すべてのおすすめ
夜の道を
あの人のような街灯を
見ていた
白線の
ぼやけた先の終着駅へ
白い獣が
のそのそ
歩いてゆく

光が途切れるとき
黒い獣に襲われて
あのブチは
シロからクロへ変わった ....
赤ちゃんがいると
赤ちゃん言葉をしゃべりたくなるのは
ちょっとだけ
赤ちゃんになると
楽しくなるから

みんな赤ちゃんの頃があったのに
記憶はないから
二度目の赤ちゃん役をやってみる
 ....
月は夜の命醒めた情熱が空に浮かんでいる

張り出した枝の先に引っかかってなにを思う

そらが墜ちてくるまであそぼうか

朝のひかりを待たずに逝ってしまう
幾千のしじまの響きをたずさえて
 ....
人は
何のために祈るのだろう

自分のため
家族のため
社会
世界
宇宙
それから

私たちは知っている
幸せは
すべての人にはこないこと

多分に
相対的であり
他人 ....
瞳が見ていた
僕は知らないふりをした
頭の中へ届かないように努力をした

だけど上手くいかなかった
思い出した途端に
黒曜石の帰り道だ
恐ろしいほど星が綺麗だ
恐ろしいほど無数の小さな ....
9.8ニュートンの
朝を
蹴っ飛ばしたら
空元気いっぱいで
胸を張って
間違いだらけの
午前に
歩き出す

早くも重さを感じ始めた
午前を
乗り切ったら
不様な前のめりで
 ....
{画像=121014170013.jpg}



遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている

初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
 ....
(仮)
                121012



時には、Sr Receiver の命ずるままに奈落の底も探す
仮面を付けたまま落下した貴公子の数は知らないが
そこでは腐 ....
サンズイに雨、
雨がふると
淋しくなります

しとしと言う雨も
ざあざあ言う雨も
ぽつぽつ言う雨も
どんな雨だって
淋しくなります

地面の下に埋めた
あなたの骨は
永久に芽を ....
寝息を立てる背中に心の中で呼びかける
世にも優しい人
ベニヤ板で塞がれた窓に蒼い月の光を描こう
今は夜中、外は涼しいはず
都会も眠り、時の歩みも止まったよう
月光と小さな鉢植が要る(習慣化の ....
地球という言葉が 宇宙の中に点在している気がする
宇宙広しというが 大宇宙には無数の知的生命体が存在し
それぞれの星の人が それぞれの星のそれぞれの文化の言葉で
自分達の天体のこと ....
夢日記を書くために眠る かつて
のしかかる羽根だったもの

いつも
ふゆの景色に茜色を刷いていく
かろうじて開かれた膝のおく
凍える火を吸う唇がいう
「わたしたちは箱から飛びだした角のようなもの
いつだっ ....
困ったことに出くわした人のことを への人は
八時二十分の人と ひそかに呼んでいる
八時二十分の人と 十時十分の人とは とういう訳か
腐れ縁だ

なぜ 八時二十分の人と言 ....
必ずしもすべては
完全ではありません
色が堕ちていきます

新しい明るさ
下層階級だった明るさ
空気を囲むかもしれない明るさ
彼女の腕を破損する明るさ

エーテルのように
厳密にカ ....
路線図の名前をとおりすぎるたび夕暮れの記憶となって
建設中のクレーンをかすめる金属音の反響
かりそめの服を着たらもう祖父の葬式だった
東京は暮らし辛いねと母が呟き
落とした花を持て余している会 ....
坂道の途中
ぽつんと一つ、ゴミ箱一つ
昔ながらの黒いゴミ箱
黒く塗られたゴミ箱一つ

