すべてのおすすめ
 
 
昆虫が窓を開ける
五月と
そうでないものとが
出て
入って
混ざり
離れる
言葉の中で
空はまだ
青く
美しいのだ
日用品と
出来立ての虹を買って
君が帰ってくる ....
来た道をちょっと振り返って、あの時の帰路まで戻ってみる。

なあんて事ができたなら。
あなたはわたしを好きになりましたか。
わたしはほんとに不器用で、わたしの恋すら気付かずに、
ただ ....
0と1のたゆたう波間
無数の気泡が生まれては消え
消えては生まれる

一大プログラムに沿って進む生命のパレード

意識の明滅は不規則に見えて
実は秘密の言葉に従って記述されている

 ....
育てていた蜜蜂が 熊に襲われた
蜜を狙って巣箱を壊し 女王蜂も食べられた という話

熊って 蜜だけじゃなく 蜂も食べるの?
食べるらしいよ それ以来 蜂が怖がって
外へ蜜をとりにいかなくて ....
解き放たれた不自由を享楽して僕らは生きてゆくまるで蝿のように
開放されたものを知らないまま恋もするさそれでもそんぞくしてゆくのさ
不安に抱きしめられ恐怖に翻弄され喜びに舞いあがるそんな日々をせいぜ ....
 言葉がなくても
 生きていける

 もっと大切な
 ものがある

 それが何かは
 知らないけれど

 言葉だけでは
 生きていけない

 温もりは
 肌で受け取る
 も ....
 顔をかきむしり
 皮を剥ぎ落とし
 血を雨と流しても

 自分の素顔が
 見つからないのであれば

 鮮血の海に
 溺れそうな
 二つの目に

 空を走る
 雲の足取りを
 ....
 すがりつく記憶の風

  艶やかな紅い香り

  想像したよりマシな未来

  引き出し 眠る手紙の寝息

 
 はらわたに染みて とれない痛み

 細い躰を隠す

 ....
           130511


摸倣の得意な伊賀忍
 切り隠れ才蔵が有名
擬態が得意な甲賀忍
 猿飛佐助が有名
二人そろって
各地の城下に潜り込み
手柄を立てて真田十勇士に ....
ひとり さまよう  おひとりさま 酔う
大海を さまよう  いっぴきのいか
あたりのいろに   自身を染めながら


いかがなものか 敵があらわれた
いかのからだは またたまくに変 ....
 きみの死を少しだけ貸してほしい。すると、きみは少しだけ長生きして、ぼくは少しだけ早死にすることになるのだろうか。それはわからない。むしろ、そうすることで、一緒に死ぬことができるのかもしれない。ただ、 .... (死にたい)と思った青年が 
ずぼり…ずぼり…とふらつく雪道で 
北風の吹くままに入った 
イスキアの家で 
「どうぞ」と置かれた 
初女さんの握るあたたかい 
おむすびを食べた後、ほっ… ....
ある時に気が付いた。
自分の命の手綱は自らが握っていると。
不可抗力、つまり回避できない死以外では自分は死なないと。
自分は自分の命を握り締めていると。
いざとなれば大切な者の為に燃え尽きる事 ....
男の妖精もいるのか 雨が降って少し止む

鮮やかなレインコートを着た子供が歩いている

雲が流れて優しい鳥の声

コンクリートの脇っちょから咲く

可憐な透明オレンジ色の雑草は

遠くの国からハローハ ....
あなたが好き
なのかもしれない

わからなくて
考えだしちゃって

頭で考えても
答えは出やしない

好きなのかも
と考えてる時点で

好きなのにね!
あの子のまばたき夜をひきずり下して
星だらけになったコンクリートをけ飛ばしていったんだ裸足で
夢をかかえて
ロールしてロールするそのあいだに目があったら
どんな星もかなわないくらい大きなブラッ ....
精神と物質

