すべてのおすすめ
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
青空と強く降り注ぐ陽射しの中
パラパラと降りだした雨粒
光を纏って輝き出せば
空に虹がかかり
ぽろんぽろんと鍵盤が弾みだす

夢とも現実ともとれない世界
その風景を残そうと
携帯にメモ ....
秋の夜長が静かにこちらへ歩を進めている
もう虫が鳴いている
昼間の入道雲が萎んでしまえば
いそいそと秋が町のあちらこちらに姿を見せる

ところがどうだろう
私はまだ秋の準備ができていない
 ....
{引用=



ふいに落ちてくるのは声
ねむりを破る声

とどまることなく走りつづける
でんしゃのなかを
でんしゃと同じ速度で疾走する男がいて
疾走する男のその努力をもし徒労という ....
田舎にいた頃はヘルメットかぶって自転車を


 ....
胸に彫刻刀をあてて
誰が家紋など彫ろうとするのか

いづれ君は
かどをヤスリで削って
私は誰でしょう、なんて
笑って(泣いて)

それでも
叩いた音の響きで
君はすぐに見つかっ ....
地下を網の目のように張り巡らさせていく根茎の成長
時々ぽこりとその緑は地下から突き抜ける

だが決して緑が中心になるというわけではない
中心がないという事は周辺がないという事だ
縦ではなく横 ....
電車でゆらり
何処まで行くの

何処でもいいや
遠い旅路と一秒の紡ぎ

変わる景色は目まぐるしい
変わらない景色は懐かしい

電車でゆらり
運んで行くの
チリンリン、と揺らめく風鈴
遊び場の向こう側は忙しなく
夢から覚めてしまったような淡い切なさが

心ここに在らずと渦巻いた

雲は黒く立ち往生
夕立は期待はずれ、流れ落ちた蜃気楼は
次 ....
テッポウユリではないのです
夏の終わり
花期をたがえて
今頃に咲く白い花

例えばアカザやブタクサ
夏草でいっぱいの四角い空き地の真ん中に
丈高く唐突にすくっと一本だけ
そんなのがタカ ....
口の端が自然と上がり、口の周りから気泡がぐるぐる海面へ
ある想いを瞼の裏に隠したら、
このまま、さぁ、目をつぶってあるきだす

幻想のゲームをおもいつき、途中で海底の砂を手につかむ
 ....
わたしは弱い
飛ぶことに疲れた6日目の蝉のように弱い


アスファルトで蝉は微かに息をしている
罪の無い少年たちが地面に転がる蝉の腹を踏みつける
痛い
痛いので呻く
少年たちは面白がっ ....
向日葵の匂い
















炎の匂い ....
町には、
都会の路傍の実を摘み
ジャムを作る女もいるのです。

黒く指をそめながら、
けして与えられるものでも
買うものでもなく
何かを知るために。

立ち枯れる花たちが、
夏色を ....
砂浜から間抜けた様子で眺めていました

流されないように飲まれれば良いよ
と貴方は仰いましたね

空の上から耳を打たれた人人は
履歴書を埋める作業が大好物で
細細と癖のある字で書き込みま ....
あの夏にいたあのこは、

目眩の見せた幻。

輪郭のない蜃気楼。

茹だる午睡の短い夢。



もう会えないけど、それでいいの。

私大人になったから。
小さい頃
マンションの庭で
四つ葉のクローバーを探した
何であんなに幸せを見つけたがったんだろう

あの頃と、大して変わってないのだ
もう20年近く経つけれど
昨日のことのように、昔の情 ....
枯渇した心に君が
ゆっくりとアイをカタムケタ


ゆらゆらと満たされ
ふらふらとたゆたう
僕は海月にでもなったようだ
柔らかく
震えてもっと
君に触れてほしい



皮と ....
302号室の独身男がビデオデッキのスイッチを入れる頃
122号室の主婦は子供を寝かしつけてビールを飲む
209号室の小説家志望は10本目の煙草に火をつけて
501号室のOLは地元の彼に電話で愚痴 ....
紫陽花

