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どろりと濁った沈黙は
息苦しい熱を孕んでいる
ぽつりぽつりと見えるのは
白々しい墓標の群れ

太陽の乱反射が突き刺さる
コンクリートがぶすぶすと音を立てる
それは悲鳴に似ていた
 ....
あなたの詩に抱かれていたい
僕は乾燥し切ったせんべいです

あなたの詩を抱いていたい
僕は受信感度の悪いラジオです

あなたの言葉の調べで眠りに就きたい
僕は炭酸の抜けたコーラ

 ....
私を包んで
私を忘れないで

強い個性と指導力 で
同情から始まる愛。

とても幸せです。美しい日々

爽やかな性格
おしゃれ だけども ちょっと変人
貪欲・空想
 ....
まばたきは要らない。
君の時間は動き続けるから
僕の時間を先回りにして
シャッターを切り
コンマ何秒のコマ割りで
有限の記憶一枚一枚に
焦げすぎないように焼き付ける。


 ....
自分の名前が銘打たれた
思い出のアルバムをめくる。
生まれたての時からしばらくは
記憶がどっか行ってる。
記憶前の写真は囲まれ
色んな思い出話が咲いていく。
中心にいれるはずの自分は
置 ....
エプロンの隙間から落ちた
桃の まだ小さな実

天気の良いうちに選った
たくさんの粒のうちの
枝から 切り離したひとつ
玄関にあがりこむと
ころころん コンクリートに転がった

桃の ....
まただ、

瞳がすでに記憶している風景の、光の加減と影の伸び方。
上から重ねてぴったりと線と線が重なるみたいに同じ、私が私の半分を置いている場所。
流れていく。喧騒のさなかを私はす ....
同じ距離を相乗りするだけ

毎日ではなく週に二、三度

それでもあなたの隣に居たい気がして

何も言えず 何も出来ず

同じ車両の違うスペースの
あなたが見えない角度に

何気なく座ってみる
夕飯時の支度が始まる。
古新聞が敷かれる中で
温めた油に
手羽先を入れて揚げる。
バチバチいって油がはねるから
体を後ろに引き 
顔だけを出して覗き込んだ。
きつね色になって揚がった手羽 ....
携帯電話を略して
ケータイと言う
それでは
携帯という形態だけが
うきぼりになり
電話としての
機能を失っている
たしかに
失っている
電車の中
学校の中
レストランの中
エト ....
やるしかない
のほかに
やることない
のか
やると対峙する
のは
かんがえる
さて
かんがえるまえに
行動しよう

行動するまえに
かんがえよう
二択の選択にして
それで ....
出会い系サイトで、
女の人と、会う約束をして、
有楽町で、会った。


ぼくが、2番目に好きな本はなんですか、
とメールしたら、
愛読書が、
「火曜日のモリー」だということだった。
 ....
 ア

ワ 
 
 ブ




ぷわりぽわり


ワキンの溜め息


見た目はすくいたがりの彼氏
見た目はすくわれぶりっこの彼女
ついでにすくわれた私

本 ....
アメリカ大陸を横断したいと言っていた
いまは富士の湖畔で眠っている 。
北西沿岸に辿りついたのは夢のなか
小さなトーテムポールを捧げよう 。
ピカピカに磨いたローズウッドのハンドルを握 ....
アダムスファミリーのハンドさん。
勝手にそう呼んでた。
まさに「手」だけの存在で
不気味にはならず
指を使って歩く仕草が
タカタカ タカタカと発する音と
一緒に好ましく思えて
愛嬌まで感 ....
どうしをつくろうと
ことばを創造、しようと
そのやりかたを
紹介、して、しまおう
めいしにするを添える、だけ
創造、する、だけ
紹介、する、だけ
どうし、する、だけ
どうする、だけ
 ....
―舗装されたばかりのアスファルトの上を(ぴょんぴょん)ぴょんぴょんと、いまは渡りたくないカエル。
どろどろの沼地を歩いてゆくそこは田んぼだと/知らなかった /
感触はずっぽり、あれ(〜ぬるぬる ....
鍋に牛乳を注ぎ
砂糖を適当に入れて
冷えた状態で
とりあえず木ヘラでかき混ぜる。
鍋底はザラザラし
固体の砂糖をすり潰してるようで
なんか悪い気がしてくる。
ザラザラ感が薄まって ....
泣きそうな夜に限って詩が書けない
 ....
沖縄出身らしいコンビの片割れ
何言ってるのか聞きづらいんですけど