いれもの、と、なかみ
姿を持ち喩となるものとならないもの

ことばが
わからなくなった
真正面からしか見ていなかったから
裏側もわからなくて

スピリット

呼 ....
僕はスカイパイロット君の空を翔びたいんだだけど悪天候で視界ゼロさ
空の星を取りに来たわけじゃないんだ君の心を探してるだけなんだからね
僕はサン=テグジュペリじゃあないんだ

誰も見えない暗闇の ....
名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
父の母が亡くなり
その後しばらくして
父の兄が亡くなった時
父がぽつりと言った
「今度は俺の番だな」

その順番の通り
父は亡くなった

四十九日が過ぎた時
母がぽつりと言った
 ....
バイクで信号待ちをしていると
学習塾の窓がそっと少し開き
にゅうと黒板消しを持った手が現れた
ぱんぱん一生懸命腕を振って
ぱんぱん外壁に叩いているのだが
あまり白い粉は出てこないみたいだ
 ....
ペルソナ



わたしがあなたに与えた
役割が
欲望をもって
ひとつの姿を現す




顔を覆ったら
変幻自在
ほら
もう本当が何かわからない



そのも ....
1.障害のある屋根のしたで


虹といた

ほら、また打ちまつがったと言って舌をかむ
仕打ちのむこうの
わたしよりもずっとあどけない家族写真の風景

ギテイが舐めるように ....
多分
結局
何も
無い

沈黙の
おくの
不安の
無感覚

死にゆく
心身実体
散りゆく
魑魅魍魎

くもり空が
耳へと入り
重たい頭蓋
霞む透明度

 ....
意味に縛られた
悪夢の様な夜
朝を待つばかりで解決を見ず
何故かを問う
これは私の意思か?
(イエスかノーか)
これは私の意思か?
何故かを問う
朝を待つばかりで解決を見ず
意味に縛 ....
聞こえない 聞こえない

走れば走るほど
風が全てを食べている

呼吸をしない生き物に成っている

何も必要としないから

存在出来ずに

走れば走るほど
風が全てを食べている ....
 涙は手頃な宝石です
 貴方のほっぺを飾ります
 私の心を溶かします
 嘘でもいいかと許せます

 嗚咽が喉を焼きだしたら
 抑え込むのは無理でしょう
 風に押される野火のように
 貴 ....
エストニアから驢馬がやって来ても使えないな
アフリカの野生動物って
水をやりたくても届かない
花首を刈り取られたオランダのチューリップのことだろ
(はぁ〜い!)チンピラ二人を引き連れて戻 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
息切れ- たもつ自由詩913-5-12
- 田園自由詩6*13-5-12
生命という関数- 2012自由詩3*13-5-12
蜜と毒- 砂木自由詩20*13-5-12
蝿の王- 梅昆布茶自由詩313-5-12
言の羽根- まーつん自由詩12*13-5-12
張り付いた仮面と、果たし状- まーつん自由詩6*13-5-12
はらわたの青空- 山崎 風 ...自由詩2*13-5-12
模倣と擬態- あおば自由詩12*13-5-12
模倣と擬態- るるりら自由詩10*13-5-12
借り物のからだ- 中川達矢自由詩413-5-12
いのちのおむすび_- 服部 剛自由詩413-5-11
気が付いたこと- たまごボ ...自由詩513-5-11
男の妖精もいるのか- 北大路京 ...自由詩1513-5-11
ナガミヒナゲシ- 灰泥軽茶自由詩8*13-5-11
_- りり自由詩113-5-11
ROLL2- はるな自由詩413-5-11
精神と物質- はなもと ...自由詩3*13-5-11
ハートブレーカー- 梅昆布茶自由詩11*13-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
順番- 夏美かを ...自由詩24*13-5-11
黒板消し- 灰泥軽茶自由詩10*13-5-10
ペルソナ- はなもと ...自由詩3*13-5-10
ア・ピア- 平井容子自由詩713-5-10
出口のない道- シホ.N自由詩213-5-10
夢魔の夢- 徘徊メガ ...自由詩313-5-10
息継ぎ- 徘徊メガ ...自由詩213-5-10
悲しみは好きですか- まーつん自由詩17*13-5-10
陽まわり- アラガイ ...自由詩3*13-5-10

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