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ひとりでいるときその秘密を

写メか動画でおくりたくなる

ひとりじゃなかったと

その切実な気持ち信じこみたいから


だから喜ばれる

だからなくならない

だから株を買 ....
ケイコさんは
帰る家を探している

いつか住んだことのある
川の傍の古い洋館
蔦が壁一面を覆った
赤いトタン屋根に
所々塗りの剥げた
白いバルコニー

夜になると屋根裏を鼠がはしり ....
みんなみんな渡り鳥

みんなみんな切実さをもって

なんぜんメートル

なんまんメートル

空高く海越えていってしまう

みんなみんな渡り鳥


まっていてくれなかった

 ....
GIRAGIRA

あの頃の僕の瞳は
油の浮んだ水溜り
空も街も人も季節も
虹色に濁って見えた

今にも分解しそうな心を
繋ぎ止めていたのは
少し哀しい臭いのする
ギラギラ
 ....
逢う約束をしている日は
お互いに仕事が早く終わる

私の手料理でもてなす
あなたは美味しいと言って
喜んで食べてくれる

二人の夜は魅力的に深まる

喋る言葉に
夜の魅力が付きまと ....
何処に行くにも二本一組で
助け合って動く足に異変が生じた
左足の指の関節を骨折した
左の指先が大地に触れると
痛みが全身を走り頭に抜ける

医師は左はかかとで歩けという
左足を半歩前 ....
突き返された合鍵が錆びついている 道路に生えている草をバッタが食べている
雨はバッタに雨粒を叩きつけるが 必死で食べている
僕は顔を近づけた つかまえてみようと手を伸ばす
バッタというものは手を伸ばせば飛んで逃げるだ ....
 海の大さを知るためには
 一滴の水を
 見詰め直さなければならない

 と、老いた亀は言った

 波打ち際で遊ぶ
 他人の子供を
 呆然と眺める
 僕の足元で

 亀はそう言っ ....
『夏休みをとるのは権利ではなく
ギムです
義務です
大麦でも小麦でもメリケン粉でもありません
精一杯日を浴びて
黒金色になるまで家に帰ってはいけません』
大統領府の前に太文字で鮮やかに記さ ....
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った

陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々

嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し

野の花は ....
     カナカナと遠いどこかで
     かなしげに、
     啼く声を聴きながら
     今日という日を
     麦茶漬けで締めくくる
     さらさらとなんでもない事のよう ....
あめとうとう
硝子を濡らし
景色を隠し

ゆめうとうと
意識を揺らし
兆しを示す

ことばばかりがほとばしり
あぶらえのようにおぼれるみどり
ただあって 泣く まじりあって

 ....
蝉は喚いているのだろうか
虫に生まれたわが身を嘆き

いや むしろ
祈り続けているのだろうか
来世の至福を待ち望み
朝、昼、夜と、勤行を欠かさず
一心不乱に経文を唱えた
信心深い祖母の ....
真夏のまんなか
乾いた道のさきに
誰かが描いた蜃気楼

午後9時の
Summer in the city
大気圏の対流に耳を澄ます

アウトをとれない甲子園
酸素が足りない金魚鉢
 ....
草の間を
誰かの幸せを約束した風が
走っていく

固く閉じた地面から
這い出た夏の蔦が
頭を伸ばしていく

夜になれば
プールを洗浄する
機械音

落ちてきた十八等星を拾う
 ....
8月6日に詩は書けなかった
「ダイイン」というセレモニーにも
参加しなかった
自分以外の人達の行為に
ついケチをつけたくなるのは反射だ

雨がいったん上がった8月7日朝
はがきを投函しに ....
即興ゴルコンダ(仮)参加作品です。今回は、三つをオムニバスにしました。
http://golconda.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=4832676#10633425

 ....
どれだけもっともらしい言葉を吐いても
お前らは何も語っちゃいない

目に映るものすべてが腐って見える
狂ったように照り付ける日差しも
鉄板になったアスファルトも
粉塵を巻き上げて走る乗用車 ....
発泡スチロールに入った
テナガエビがひしめいて
二十匹の黒い塊の
半分は水槽に
大きいものは鉢に