それとは違うんだよね




前を向くってさ

結局のところ、そう言うことなんだと思う

しつこいぐらい諦 ....
私は名付けられます
飼い主が逃げるたびに
何度も何度も 私の名前が変わります

今年も名前が違います
飼い主に左右されながら
今日を生きています

今日も此処に足を運んでくれて
フラ ....
リズム感のない
遠慮がちな
小心者で
プライドだけは高い
私の分身
へんしんを待ちわびる親指
差していたビニール傘には
雨が滴となって付いていて
細く包めるときに
水となって手に拡がり付いた。
とりあえずズボンの生地で拭ったら
沁み跡として残った。
湿気を帯びた空気の中
黒髪で太 ....
砂塵が舞う












 ....
驚きもした
五月晴れの雲間に
自転車集団
あればいいと思ったものは
ないんだけれど
君と僕との間に信号機はあって
ずっと

耳たぶを引っ張るしぐさは
多分照れ隠し
ひぐらしの声がコ ....
遠足の前の日は、眠れない子供だったのかどうか、
忘れてしまったけれど、
遠足の前の日には、眠れない大人になってしまった。
朝の4時に目が覚める。
ああ、情けない。
すると、彼女にせっかく会っ ....
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに


転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ....
最期は『ハウルの動く城』でいけ好かねぇキザな魔法 .... 綺麗に洗われた
牛乳瓶の中から
片目で空を見る。
歪んで見える景色は
太陽の眩しさに隠された
真の素顔かもしれない。
もう片方の目で見る
眩しすぎて直視できない
煌く姿も素敵だ ....
チッチッと時計の秒針が回ってる。
音が他にないから
チッチッは目立って聞こえる。
部屋の空気は密封されすぎて
部屋に詰められている。
部屋の中は複数の棚があり
各棚には無数の人形が置かれて ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
墓標- ゆえ自由詩3*11-6-25
抱かれてみたい- 乱太郎自由詩17*11-6-25
お花畑での初恋- マロニエ自由詩211-6-25
シャッター- 電灯虫自由詩2*11-6-25
アルバム巡り- 電灯虫自由詩3*11-6-25
不熟- 砂木自由詩5*11-6-24
ある一瞬について- ゆえ自由詩3*11-6-24
電車- 真坂木自由詩4*11-6-24
味わう時間- 電灯虫自由詩7*11-6-24
ケータイのけいたい- 中川達矢自由詩6*11-6-23
やるしかない- 中川達矢自由詩1*11-6-22
出会い系の女- はだいろ自由詩511-6-22
金魚鉢- nonya自由詩16*11-6-22
メモリーズ- アラガイ ...自由詩6*11-6-22
アダムスファミリーのハンドさん- 電灯虫自由詩5*11-6-21
どうしのつくりかた- 中川達矢自由詩3*11-6-21
ぷる式- アラガイ ...自由詩1*11-6-21
ホットミルク- 電灯虫自由詩9*11-6-21
月よ美しく啼け- TAT自由詩1*11-6-20
しやがれのひと- 恋月 ぴ ...自由詩19*11-6-20
ネーミングライツ- subaru★自由詩15*11-6-20
現在センターに受信メールはありません- マフラー ...自由詩1*11-6-19
隣の雨- 電灯虫自由詩7*11-6-19
コンバ・ドゥ・レーヌ- TAT自由詩2*11-6-19
あった方が君- ふるる自由詩5*11-6-18
落語ベストナイン- はだいろ自由詩4+11-6-18
午後の雨脚- たま自由詩20*11-6-17
最後の晩餐- TAT自由詩2*11-6-17
牛乳瓶- 電灯虫自由詩8*11-6-16
待つということ- 電灯虫自由詩4*11-6-16

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