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帰宅の
駅のざわめきに
隠されて降りつづける
夕立
だれも見つけることができない(のは
だれもが濡れて
まばゆい、構内の
あしもとから順に深海になって

快速電車が文字の編み目を ....
鏡に映った
昨日より
一日分白さの増した生え際を見て
思い出す
巧妙に細工された嘘が
ゆっくりと正体を現すように
染めた髪がもとの白い色に戻る

白髪は中学生の時から
生えていたよう ....
道路を歩いていると
クワガタが一匹転がっていた
手のひらに乗せて眺めると
綺麗な姿は無駄がなく音もなく
生きているのか死んでいるのかわからないので
こつこつ指先で叩いてみると

ギザギザ ....
石で打たれるような
犬に追い立てられるような悲しさに
居ても立ってもいられなく
ただただ早く帰りたかった
日没に向ってひたすら走り続けた


貝のように固く握りしめている
決して手放し ....
夜がながれております
黒です

いっぽんの
さむざむとした白が
なぶられるように揉まれております
黒です

それ以上のことが
なにか目の前でおころうとしているのに
ただたちつく ....
文字が空から降ってくる
あられみたいに降ってくる
だけど地面は乾いたままで
溶けることなく積み重なる
文字、文字、文字、文字…

文字が空から降ってくる
僕らの周りに降ってくる
それは ....
わたしは
時々
星になる
星になって
{ルビ盲=めしい}の
黒蜥蜴の歩む道を
照らしたいと思う

わたしは
時々
風になる
風になって
見えないけれど
触れることを
証明し ....
{画像=120705001029.jpg}



小さい頃の僕は
捜している物はいつも
手の届くところにあって
幸せだった


それが一段背が伸びた頃から
少しづつ遠くなった で ....
電気のスイッチを

パチンと点けて

パチンと消す

そんな毎日に

満ち足りた深呼吸をする時もあれば

ぽっかりと空いた口から

息を吐き出すだけの時もあり

今日も
 ....
向こうの空で飛翔している

麦わら帽子

風に飛ばされているのか

生き物のようだ

溢れ出てくる感情

幼い頃の私は

その優しさは自分を守り

相手を守っているつもりだ ....
春が来るたびに
色が褪せて行った
女はテーブルに きいちのぬりえ を開き
サクラクレパスで塗って行く

夏が来るたびに
心が剥がれて行った
何ひとつ帰り来ぬ家の 何ひとつ得られぬ部屋で
 ....
それは視聴覚室で。


理科実験室で。


密かに温めた恋でした。


けれど卒業は


総てを拭い去ってゆき


思い出も


交わした言葉たちさ ....
空想妄想現実逃避。


分かってるんだ。


あの人が私を好きになるなんて


1%の可能性もない事。


でもやめられない。


夜毎あの人を想って泣くんだ。
 ....
花柄のおしめ
              120703


予報1時間雨量65ミリもなんのその
がらがらとかーちゃんが洗濯機を回す音がして
束の間の休戦が破られたと知り
たちまち575の ....
僕は病気にかかったんだ

君のほっぺに
照れながらキスした
あの日から


病名は?
強いて言うなら
「幸せ病」かな

明日は期末試験だって言うのに
数式は頭からこ ....
生きる理由を探して 世界を見回してみても
目に映るのは 影ばかり
闇の中に暮らし続けてきた君の目は
眩しすぎる光を浴びて めくらも同然

穴倉から這い出して
看板に書かれたルールを読もうと ....
向き合った途端、一瞬たじろいでしまった
あまりにも真っ直ぐに見つめられて
ファインダー越しに覗いた
淡いピンクの大輪


千重咲きの奥に守られている花芯は
何か語りた気に
唇をうすくほ ....
「「 牛丼の並、コールスロー付で・・・

「「 はい、A定 一つはいります


時はしらずに 十四年をかさね
昔とすこしも変わらぬ オレンジの看板

丸いスツールにすわり
空 ....
小川のような楽譜を背泳ぎして
フルートを手にする君
瞳を閉じた音色は
君の夢をまさぐって青い湖に案内する
歌詞はそこで一隻のボート
僕は向かう方向に背を向けて
ひたすら歌いながら漕ぐ
 ....
俺は莫迦話をしたい
とても大変な時期に莫迦話をしたい
とにかく莫迦話をしたい