ゴミ箱の蓋に
膝を抱えた子供が一人
ぽつんと座り
虚空を睨む子供が一人

唇咥えた子供が一人
 ....
  銀色の泥棒が気配を殺し
  しとしと駆けてゆく
  暢気なマーチのような
  秋枯れた並木道



  なにか、この先必要なものを
  玄関口に忘れてきた
  そんなふう ....
まだ何もわからない頃に
考えるよりも先に
ためしに一つ作ってみようと思った

手が捏ね回していたら
くびれて腰になって
悪ふざけで尻ができ
二つつまんで胸になり
ゆびで裂いて股をつくっ ....
たんぱくしつは
熱せられて
固まる

夏に固まった
たんぱくしつが
秋にゆっくり冷えていき
やがて
土に還っていく

冬にほどけた
たんぱくしつは
僕との螺旋の約束を
のんび ....
忙しさって
人それぞれだと思うけれど

押しなべて 人生の山谷が同じだよ なんて
称される様に

感じ方も バイオリズムみたいに 
異なるんだよね

例えば 今月は 
後半に 勤務 ....
ふたつの色の丸が見えると
きみはしずかに笑いはじめる

先端のなくなった世界で

分厚い空気をくぐり
人びとが屋根をたたみだす
鳥が
まっさかさまに飛びだしてゆくと
いよいよきみ ....
重たい鉄兜を被せられた人がいる
気がついた時にはすでにそうだったから
それが自分だと思い込んでいる
ゆらゆら不安定に生きていて
ある日たまたまどちらかに傾くと
それっきり右なら右
左なら左 ....
遠洋定期船を彷徨う
過去の魂たちの
最初のクロニクル

交差したアトランティスは
キュナードを1番目から読む
清潔なニューヨーク

彼と彼は同時に
自分溺れの旅に
静かに幕を閉じま ....
積乱雲が雨を降らせる。
空が好きだな。雲が好きだな。それを映す
水面が好きだな。言い出したら霧を見つけた。靄も好きだ。
雲の根源は地上に流れる水にある。
葉の裏から出た水蒸気にある。
空が私 ....
僕は子供の頃金太郎飴がすきだった
でも一緒に暮らそうとはおもわなかった

金太郎飴よりは
それぞれ違ったいろいろな飴が
食べたかった

あまり関係はないが古い知り合いの井上さんは
 ....
うちらの仲間内で 化粧濃いのって 
居ないよねぇ〜

そんな会話をしていた

誰かは スッピン フリークス
時には キラキラ アイズに フォーリンラヴ

だけどね キラッキラの 世の中 ....
下を向いていることが なにより好き

下しか見えないから 当たり前


もっと前を見つめて 天を仰ぎみて

大きく羽ばたき 

大きく羽ばたき


うん そのあと どうする ....
あしたの朝
夢を拾おう
ほんとうの空気を
呼吸できるように

息をしてる間に
きのうまでに見た
悲しい夢さえ
昇華されるように

時計のベルが鳴り
次第に目覚めゆく
駅へと ....
「ねえ、こい、と、あい、って何が違うと思う?」
「こ、と、あ、が違うと思う!」
「そうじゃなくて、意味だよ、意味」
「えーっとね、こいは魚で、あいは英語かな」
「そうでもなくて…、えーっと…、 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宇宙列車- うみこ自由詩5*12-10-15
ばいばい- そらの珊 ...自由詩15+12-10-15
鳥獣戯画- 梅昆布茶自由詩1412-10-15
負けるもんか- umineko自由詩14*12-10-14
瞳が見ていた- うみこ自由詩3*12-10-14
重力- nonya自由詩18*12-10-14
スキップ- beebee自由詩30*12-10-14
(仮)- あおば自由詩7*12-10-14
淋しい林- そらの珊 ...自由詩1712-10-14
世にも優しい人- salco自由詩13*12-10-13
(仮)- るるりら自由詩10*12-10-13
夢日記を書くために眠る- 北大路京 ...自由詩612-10-13
- 平井容子自由詩812-10-13
『へ_の_人』- るるりら自由詩9*12-10-13
晩秋- 和田カマ ...自由詩1*12-10-13
(仮)- ことこ自由詩7*12-10-13
空き家- ……とあ ...自由詩11*12-10-13
玄関口- 草野春心自由詩512-10-13
(仮)- 木屋 亞 ...自由詩3*12-10-13
たんぱくしつ- そらの珊 ...自由詩712-10-13
気分の「忙しさ」_- 藤鈴呼自由詩4*12-10-13
笑いはじめる- はるな自由詩312-10-13
虚しい夜に描いた詩- ただのみ ...自由詩27*12-10-13
マリタイム- 和田カマ ...自由詩2*12-10-12
一昨日の私は明後日の空を想像できない- かんな自由詩12*12-10-12
金太郎飴- 梅昆布茶自由詩16*12-10-12
キラッキラの世の中- 藤鈴呼自由詩4*12-10-12
ふつう- 芦沢 恵自由詩18*12-10-12
夢の駅- シホ.N自由詩412-10-12
「恋と愛」- 中川達矢自由詩3+12-10-11

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