すべてのおすすめ
彼とワールドカップを観に行って
ブラジルで喧嘩して別れたミーナが
変な人形を持ってやってきた

なに、その変な人形?
おみやげ。なんか呪術的なやつでね、
あいつのこと呪ってやろうと思って買 ....
わたしは冗談を述べるつもりなどサラサラない。現代詩を文字表記で捉えるときに念頭に置かなければならないことがある。
それは生の血を重油に入れ換えるかの如くに機体であらねばならないと云うことだ。  ....
天井を見ている
小さな丸い大きな目を開けて
右手は暗号を司る 特徴のある握り拳
海ぶどうのハーモニカのような 足の指
口は ホーホーと開いている

天井を見ている
見渡せる限り 見ている ....
満月に高層雲のメスが入った
よく見る光景だ
私は成り行きを見届ける
通り過ぎたメスの後
何事もなかったように
光々と輝く満月
ほっとした私は息を吐き出し
メスの行方を探したが
散り散り ....
だが それは
扉から入ってくるとは限らない
ノックもしない

都会にもダイバーがたくさんいる
海べのようなプラットホームに
打ち寄せる通勤電車に

開けられた窓とか
流行のスナッ ....
詩人は誰もに見向きしてもらえることを望んだ
私たちが時に異性を恋人として求めるように
己の詩を聞いてもらえる事だけを願って生きていた

書いて 書いて
時に声を張り上げ詩を詠って
己の周 ....
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく

彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ....
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている 白粉の香り

バター飴の香り

緑に埋もれた

クチナシの花の香り


闇が深くなる

落とし物は宇宙の彼方に

機械仕掛けを歩くようだ

闇が濃くなる

落とし物は ....
好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ....
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない

くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから

多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ....
雨が降っている
雨が降ると私はいそがしい
家の中が子どもでいっぱいになる
まるで空から降ってくるように
子どもがどこからか現れる
つぎからつぎから
家のすきまから入ってくる
窓もドア ....
紙飛行機がララララ
ファルセットを響かせて
離陸していくその数は
およそ無量大数を越えて

どんなカメラなら
星の小さな輝きを写せるのだろう
消えそうな白いシャツの向こうに
見えない体 ....
国境に近い南の町に続く
砂埃だらけの道を
重い荷物を担った
若い兵士たちが行く

きみのしあわせは
ほんとうにそんなところにあるの?

きみが持っているはずの
すばらしい力や瞳の ....
  あなたの意識の薄明のなかで
  一匹のアルマジロがその躯を{ルビ捩=よじ}った
  川辺には大小様々の板が砂を冠りねむっている
  樹々に秘められた古くからの熱と
  物語の奮えを ....
萎んだ心に息を吹き込む
空気のように目には見えない
大切なものが漏れて往く
紙屑の皺を伸ばすように
 歌い出す 
いのちの輝きは遥か
記憶の地平の彼方
燃え落ちる花のように笑っていた ....
夏野菜をピクルスにする
間引きのキュウリと
大根と
色鮮やかなパプリカと



あなたの傍にいつもいられますように、と
ピクルスは今日も味わいを醸す
戦争は誰かの暴走ではじまる

みんなほんとはしたくないんだ

家事も子育てもできない女も

まいにち右往左往している男も

暴走をとめられない日和見主義者も

期待に応えようとマイ ....
題があるから
何処かに行ける
だから
LINEで縛り付けられたら
どこにもいけなくなる
新しいものを避けるのは如何なものかと
苦言を呈する人も居て
無料だから
どんどん採用すべしと言う ....
君は 温かい

子供を 
産むために

命を
延ばすために

僕の血を 吸いにくる

針が
痛くないように

麻酔をしてくれる

どうして 君は
人思いなのか

僕 ....
生の私を丸飲みにしてはいけません
春の潮の中でふやけて
米酢の中で骨も軟化し
渦巻く流れに皮膚もすり減って
卵のように丸く滑らかになっていても
どこかに人を呪う棘を隠しているのです
胃に刺 ....
{画像=140622083456.jpg}


