すべてのおすすめ
冬で寒くても
関係なく美味しい
様々な種類のアイスクリーム
カロリーのことは考えず
たくさん食べたくなってしまう
アイスクリームは
夏だけのものではない
どの季節でも食べたくなる ....
散財につぐ散財でまったく有り金がなくなった。
ギターすら売っちまった。
あとにはおんぼろの車と愛すべき彼女だけが残った。
友達への借金も残ったままだ。
そんなある日彼女を連れて海 ....
時の流れの中で死が私に追いついている。
断崖絶壁の孤高の歩みを禿げ鷲のように天高くから狙いを定めている。
動悸が激しくなる、呼吸が出来ない。
夜が私の運命を量りにかけている。
....
誰かがいなくなっても
昨日と同じように日は昇る。
誰かがいなくなっても
手の中にあるチョコレートは
ほんの数秒で元の形を無くし
水に流され消えて行く。
もうすぐいなくなる誰かを待ち ....
幼稚園の先生2人が
それぞれ割り箸の片方を持って
かかがみこんで
真面目にほじほじ
地面をほじくりかえしている
手慣れた手つきで
ほじほじと
これも仕事のうちと
ルーチンワークのごとく ....
江戸の町に風がふく。
風がふいたら桶屋がもうかる。
そんなメカニズム。
すぐやるひとは仕事がはやい。
準備を欠かさないひとは運がいい。
そんなメカニズム。
仕事がで ....
光で埋め尽くされて行く影
影で埋め尽くされて行く光
詩で埋め尽くされて行く空白
空白で埋め尽くされて行く詩
沈黙で埋め尽くされて行く会話
会話で埋め尽くされて行く沈黙
過去で埋 ....
また明日
と別れたゆきちゃんと
夜中にあいました
夕方、
星空、
寝てたら来る次の日は
まっさらな明日のはずだった
新しい明日のはずだった
夕方、
星空、
爆弾、
爆弾
....
一本の消えた蝋燭を残して、
あの人は消えた。
残ったものは蝋燭と、
色褪せた指輪たち。
あの人は完全に脱け殻になった。
あの人は完全に写真や切手になった。
私は今を探して ....
150814
玄関前で御免と大声を放つ
限界前の軋み音に似ていて
どこか危険性を帯びていて
女中は急いで迎えに出た
女中の居ない家では奥方
奥方が居ない時は年嵩の子供 ....
あみ戸をほんの少しだけ開けておく。
すかさず外にいる犬がやってきて、
そのすきまのそばで入りたそうにしている。
すきまを少し広げる。
あたまがひっかかる。
犬はあきらめる。
ネコなら手で開 ....
一枚一枚、
皮膚を削る。
削り落ちた皮膚はことばになり、
わたしというあなたの淵へ落ちていく。
あいすることも
ものを書くということも
すべての始まりは哀しみだ。
....
きみの皮を剥ぐように
愛を謳った
きみの骨を食むように
愛でていた
それが恋だと思ってた
それが愛だと押し付けた
ボロボロになった
きみは
笑いながら泣いて
泣いて
わたしの足と
....
とけてゆく
森の、
やわらかな落ち葉のうえに
ゼリー状のものに包まれて、
ふるふると
産みおとされていた
ことば。
( しんでしまう
夏の中に立っているきみ
、と
氷のなかの ....
遠い夏は旅の果てにある 汽車が鉄橋を渡って
青い駅に着いたら スカートを翻し
湧き上がる雲を見上げて 目を細める
見慣れた飛行機雲が 交差する
引込み線には 背の高い雑草が風に揺れ ....
うつ伏せになって
ゆるりと夜長
右足の先っちょで
左足のふくらはぎを撫でていると
私のしっぽはいつものように
健気に優しいのだなと
まどろみ身体をうんと伸ばし
今度は左足の先っちょで
....
海の向こうに
蜃気楼が見えたら
熱帯夜の中で
君の香りがしたら
お水の中に
海月が泳いだら
もう夏の終わり
あの日に
買った金魚は
傷だらけで元気がない
掬い上げた ....
楽しみましょうよ
今のうち
自分の足で歩けるうちに
林檎の果実の熟さぬうちに
自分の言葉で話せるうちに
自分の頭で考えて自分の声で歌えるうちに
怒りましょうよ今のうち
自 ....
戦火を避けて祖父の家に疎開していたぼくの
ノートや教科書と一緒に
街にあった家が焼け落ちた翌日
父は硝煙クサイ鉄の筒を持ち帰ったが
それ以来 街の家のことは口にしなかった
道を挟んだ隣 ....
はみだして 行き場のない ことばたちが
過去へかえっていく
そうだった
あなたに 出会うよりもまえから
あなたのことを 好きでした
みつめあうよりも
ずうっとまえから
わたしのどこか ....
砂を両手でギュッと握ります
ハートの形になります
ていねいに持たないと
パラパラと崩れてしまいます
砂をギュッと握ったのはカミサマです
このハートをね
シワ ....
あなたは眠る
虹のした
なぜ
胸がこんなにいたいのか
そうして
なつかしく まぶたをとじる
一生の屋根の上で花火を見よう
夜が霞むくらいとびきりのやつ
ひとつお見舞いしてあげるから
きみの好きな色がはじけたときだけ
下をむくのを休んでほしい
雨が降り始めた
何処で これ以上 笑えばいい
景色の感覚を剥ぎ取られて
白い足の子供たちが
死の石と兎の上を
水蜜のように歩いた
さらわれてしまう耳目
暗渠から招く文字のうねり
疑問と ....
苦しくて仕方ないとき
割とよく思うもの
この視界という世界に飛び込んでくる
木々のざわめきや車の排気ガスとかすべて
無性に消し去りたくなる
苦しくして仕方ないとき
....
苦しい
逃げ出したくなる
想像を手がかりにぼくは生きている
また黒い森に入り込んだ
ぼくの知らないところで
ぼくのいない触れ合いがかさねられていく
囚われたひと ....
発火する手前で
なんとか世界は持ちこたえている
そんな暑さだ
空へのばした緑の手は
もはや力なく横たわり
おそらく
何もつかめないまま
花さえ咲かすことのないまま
明日には
残骸 ....
コップのなかに
残された朝と
醒めきらないままの
水を分けあう
魚のかたちをして
水がうごく
夏のはじまり
ゆっくり水際を
泳いでゆこうとする
小さな魚だ
草となり
ただ ....
ペダル踏み、立ちはだかる森へ
クヌギのカブト
ケタケタと笑っている
鼻のあたまに、汗かいといで
役立たず、ひこぼしの魔法
初めてのキス、天の川超え ....
私のせいで
世界が歪む
正しさだけで
温かさの欠片もない
私の叫んだ言葉によって
世界が
溶ける
落ちる
赦せとは言わない
甘んじて火の粉を被ろう
しかし
あの瞬間の私は ....
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