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詩人たちはとしをとって
もうあまりうたわなくなった
すばらしいいくつもの詩集はとじられたまま
本棚にじっとすわっていた
それからもまた時間がたって
詩人たちはますます黙したまま
だんだ ....
あの日からずっと、
空のゆくえを探している。
鏡のまえで
呪文のように
六文字を唱えただけで
空 ....
     きらきらと
     ひかる星たちかくしもち
     きみは泣く
     ちからのかぎり
     きみは泣く
     まっすぐに
     ひたむきに
     た ....
フリーマーケットにはまさかフリーダムは売ってはいないが
団地の夏祭りのフリマに無職の37歳
嫁に食わしてもらっている松岡君と出店することにした

家に眠っている書籍が主体で
売り上げの半分は ....
この乾き。夏の、
とっくに過ぎ去った逃げ水が
ひとり影法師を探す
刻印のある手紙についておもう

頭痛が呼び覚ます記憶
思い出すことも忘れることも
間違いのように、車窓の
 ....
誰も言わなかったことがある。
私を食べたいと。
けれどもあの、
煙草で黄ばんだ刃は
少しずつ私の頭に浸透した。
そうして私に似合わな ....
股関節にくるまれた
まるい歩みが
つや消しの宇宙に
冷却する。
 (恥ずかしげ、に

船賃六文
、なんて
いまどき
、ないから。
 (百五十円、でどう? 船頭さん

二年まえに ....
あつい夜
きみはかんたんに
きみを脱いだ

なにも覚えていられないくらい
美しい夢が終わって
抜けがらとぼくは朝を迎える
そうしたらもう
どっちが思い出なのかわからなくなっているん ....
わたしたちがあんまりゆっくり歩いたので
街はどろどろに溶けてしまった

間にあわなかったね

でもべつによかった
まだ潮や空はのこっていて
わたしたちはもっていたパンにそれをつけて ....
想いを切り刻んで 記憶は泣く
スマートホンもデジタルカメラも 人の目に映らなかった頃
思い出を自販機で買い取った彼女の空は
空白のまま歳月を渡る
数年前傍にいたはずの笑顔は カラカラに ....
伝えんとする意志が世界をきりとるとき
言葉が生まれるのかもしれない

飲みにさそった結婚前のきみに
きちんとこれからのぼくの計画を話そうと
想ったがなにもなかった

あなたの推薦をうけな ....
あたためる
 凍えた心
あらためる
 歪んだ夜

ほとばしる
 今現在
先走る
 未来予想

いくつもの
 思いの片々
いつくしむ
 世の端々まで

いのちの選択 ....
幸せにはじまりましたとさ。
幸せにもらいましたとさ。
幸せにあげましたとさ。
幸せに分かち合いましたとさ。
幸せに歩きましたとさ。
幸せに休みましたとさ。
幸せに走りましたとさ。
幸せに ....
めぐりめぐらされた
想いもいつか星になる。
そんなことはわかっていても、
手をふる指の後れ毛を追いかける。
私をのせた小舟はどんどん ....
           150722

中三の音楽の授業中のことでしたが、
子守唄を教わっていた。
と言っても教科書の楽譜を見ながら
皆で合唱するだけなのだが
理論はともかく
一度唄えば覚 ....
白濁する森で。

蜘蛛が
雨糸をゆらすと、
針の穴ほどの
光たちが
きらきら
溶けあい、
うっすらと
午前十時五十分の星座が
現れる。

欲情する樹々が。

目覚めている
 ....
ここ二日でひと山越えた感のあるわたしたちは
 次の山あるいは谷を想像できないでいる

  見上げる山 天辺が雲に隠れて見えないほど
   見下ろす谷 闇へかき消えるほど底なしの

     ....
左手のスマホから 右手へ「淋しい」と送る
右手のスマホから 左手へ「元気出せよ」と返す
LINEで一人芝居をして バランスを保っている
スーツの着こなしはスマートに ロンジンの腕時計が光 ....
真理を見たのです
燃えて輝く光を
そうして心は石と化し
硬く刻まれて死の使者となりました
冷たい墓石のセールスマンが
来世を高らかに謳うように


