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夜空が見せる死へ
立ち会えば
人は願いごとをするのだというけれど
想いに比べれば言葉はもどかしいだけで
現実にはそんな暇もないほど
許されている時間は
まるで人生のように短く
まばたきの ....
ただいま暑いと喚きながらドアが閉まるが早いかTシャツを脱ぐ。廊下を進みながらタンクトップに半ズボンと次々に脱ぎ捨てる。なにそれと咎めると笑いながらこう答える。
「それ? あたしのぬけがら」
少女か ....
夏の半ば

水をさがしていると

雨が降ってくる
{画像=140806203834.jpg}




タイムカプセルは誰の心の中ににもあって
開けられる時を待っているんだ
中に入っている想いは人によって違うけれど
一度開けると流れて行 ....
よくよく考えてみれば人生の半分は曇り空で、そのうちのまた半分は雨と流れてしまったかのようだけど、パール、僕が一生懸命額に汗して竹の子を掘り返しているときや、少しばかりのお札を伐りながら飛び散る蜜柑 .... さよなら さよなら 今まで さよなら


モノクロの時代は終わったよ

目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ
 ....
すなが
ひとつぶ
ひとつぶ
おちるごとに

あしたが
きょうに
きょうが
きのうになるごとに

わたしのなかの
あなたは
あいまいな
くうそうのなかのひとになって

あな ....
美しいうたは書けません
美しいことを信じないから

優しいうたは書けません
優しい心を持ってないから

明日には一本の木になって
いつか伐り倒されるまで
風に吹かれて泣いていよう
蝉 ....
うまれた、てのぬけがら

まれにうまれたてだから

とりせつはやさしく
お母さまの名は 木蓮 冬の終わりをつげるのが役目
枝葉よりも先に花を咲かすような人
母は春になると つぼみのうちから 木蓮を愛おしむ
坊やの心は卵のままの まだ ねんね

坊やが 見るのは  ....
たぶん悲しい

元気がないのは

たぶん悲しい


元気がないのが晴れるのは

嬉しい

渦中にいたら

いつになるのか分からないけれど

そうやってひとは

少しず ....
 ある少年がいた

 何処かに
 旅に出たくても

 そう簡単には
 身動きのならない
 身の上で

 金もないし
 健やかでもないし
 勇気もないし
 運もない

 ない ....
今日の日に、まだ誰にも踏みしめられていない土が香る。
私は一人、森の小道を往く。
だんだんと緑の匂いも強くなる。
ふと私には聴こえる。あいつはもう辞めさせた方が良い、と。

ああ、忌々し ....
私はいつだって
自分が神で
この世界を創っているような気でいる

全てのものは
私の想像力から産まれた
あの美しい山脈も
宝石みたいな熱帯魚も

私は神で
あなたは人間
霧雨に吹 ....
君はちょっと人より黒目が、大きいね
君はちょっと人より睫毛が、長いよね

今夜も、薄ら目を開いて眠り
夢見る二才の君は
人より染色体が一本多くて
まだ喋らないし、歩かない

ちょっと風 ....
私ね
きっと
こんなに夜更かしするから
明日寝坊するよ

私ね
きっと
夏休みの宿題
最後の3日で終わらせるよ たぶん

私ね
きっと
写真撮るの好きなの
一瞬を切り ....
もし、ifのお話でね
タイムマシンができたら
少し過去に戻って
やりたいこといっぱいあるの

まず失敗を取り返す
約束を破ったこと
忘れ物したこと
間違いを犯したこと
今だから反 ....
まぼろし、という刀剣は
切れ味が良くて

背負わされた一切を
味方にするのに都合が良い

取り返しのつかない傷痕を
重ねても

透明に、静謐に、
それは継がれてゆくもの ....
ごはんの時間まで家出 くだらないことばかりかんがえてるから
いま、おなかをくだしてる
ひとつのすいかに
いくつのたねがはいっているのか
しりたくて
ひとつのすいかを
ひとりでたべちゃったから
 ....
心にもないことを言うときは
心はどこにあるのだろう

言う言葉だけがそこにあって
心は上空三メートルくらいから
こちらを見下ろしている

だからあの人とは
いつまで経っ ....
交差点ですれ違う
知らない人 知ってる人
目を合わせる人 合わせない人

歩き出して 地面を蹴って
どこまで進むんだっけ
忘れながら歩いてる

太陽が沈んで 月が昇って
ふた ....
花はまだ
文字をしらない

文字をしらない花を抱いて
庭に二人ぶんの影を落とすと

わたしもまた、
文字をなくして
おそろしいくらいのすべてに
抱いてもらえます
使者は訪れてくる
静かに深い瞳で訪れてくる
彼が何処から来たのか
何を告げに来たのか知らない
彼も何も語らない
だが何故か私は知っている
彼が使者であることを
彼が語らぬことのうちにこそ ....
犬を連れた二人の男が行き会った
血統書付きの犬を連れた方が自慢を始め もう一方に
「雑種なんか飼うのは時間の無駄だよ」
ああ 好きか嫌いか別として
そんな考え方があってもいいのだろう
もっと ....
会社の帰りに実家に寄り
母を乗せて 病院に行く
入院している父に会うため
一日中 林檎畑で働いた後
母は着替えて 私を待つ

七十歳を超えて 疲れただろうに
駐車場について 歩きながら
 ....
耳朶が
せかいに
かたりかける。
おまえは、
やさしいか、
やさしくないか
いいえ、
わたしは
やわらかく
固いいきものです
ひらききった
ふところに
 ....
ぼさぼさの髪で起き上がって
冷蔵庫からグレープフルーツを取り出す
今日は関節が痛い

カーペットは今クリーニングに出してる
蜂蜜色の床にそのまま寝そべって
果実の匂いを嗅ぎながら
窓から ....
  夏影を
  蛇の身がなぞる
  あおじろくつめたく
  すべての陽がきえていく
  汗が鎖成す、おまえの鎖骨
 手を付けないでおこう
 自分という作品に

 決めつけないでおけば
 何にでもなれるだけの、柔らかさが
 人の内側には、まだ残っている

 手を付けないでおこう
 描きかけた自画像に ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
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