切迫感の中で莫迦話をしたい
どんなに偉そうなことを言っても自分のことしか話せない人と莫迦話をしたい
他人のこ ....
ざーざー雨の日曜日
レインブーツは水のたま
ぼくはしっかりにぎられる
柄の先からつめたくしたたっても

しとしとぽたん月曜日
こつこつと歩く・先をつく
ぼくはしっかりにぎられる
お ....
そこまで行きたいのなら
ボートを編んでおいで
おもいきり細く
しなるような枝で

祈りはきっと
どこへも届かないだろう
願いはきっと
どこへも結ばれないだろう
それでもそこまで行 ....
雨の糸
紡いで布を織る

星の子
風邪を引かぬように

七夕
願い事を書いた短冊

白紙の未来
ペン先がじっとみつめている

願い事
人の数だけあるのだろうけど
根っこのと ....
ほんとうの とか
にちじょう
とか

うそ


ふくめて


ぜんぶ 愛したら
裏返って照れちゃって

それで
泣いてしまうのかな





泣きながら頬 ....
虹の画家の回顧展を見に行った

虹のグラデーションで染め上がられた
フォルムの絵ばかりが流布していて

そんな絵しか描いていない
と思っていたから
異形のフォルムを纏った
怪物のような ....
おぼろ月夜の 帰り道
家の鍵束を頭上に放って 銀のきらめきを掴みとる
幸せってやつも こんな風に掴み取れればいいのに
冷ややかな街灯が そんな姿をあざ笑う
屑同然の値札が付けられた 役立たずの ....
扇風機の前で
アイスキャンディを片手に
あああと言う
気まぐれ
その振動する声が
遠い青空の積乱雲を
かすかに
揺らす



しあわせな抜殻が
あちこちで彫像となっていて
 ....
ふさぎこんでる君
まだ決心がつかないのかい
君の瞳もカラダも嘘をつかない
カーテンを開いて
暑い太陽浴びたなら
クラクラする外へ飛び出そうぜ
虹色に染められた君は
まるでビーナスみたいに ....
たった
ここからここまでのどこにでも
どこからでも
たった
ここからここまでで
どれだけでも
どこまででも
梅雨の晴れ間を見つけたら

迷わずそこに走っていこう

雨の季節は確かに素敵だけど

この晴れがとっても素敵だって分かるから


ないものねだりは人の常

他人の芝は何色 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家路- 伊月りさ自由詩7*12-7-5
真白髪- そらの珊 ...自由詩13*12-7-5
雨の跡- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-5
空っぽの手のひら- ただのみ ...自由詩21*12-7-5
反転- はるな自由詩212-7-4
文字が空から降ってくる- まーつん自由詩13*12-7-4
7月のNobody/Something- そらの珊 ...自由詩19*12-7-4
想像の手を伸ばして_/_ _それは繋がって行く- beebee自由詩29*12-7-4
スイッチ- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
麦わら帽子- 灰泥軽茶自由詩5*12-7-4
ぬり絵する女- salco自由詩12*12-7-3
視聴覚室で。- 永乃ゆち自由詩3*12-7-3
空想妄想現実逃避。- 永乃ゆち自由詩4*12-7-3
花柄のおしめ- あおば自由詩6*12-7-3
幸せ病- ジュリエ ...自由詩212-7-2
穴倉から這い出して- まーつん自由詩412-7-2
乙女椿- 渡 ひろ ...自由詩24*12-7-2
つづきのない山女(やまめ)の話- 月乃助自由詩10*12-7-2
- 乱太郎自由詩24*12-7-2
ばかっぱなし- ……とあ ...自由詩11*12-7-2
傘のこい人- 唐草フウ自由詩10*12-7-2
ボート- はるな自由詩312-7-2
ささやさや- そらの珊 ...自由詩24*12-7-2
告白- 佐藤伊織自由詩312-7-2
虹だけじゃない- kauz ...自由詩6*12-7-1
銀の鍵束- まーつん自由詩5*12-7-1
隠れ鬼- つむ自由詩2*12-7-1
君にアドバイス- 黒髪自由詩112-7-1
鍵盤- 美砂自由詩6*12-7-1
七月の雨は- ささやま ...自由詩4*12-7-1

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