すべてのおすすめ
 
 
おかねがなくて
じかんもないひとは
いつもおこられてるみたいだ

おかねがあって
じかんもあるひとは
いつもおこってるみたいだ

またせるひとと
またされてるひと

 ....
  まぶしすぎる朝に
  ポテチの袋をすてる



  ケンタの箱をすてる
  底のほうに液のたまった
  わけのわからないビンをすてる
  まるで夢みたいだ
  車のキーが ....
生まれてすぐに聞いた歌が
今まで聴いた最高の曲
あれ以上うまく歌えない
生命の叫びも今では
口を嘘に染めあげて
ひどく空虚に響くのだ

不純物の混ざった星のかけらの
砕いて削る前の青の ....
こどもが
しょくばにやってきた

こんにちはといって
やってきた

このくつのひといますかと
しょくばのひとにきいた

おこさんきてるよと
しょくばのひとがいった

 ....
      
    光と影が交差した
    あの日、
    蝉が死んだ               
    
    探し求めた、あの日から
    どこへ行ったのか
  ....
また顎を上げて 帰り道ヘッドライト

 こくんと頷きを始める 立体的に影をつけて つけて来る

苦手な左脳を噛み砕き 指し示す 柔らかい素質 大きな瞳 

 こくんと頷きを始める 動く動く ....
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない 愛は心臓ではありません
ひと刺しくらいで死にません
悶え苦しみ血を流し
こと切れるまで幾日も
血が乾くまでに幾月も
断末魔のその姿
もとに戻るには幾年も


愛は蛙じゃありません
 ....
蜂蜜色した時間を歩く
裸足で歩いた夏の日は
今は慣れないヒールの下で
遠く揺らぐ陽炎と同じ
30℃をなんとも思わなくなって
私は私をなんとも思わなくなった
泣いて震えて地団 ....
イメージを
ひとつ
ひとつと
潰してゆく

頭に浮かぶ
未来の像
浮かんだ時点で
かなわぬモノ

思いを馳せる
過去の様々
思ったところで
かわらぬモノ

その場 ....
【ハイデガーのエス・ギプト】


存在は、あたえられたもの、である
存在がそれをあたえて
存在者、存在する物が
ある、に、なる

戦争が生死をわけ
生き残った人間に
よりそう人、よ ....
暑すぎてを理由に降りてこないから

自力で一人で試みるよ

でも本当はいつも そばにいる

ほら できるじゃないかと そばにいる

 暑すぎて心配する 規模の違う宇宙の問題
 人間に ....
ラウンジの女の子が

ハナミズキを歌っている

男のとなりで

ハナミズキを歌っている


君と好きなひとが、

女の子がそこを歌うとき

ふたりは軽く触れ合っている

 ....
【ロゼット風】


 両手両足は よく動く パペットマペットをつけたみたいに
 たんぽぽの根は 大地に動く
 たんぽぽの種は 空に動く
 いまは 雨で どこにもたどりつけないよう ....
ことばはとめどなく産まれるけれど
ひとつもどこにもとどかない
やわらかい壁がゆれる

わたしがあなたのそばに落ちるとき
きっとひとつも言葉をもたないで
まばたきだけでやりあうような
 ....
今日は月が邪魔しないから
夜更かしをしよう
暗闇に紛れてしまえば
溶ける感覚に目を閉じて
私はもう何者でもなくなる

誰かと何時でも繋がれる
人工的な明かりは
電源を断ってしまえば
 ....
                   130717

無神論者はもちろんなんとも思わないよね
神様がいなけりゃ怖いものないと思っているんだもの
神は強い魂が生み出したものと ....
誰にも必要とされない仮面をかぶる 問【食べ物を残すと祟られるのだろうか】
答【ライオンに きいてみました】

ライオンとして 食べ残しは ハイエナにあげました
すてきな死肉でしたが ハイエナは かみさまに感謝したでしよう
先 ....
ま昼にうす闇の絶望をえがいて
えがききれずに筆を折るのはおよし
空はまいにち傾いて
だんだんに染まる木々や青を
眺めている場所がちがうってだけだろう