ある日ミミズが降ってきて
声のよう ....
いつかわすれたうたが
君のくちびるにのぼったら
一艘の舟がこぎだすだろう
夕陽の海へ 雲のかなたへ


 (そして、振り返ることもなく)


いつかわすれたうたが
君のなみだにかわ ....
complete

demand

encourage

allow

describe

concern

compare

include

involve

 ....
あるひとは写真を見て灰色と
あるひとは訪ねて来てエメラルドグリーンと
イメージしたのは東京のほんとの空の色
それで決めた部屋の壁紙

灰色って聞いて眩暈
エメラルドグリーンって聴いて
ど ....
雨の雫色の時間を
一緒に過ごしてきた猫も
居なくなって久しい一人暮らし
いまもまだ雨の雫色の日日

…そんな歌があって名づけた
雨の雫色 って日本語もきらきらと
思い出なら懐かしく整えて ....
じっとして
まっしろな大きな雲
空の下
流れる大きな影は生きている
山々は深く静まる
生き物たちは
じっとして
私の影は深く沈むように
そして
シャボンのような日々の私が
ふわふわ ....
目を瞑っていても
追いかけてくる足跡の靴音を
遮るためにドアを閉めても、
靴音が追いかけてくる。
とくとくとくと ....
最近なんだか疲れるなと思ったら

光を食べましょう

悲しい霧や
苦しい雨に降られて
体に染み込んでゆくようなら

光を食べましょう


私は君に食べさせてあげたい
手 ....
収穫もできずに

ただ腐らせるしかないような

果物を育てるひとはいない

いたとしても続かない


両面の鏡なんだ

鏡のなかのまたその鏡なんだ

自分だけ棚にあげておくな ....
泥まみれの夕立一粒に願懸け命懸け
立ち上がろうと 己に跪き独眼に見渡す

屍の点描
永遠の夕立 その隙間で呼吸を呼吸を途絶えないように
大事に大事に膝に触れ 感触の泥まみれを皮肉にも このだ ....
この腐った国は
みんなを傷つける

この国の裏路地には
なんでもそろっている

本当の地獄は
愛する人の苦悩を見ることだ

長い
ろくでもない夜になった
(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆれる- はるな自由詩215-7-24
空のゆくえ- あおい満 ...自由詩415-7-24
きみの星- 石田とわ自由詩14*15-7-24
フリマの夏- 梅昆布茶自由詩1315-7-24
抱く- かんな自由詩3*15-7-24
同じ月- あおい満 ...自由詩415-7-23
火葬場- 草野大悟 ...自由詩415-7-23
あつい夜- はるな自由詩715-7-23
夕食- はるな自由詩315-7-23
使い捨てカメラ- 為平 澪自由詩1015-7-23
花園- 梅昆布茶自由詩1115-7-23
眠り- シホ.N自由詩115-7-23
幸せに暮らしましたとさ。- komasen333自由詩1*15-7-23
白い手- あおい満 ...自由詩215-7-22
あの山越えて- あおば自由詩6*15-7-22
太陽の骸- 草野大悟 ...自由詩415-7-22
あの山越えて/即興ゴルコンダ(仮)投稿.56- こうだた ...自由詩5*15-7-22
クラウド- 藤原絵理 ...自由詩415-7-22
律法- ただのみ ...自由詩13*15-7-22
いつかわすれたうたが- 石瀬琳々自由詩5*15-7-22
英語教師- 吉岡ペペ ...自由詩215-7-22
ブルー(空のための色としての)- もっぷ自由詩515-7-22
おとな部屋の唄- もっぷ自由詩315-7-22
雲の影- 灰泥軽茶自由詩415-7-22
砂の心音- あおい満 ...自由詩715-7-21
光を食べる- 瑞海自由詩2*15-7-21
収穫- 吉岡ペペ ...自由詩415-7-21
行の白煙に打たれ- 朝焼彩茜 ...自由詩10*15-7-21
罪の国- 草野大悟 ...自由詩215-7-20
住宅街- あおい満 ...自由詩11*15-7-20

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