*


言葉が漲っていますか
心が漲っていますか


前を見ていますか
手を握っていますか


感じていますか
感動してい ....
みんなうたわなくなった
夜も 朝も 雨の日も
すっかりあかるくなった
鼠はいなくなった
もぐらはとっくに死にたえた
人びとは 健康であった

ギターもピアノも自動で鳴らされる
楽譜 ....
小さいくせにジンジン痛む。

小さな小さな黒い点。

指に刺さった小さな刺よ。

そんなに痛まなくたって、

わかってるから。

わかってるから。


なんだか最近シクシ ....
読み人知らずの
ささやかな空気の振動を
耳たぶでそっと掬って
外耳道へ流し込む

外耳道の突きあたりの
気弱すぎる鼓膜のときめきを
耳小骨は丁寧に拾い集め
蝸牛の殻に押し込める
 ....
紫の深い海が
瓦礫の街を隠していると
エルフの盗掘者は言った

「もし行きたいのなら岬の老人を訪ねな」

経験値を積み
装備を買い揃えても
ドラゴンのブレスで何度も死んだ

ハ ....
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽 暑くなるとテラスに出て酒を飲む
夕闇手前のひとときを楽しむ

一人より二人のほうがいい
風の会話を聴きながら
今現在の幸せを更に育てる

酒の種類は驚くほど多い
どれだけの種類の酒を飲 ....
街灯は 歌いもせずに
夜のムフタール通りへ
きみは行くべきじゃない
と 投げ捨てるように言う

ホテルの玄関で
前脚にギプスをした猫が
にやっ,と笑った気がした
ちょっと不敵な眼
 ....
花咲くころの空気

ステーションから見つめている

無重力の悲しみ

言葉が震えて

生きものたちのみずみずしさ

!!!!駆け出した


切実が無重力の自由に震えている
 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_空、青かった?_すっごい青かった!!- mizunomadoka自由詩314-6-24
現代詩概論_その壱- アラガイ ...自由詩5*14-6-24
天井とお空- 朝焼彩茜 ...自由詩19*14-6-24
青白い光のもとで- 小川麻由 ...自由詩4*14-6-24
ノック- はるな自由詩614-6-24
光と闇の詩人- Neutral自由詩714-6-23
彼は知らない- 塔野夏子自由詩6*14-6-23
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている- 北大路京 ...自由詩414-6-23
6月の闇- 吉岡ペペ ...自由詩414-6-23
下品と低俗を愛する- 馬野ミキ自由詩314-6-23
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...- そらの珊 ...自由詩21+14-6-23
雨の子ども- yo-yo自由詩6+*14-6-23
空卵- 木屋 亞 ...自由詩3*14-6-23
国境の橋- 藤原絵理 ...自由詩4*14-6-23
マトラカ- 草野春心自由詩314-6-22
歌いたい- ただのみ ...自由詩17*14-6-22
ピクルス- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-6-22
反戦- 吉岡ペペ ...自由詩514-6-22
- あおば自由詩4+*14-6-22
- CoCoa自由詩214-6-22
老いた私を食材に選んだあなたへ- イナエ自由詩9*14-6-22
自分に問いただす言葉_/_信じています- beebee自由詩24*14-6-22
みんなうたわなくなった- はるな自由詩914-6-22
ごめんね、気づかないふりをしていたの。- 時子自由詩2*14-6-21
聞こえた- nonya自由詩19*14-6-21
チャーム・ストレンジ- mizunomadoka自由詩214-6-21
追い詰められてあとは落ちるだけの夕陽- 北大路京 ...自由詩714-6-21
酒を飲む- 夏川ゆう自由詩214-6-21
巴里- 藤原絵理 ...自由詩5*14-6-20
LIFE!- 吉岡ペペ ...自由詩314-6-20

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