筆を折るのはおよし
ま昼にはま ....
雨のなかの馬
時間さえ檻のなかに閉じ込められる
そっと名前を呼んだ
季節が過ぎて青いさびしさが満ちてくる


後ろさえ振り向かず駆けていこうとする
雫のビーズをまき散らす夢よ
どうか名 ....
触れられない


ウミガメの産卵をはらはらと見つめるように
あなたの泣き顔を見つめる私です
あなたは苦しんでいるというのに
私はあなたに触れられない
透明なのです

朗々 ....
生まれた家よりも
外での暮らしが長くなると
前世のことのように思えてくる

たしかに今
それはあるんだけど
幻に見えてくる

今度のお盆は
最後の帰省になる

これで ....
   象

ふるさとの草原も夕日も君は知らない。君の母親も父親もふるさとを見たことが無いからその広大さも見事さも話に聞いたことすらない。そこに憧れることもなく、ただ与えられたスペースを歩き与えられ ....
七月の青い空には漂う硝子の雲たち
手のひらの上には天使の破片
陽射しにきらきらきらめいている

これを僕にくれたのは君だったかな
それがどうしても思いだせない
君がよく口ずさんでいた
夏 ....
お盆が近づいてきたせいなのか

お母さん 無邪気に連れてゆこうとした

ラスベガスの弾けたネオンとアフリカ大陸の空
淡い紫の時空の煌く粉が斑に残像を残す 夢からの目覚め

南米のペルーの ....
コーヒーショップで冷コ中
窓の外ではトウモロコシが
半被を着てイカ下足を焼く夏祭り
駅前広場に設営された
野外ステージではカラオケ大会
たまにはこういうのもいいな
近くの信用金庫のOLが
 ....
いったいこのうすきみわるい街道を
やつらはどうやってあるいている
死ぬだけの生をよこたえたらば
文句のひとつも言えようが
あまつさえ感情を行き交いし、
それでいてうつむいて泣いている
 ....
小鳥にパンを投げてやる
あるかなしかのわずかのくちばしのために
この子らはやすやすと川をこえるのに
わたしはまだその手前で積木をしている
手に乗らないが籠の中
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よぞらのおかね- 小川 葉自由詩313-7-20
ポテチ- 草野春心自由詩513-7-20
熟腐- 木屋 亞 ...自由詩4*13-7-20
- 小川 葉自由詩1213-7-20
白昼夢- 石田とわ自由詩13*13-7-20
こくんと頷く波紋- 朝焼彩茜 ...自由詩513-7-19
君と棲んだアパートを壊す重機の名前がわからない- 北大路京 ...自由詩1013-7-19
ひとつの愛の死- ただのみ ...自由詩21*13-7-19
夏、暮れる- Mélodie自由詩613-7-19
あるがまま- シホ.N自由詩213-7-19
ハイデガーのエス・ギプト- はなもと ...自由詩513-7-19
夏が来ているのだから〜宇宙の問題- 朝焼彩茜 ...自由詩3*13-7-19
ハナミズキ- 吉岡ペペ ...自由詩613-7-19
【風】夏風オムニバス- るるりら自由詩14*13-7-19
まばたき- はるな自由詩913-7-19
今日は月が邪魔しないから、夜更かしをしよう- ミツバチ自由詩5*13-7-19
食べ物を残すと祟られるのだろうか- あおば自由詩17*13-7-18
誰にも必要とされない仮面をかぶる- 北大路京 ...自由詩613-7-18
食べ物を残すと祟られるのだろうか- るるりら自由詩11*13-7-18
- はるな自由詩313-7-18
雨のなかの馬- 石瀬琳々自由詩18*13-7-18
触れられない- 田園自由詩1013-7-18
- 小川 葉自由詩913-7-17
動物園(2)- Lucy自由詩19*13-7-17
天使の破片- 塔野夏子自由詩3*13-7-17
お盆前の丑三つ時の夢- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-7-17
夏祭り- 壮佑自由詩16*13-7-17
街道- はるな自由詩313-7-17
つみ木- はるな自由詩513-7-17
手に乗らないが籠の中- 北大路京 ...自由詩213-7-17

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