 日々野い ...自由詩215-4-3
- 服部 剛自由詩415-4-2
朝もや。- 梓ゆい自由詩215-4-2
アンダンテ- 梅昆布茶自由詩15*15-4-2
白木蓮の灯(あかり)- 未有花自由詩12*15-4-2
夜の吐息。- 梓ゆい自由詩315-4-2
ポエトリー・リーディング。- 梓ゆい自由詩315-4-2
さみしい桜- yo-yo自由詩5*15-4-2

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