夏散らす 指を染めるは花の青 後ろ姿に残すまぼろし






白い朝 洗面台を伝う水 ブラックホールでさようなら




時雨

安定を保つだけ 唯そ ....
さわやかな朝がくるという
きみには今日も
軋む熱を孕んだ、
ささやかな風が吹くらしい

天気予報でわたしは
いつも気圧配置を気にしながら
かあさんがおしえてくれた、
谷、と
 ....
死んだ魚の目
波打つことのない中心

辛いと言ったら嘘になる
楽しいといっても嘘になる

所詮は半端者
変わらない毎日が過ぎてゆくだけ
ときどき不意に我にかえりながら
口角を上げる
夏空からのさそいは、
手にあまる 光りの束

私は私が赤く錆びてしまわないように
少しばかりいばった母親の顔になって
子供達の好きなパンを焼く
summer’s kitchen

女の ....
あのこはタバコ辞めたのかな

一緒にタバコ吸ったこと
時々思い出したりするのかな

灰皿がないあの部屋
もう辞めたのかな
植物にも悪いしね

すすめられて もぐりこんだ布団の中は
 ....
 
 
窓ガラスに
幼い指紋がついていた
指紋をめくると
それは昔の日記帳だった
歩道橋で終わっていた
日記の続きを書くために
歩道橋を最後まで渡り
階段を下りた
まだ小学生で
 ....
セーブポイントがないから




ダンジョンの最深部で極上の宝物抱えて






持ち帰れずに死んでゆく






 ....
男から見て女はコント








お笑いだぜマジで言ってんのかよ?



 ....
海に生まれながら
潮音から逃れようとするものたちが、
水を去る夏

鯨たちが死んでいく
うみべ
―●―●―●―●―

どこかからやってくる それは、
凄烈な怒りの かたまりのように追 ....
白く 夏が終わりはじめている

僕らのいるこの部屋も

白い宙になかば浮いたカプセルみたいだ

窓の遠くから

世界の破片で遊ぶ子どもたちの声が

聞こえる

その声もなんだか ....
俺がホームセンターの850円の丁稚だった頃


 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2
夢の続きを- ミツバチ自由詩9*10-9-2
夏なつかしく秋になく- 木屋 亞 ...自由詩4*10-9-2
でんしゃのなかにふる雨は声かもしれない恋かもしれない- 石川敬大自由詩1810-9-1
H22.9.1_重要度・やや高_要ケア_- TAT自由詩2*10-9-1
セロファン- 瑠王自由詩6*10-9-1
横の繋がり- 小川麻由 ...自由詩3*10-9-1
ワールドトレイン- 秋助自由詩2*10-9-1
夏の終わり- 中原 那 ...自由詩810-9-1
たかさごゆり- 小池房枝自由詩7*10-8-31
一握りの砂時計- 鈴木 西 ...自由詩110-8-31
鳴かぬ蝉- 伊織自由詩410-8-31
バイトを喰っちゃった、、、- TAT自由詩2+*10-8-30
Blackberry- 月乃助自由詩14*10-8-30
たのしみいろのうみ- りこ自由詩5*10-8-28
あの夏- 小鳥自由詩210-8-28
幼い情景- れもん自由詩510-8-27
「だからもっと愛して」と僕は謂う- 瑠音自由詩210-8-25
コーポ宇宙船- haniwa自由詩410-8-24
淡色物- 青井とり自由詩210-8-23
いつもの天気- あぐり自由詩4*10-8-22
半端者- ゆず自由詩1*10-8-21
さくらんぼ- 月乃助自由詩14*10-8-21
no_smoking,_my_friend.- れもん自由詩110-8-20
エリーゼのために- たもつ自由詩2510-8-19
さらりーまんが_あらわれた!- TAT自由詩4*10-8-18
男も女も極論すればSEXする以外の生きる意味なんて持っちゃな ...- TAT自由詩1+*10-8-16
くじらの浜- 月乃助自由詩13*10-8-15
31.5℃- 塔野夏子自由詩5*10-8-15
歌舞伎町の女王- TAT自由詩1+*10-8-15

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