すべてのおすすめ
きのう、電話で、
彼女とけんかした
ぼくがなににいらついているのか
彼女にはまったくわからなかった

クリスマスに
彼女がなにもいらないと言うから
買ってあげた長靴のなかの
ビスケ ....
蛇水愛
それは
愛の けはいに 水をさすこと

プリーズ
という声が聞えた気がして
ヘルプ
だったかもしれない


ありがとうを
ありがとうの意味のままに ありが ....
※しゃっくりする男の隣で聞いてる音楽

※詩の作法でなににもまして音楽だと説いたベルレーヌ


言葉は旋律にのって

意味の無い音楽ほど
美しいなどと
仲間内で褒め合っている。
 ....
世界が
平面だった頃
心にあったのは
数字でした

数字たちは
穏やかないでたちで
私が答えをみつける数式の道々に
ほほえみ
見守るように
友達の顔をして
たたずんでいました
 ....
夜行バスはどこをめざしてゆくのだろうね

彼女は旅行雑誌の安い旅先にのるのかな

闇はやわらかくひろがっている


人間はどこまで自分をつくりかえられるのかな

カルマ=人間の業は命 ....
うたは
くちびるからうまれる
のではなく
こぼれるだけ

うたは
じぶんが
出でるべきくちびるを
じぶんでえらんでいる

うたをうたっていると
思い込んでいるひとの
なんと ....
“ストライク ザ ポーズ”とマイゼルの写真で
世界を席巻したイメージの達人マドンナが
諧謔のモンスター、レディ・ガガを表敬したように
自らの薫陶を受けて来た
よりエッジーな新女王と交代する時、 ....
  真夜中
  あなたは赤い花弁に
  最後の口づけを済ませ
  ぼくの背中に取り付けられた
  古い扉を抜けてゆく



  そこから先が
  本物の冬
  煙草を吸 ....
新しいマンションに引っ越すため、
なにしろ、
家具はぜんぶ揃えなければならないのだから、
ひとつひとつ、
嫁と探しに行くのだけれど、
ぼくは内心では、
夢もあるのだ。
ひとつの部屋は書斎 ....
不幸の似合う女優さんって
近頃みかけないよね

それだけおんなが幸せになった訳ではなさそうだけど

ひたすら運命と向き合う生き方って
求められていないのかな




冬の日差し ....
本当のことを言えば
怠け者のくせして
食事のためには命をかけるが
やらなければならないことを何一つしない。

昼食がすわ一大事と
ランチタイムの作戦を
日がな一日考えて
値段と量と ....
何も知らなかった
   (そう叫ぶべきだった)

冷えた夜の欠片をかじりながら
一度切り裂いた真昼の夢を拾い集める
オブジェにならない粘土
翼の破れた折り鶴
なにもかもが中途半端

 ....
Y 八歳の女子として親に質問した
「ねえ、どうして結婚したら赤ちゃんが生まれるの?」
返事はいまや失念

「ねえ、どこから赤ちゃんは生まれて来るの?」
「眠っていたからわからない」納得する
 ....
今夜こうして詩を書くけれど
世界中にある様々な不条理や
悲しみや痛みを知らない訳ではない
この国を覆う様々な矛盾も
今こうしている時にどれだけ多くの人が
不安に慄いているかも

ただ今夜 ....
思いが成さないのには
何か意味があるんだろうか。

あなたに会えなくて
あなたの夢を見て
泣きながら目覚めた夜にも
何か意味があるんだろうか。

あなたに愛されないままに
生きて行く ....
子を宿す誇らしさと後悔を
ごちゃ混ぜて女は吐き出す
野原の上に建っている家はとてもよい紅色
とても満足

まんぞく
足デ満タサレルと読めてしまう滑稽さに
ほほえむ
想像を絶する痛みを想 ....
長い時間働けば働くほど

お金が入ってくるような時代は

日本ではもうあらかた終わってしまったのだ

さて

これからはなにに長い時間をかけるとしようか


旅客機のひかりが遠く ....
休んでる間に担当を変えられた
と嘆く彼女
突然だね というと
前から決まっていたらしい 一言もなく
休んでいるうちに外されたんだと激昂
おもしろくない と朝から大荒れ