フライパンに油をひき
強火
鉢から出して丁寧に洗った
エビを入れて蓋をすれば
し ....
プラグマ 全体として
継承した 水が
頭から痛い痛い水が流れてくる
天から流れてくる
プラットホームの蛍光灯を
なぞりながら
おりてくる
ぬくもりをもった
夜の闇。
夜の市ヶ谷駅の
下には釣り堀があって
人々はうなだれながら
みたこともない
翼の生え ....
河の向こうにあるのは
向こう岸です
至極当然だけど、事実です
あなたは今、どちらの岸辺で詩を書いていますか
向こうですか
こちらですか
それとも、どちらだかわからないですか
一生懸命に書 ....
夜空が見せる死へ
立ち会えば
人は願いごとをするのだというけれど
想いに比べれば言葉はもどかしいだけで
現実にはそんな暇もないほど
許されている時間は
まるで人生のように短く
まばたきの ....
ただいま暑いと喚きながらドアが閉まるが早いかTシャツを脱ぐ。廊下を進みながらタンクトップに半ズボンと次々に脱ぎ捨てる。なにそれと咎めると笑いながらこう答える。
「それ? あたしのぬけがら」
少女か ....
夏の半ば

水をさがしていると

雨が降ってくる
{画像=140806203834.jpg}




タイムカプセルは誰の心の中ににもあって
開けられる時を待っているんだ
中に入っている想いは人によって違うけれど
一度開けると流れて行 ....
よくよく考えてみれば人生の半分は曇り空で、そのうちのまた半分は雨と流れてしまったかのようだけど、パール、僕が一生懸命額に汗して竹の子を掘り返しているときや、少しばかりのお札を伐りながら飛び散る蜜柑 .... さよなら さよなら 今まで さよなら


モノクロの時代は終わったよ

目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ
 ....
すなが
ひとつぶ
ひとつぶ
おちるごとに

あしたが
きょうに
きょうが
きのうになるごとに

わたしのなかの
あなたは
あいまいな
くうそうのなかのひとになって

あな ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
その秘密を- 吉岡ペペ ...自由詩214-8-9
特急電車は警笛を鳴らし- Lucy自由詩12*14-8-9
みんな渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-9
八月の欠片- nonya自由詩25*14-8-9
二人の夜- 夏川ゆう自由詩314-8-9
かかと歩き- イナエ自由詩17*14-8-9
突き返された合鍵が錆びついている- 北大路京 ...自由詩414-8-8
自分に似てるものとの出会い- 陽向自由詩7*14-8-8
亀の教え- まーつん自由詩15*14-8-8
ギム- あおば自由詩7*14-8-8
野の花・・・- tamami自由詩914-8-7
沢庵と月と扇風機- 石田とわ自由詩15*14-8-7
おとあめ- ただのみ ...自由詩28*14-8-7
夏の歌- Lucy自由詩17*14-8-7
アウトをとれない夏- 梅昆布茶自由詩2114-8-7
おかえりなさい- mizunomadoka自由詩614-8-7
暑中見舞い- Lucy自由詩7*14-8-7
ことばのエンジンを_廻せ!_オムニバス三篇- るるりら自由詩1314-8-7
石を投げたら土をかけろ- 木屋 亞 ...自由詩5*14-8-7
命の色- 自由詩6*14-8-6
プラグマ- 佐藤伊織自由詩214-8-6
『うたごえ』- あおい満 ...自由詩1014-8-6
河を渉る- たま自由詩21*14-8-6
一瞬一生- そらの珊 ...自由詩23*14-8-6
うまれたてのぬけがら/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩9*14-8-6
lonely- mizunomadoka自由詩214-8-6
タイムカプセル_/_呪文の言葉は- beebee自由詩26*14-8-6
雨は降り止マズ- アラガイ ...自由詩7*14-8-6
さよなら- 瑞海自由詩4*14-8-5
- りり自由詩2*14-8-5

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