だよね 嫌だねと ....
たとえば
想い出行きの列車の切符があったなら
僕は迷わず買っただろう

雷が鳴る雨の午後
胸のジッパーを握りしめて
心細さを振り切るように走った通学路

修学旅行の帰り道
玄関を開け ....
雪として残されるのは
なぜなんでしょう

花のように咲いて
ひとひらの暖かさだけにも

こぼれるしめりは
かすれていくだけなのに

白く つぶら なる 
雪の香り
暗いそらのした
森の樹皮質のぬくもりが、
重さをました広大な冬の夜をささえている


不思議な安寧をやくそくされ
みちびかれるように 生きる
神々しく 雪をいただいた山のうちふところで
 ....
不埒な恋もそのままに
激しく呼吸を乱してる

私の左のくすり指には
約束が強く巻き付いて
それがきつく縛り付け
指先から腐り初めてる

純粋を誓ったのも今昔
最終章が扉を開くので
 ....
僕はジミヘンドリックスになりたかった

ギターがまるでおもちゃみたいにね生きるの

きみにあえないときもギターを弾いている

シェリルクロウのように歌えてエルトンジョンのよ ....
この箱庭を平和な場所にいたしましょう
雪の下には
クロッカスの球根を植えて
春がくるのを待ちましょう
小川を作り 犯した罪を流してしまいましょう

この箱庭を王国にいたしましょう
くさむ ....
それはなんだろうね

いつくしみも愛も過ぎ去ってゆくね


きみをそっとおく

愛をそっとおく


あたらしいものはちょっとめんどうで

でもねいつも変わってゆくのだね

 ....
あなたの選ぶ人がなぜ私じゃないんだろう。

あなたに出逢うと分かっていれば
私誰も愛したりしない。
誰とも抱き合ったりなんてしない。

息をする事さえ忘れてしまいそう。

私が選ばれな ....
車庫へ還らぬバスは
停留所にも停まらない
ただ辻々で
わずかな客を乗せて行く
代金は要らない
誰もが代償を払っているから

今日は五人だけ乗っている
眼鏡を失くした男と
手紙を置いて ....
真っすぐに投げ入れられた測錘――
それが判断であるなら
縦であろうと横であろうと
無方向でも
その力積が真っすぐでありさえすれば
縦となり緯は定まる
驚嘆すべきほどの前判断がその位置を得て ....
月曜日

私は歩けるようになった

姿勢が良いかどうかは
分からない

火曜日

私は走れるようになった

速いかどうかは
分からない

水曜日

私はジャンプできるよ ....
              120211





手が汚れては本が読めない
という愁訴にお悩みとのことで
念のために両手を画像診断したところ
左側の画像は正常で
右側が異常の場合 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どうぶつビスケット- はだいろ自由詩312-2-14
蛇水愛- るるりら自由詩14*12-2-14
- ……とあ ...自由詩8*12-2-14
小さな友達- そらの珊 ...自由詩6*12-2-14
四分の一の自由- 梅昆布茶自由詩1512-2-14
壁の空- はるな自由詩5+12-2-14
ポップ_オン_ザ_ワールド- salco自由詩4*12-2-13
冬の扉- 草野春心自由詩7*12-2-13
もし毎日一枚のレコードが買えたなら- はだいろ自由詩712-2-13
Shadow_Dancing(向き合うひと)- 恋月 ぴ ...自由詩24*12-2-13
Out_To_Lunch- ……とあ ...自由詩12*12-2-13
ねじれ- 乱太郎自由詩15*12-2-13
開眼、ひとときの和楽- 木原東子自由詩16*12-2-13
すこし話しがしたいんだ- ただのみ ...自由詩16+*12-2-13
決意する日- 永乃ゆち自由詩5*12-2-13
産み月- ふるる自由詩9*12-2-12
長い時間- 吉岡ペペ ...自由詩212-2-12
なるようになる- 砂木自由詩13+*12-2-12
列車に乗って- ささやま ...自由詩8*12-2-12
端雪- 砂木自由詩6*12-2-12
わたしごと_冬の先- 月乃助自由詩24*12-2-12
彼女は笑ってた- 永乃ゆち自由詩3*12-2-12
ミュージシャン- 梅昆布茶自由詩912-2-12
箱庭- そらの珊 ...自由詩812-2-12
あたらしいもの- 梅昆布茶自由詩312-2-12
そっと優しく- 永乃ゆち自由詩4*12-2-12
- salco自由詩31*12-2-11
測錘(おもり)が投げ入れられたならば- N.K.自由詩9*12-2-11
私の一週間- 永乃ゆち自由詩4*12-2-11
手が汚れては本が読めない- あおば自由詩7*12-2-11

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