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変わらずにやってくる
やわらかな朝に手をふれるのが嫌になった
億千の人の一人でいたかったのに、自分に
うそをつくのに疲れた


少女の箱はもうなにもなくなって
そこから  ....
(ここもむかしはみんな桑畑じゃった‥)
年老いた父や母を車に乗せて走っていると必ずそう切り出したのが、今では自分のことのように懐かしい 。

刈り取られた田んぼ/稲架、萎れた葱/大根の葉、 ....
青葉萌えゆる
初夏の夕暮れ時

生え立つ草と
触れ合いながら
夢みながら
草の小道を歩こう

緑の爽やかさを足元に感じ
涼やかな風に身を任せよう

何事も語らず
何事も思わない ....
久しぶりのドライブ

秋空の青梅街道一直線
スピードは
制限速度 プラス10キロ

濃紺の軽キャブの
エアコンはいつもオフ
夏も冬も

半分開けた窓から
秋風が頬をなでる

 ....
今日は朝から



雲がぐずぐすしていた



私の体もぐずぐすしていた



バイト先に到着して



気休めの栄養ドリンクを



一気に飲み干し


 ....
さよならは嫌いだから

「またね」を強請る私。

またねが嫌いだから

「さよなら」という君。


でもお互いに好きな物もあって

何か大事な事を決めた後には

必ず小指を絡 ....
西へ向かう風ですが
ついでに何かお運びしましょうかって
せっかくだから
几帳面にたたんだ言葉のひとつでも
裸のままで
お願いしてみようかしら
闇を超えて
芸術を超えて
あなたに
あな ....
人間は 誕生日から 次の誕生日までの間に
普通に生きてさえいれば
少なくとも 2%ぐらい能力的に成長するらしい

毎日で割ってみれば 僅かな数値しか出ないけど
日々 起きるたびに あ ....
とヲく見つめる先
時間が来てから追い
昇りながら下がる
螺旋巻き回転
それなりの向こう

とヲい故
明日を比較する
断裂的な破片
記憶が曲がる
捩じれながら直線を描く
それより大 ....
 死んだら二十八グラム体重が少なくなるって
 それがひとのタマシイの重さらしいよ
 と、どこから聞いてきたのか
 娘が言う

 父はおもう
 タマシイに重さがあるなら
 物質 ....
何もかもが過ぎて行く
そして何もかもが帰って来る
落とし、奪われ、失くした何もかもが
心の中では連綿と紡ぎ直されてつながって行く
これをウィーヴィングと呼んでいる
トリックとまでは行かない修 ....
たまがつくられるという長い手紙を書く発語の根は脳睡してひるがえってひるがえし走ること限界などどうでもよく走りながらよく視えるできないことできたことは視えず走るまばらなゼロ覗くことからむからまれからみた .... 悪魔はグラスの中で透き通るワインと同じ色形をしていた







だから飲み干した私に罪は無い





 ....
台風とおいと遊ぶ「おばさんスイッチはじまるよ〜」

少女時代Switchはじまっちまいまして

よすが

終焉したはず
放浪Nostalgia

ETVからニア・ソーリー村あたりへ

子供はそらみた ....
台風10号が来て、レアル・マドリードが来た
大荒れと予報されていた今日は
夕方から静やかに晴れ
レアルは予定通り3‐1で勝ち、時化は太平洋沿岸だけ
夜中も大気は凪いでいる
私は王韮の古いCD ....
このあふれる
愛しさを配りたい

3人の子を産み
必死で守り育てた

その愛しさで

君に
あなたに

さみしさを知っている
みんなに



不思議と
あたしのまわり ....
新宿駅の地下連絡通路に連なり通行人をガイドする
柱の鏡で彼女は念入りな化粧の最中だった
思春期の門口に立つ少女のようにあどけなく熱心に
出勤前のホステスのように身を乗り出し一心不乱に
何千とい ....
カピパラシュートがせなかにおりてきて

ふ(や)けた頭

よふけの裏庭に飾ったら

つみとられた朝

ただのみちを

ひとつ

抱く
 いっぱしのおとなになりてえ
と泣きながらうそぶく四十男を
わたしは胸の中に招き入れる
 いっぱしのおとなはつまらないわ
と慰めてあげることも
 いっぱしのおとななんかくそくらえ!
といっ ....
空と
毎日の
事を欠かない食事


眠り
ぷらす
飽きない質のセックス


そして
幻に映る
ガラス玉があればいい


きみは何も言うな


僕はそ ....
朝のまぶしさで
目が覚める

となりには
あなた

鳴り響く
目覚ましの
アラームを消す
あなたの手

 ねぇ

あたしは
あなたの胸に
手をあてる

あなたの
大 ....
人の歩みは
都会(まち)に咲く花
出てきたやつは
最初に真似る

東京の人は
悠々と歩く
わき目も振らずに
自信に満ちた足取り
「すべてを決めるのはあくまで俺だ」
 ....
食べたい食べたい

我が儘な大食漢

種も雑草も卵の殻まで

シェフには不本意な味付けでも

加工前の葛藤まで全部



足りない足りない

無自覚な中毒者

馬鹿騒ぎ ....
マルゲリータ

シーザーサラダ

マンゴープリン

おそろいの指輪

おなかいっぱい、やわらかな夜
喫茶店の窓から覗く
街の風景は
透明で美しい
ガラス細工のようだ。

道往く人々の足取りは軽く、
今宵のクリスマスイブの準備に追われる
幻想的な蜃気楼。

漂う煙草の煙に人々の心奥を ....
へたばって、白鳥が
へたばって、きりんが
地面にくびを横たえくたばって

高い所ばっか見て来たせいかな

くびが長いって哀しいね
体より
何でくびが長いんだろう
脳には無用な機能なの ....
うたた寝から目覚めた
午前五時
/熱い湯を注ぎ忘れたカップのなか/コーヒー豆と砂糖が溶けていた‥
‥僕は生きているのでしょうか
それとも
息をしているだけなのでしょうか

朝刊 ....
  先生、ハグしてもいいですか?

あたしは 部屋に入って
口を開くなり言った

E先生は 少しとまどいながらも
椅子から立ち上がり
あたしのハグに
やさしく腕をまわしてくれた

 ....
1962年の足をかじったらイブ・クラインの青

生まれたてだから味なんか臆えてないのに蘇る人体測定

「生きていてよかった」

わたしのかげはぐれてしまったのに
父のためにメザシを焼いている。
メザシから出てくる
もうもうとした煙

父のためにメザシを焼くなんて
つい最近までは
思いもしなかったなあ
留守中の父が戻ってくるまでに
焼いておいて差 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_マロニエ_」- 月乃助自由詩10*10-11-1
道____‥__序章- アラガイ ...自由詩7*10-11-1
散歩- 一 二自由詩110-10-31
ラフ- 森の猫自由詩4*10-10-31
ノンフィクションぐずぐず- くゆら自由詩210-10-31
- ala自由詩4*10-10-31
シナモン- アズアミ自由詩210-10-31
2%仮説- yumekyo自由詩6*10-10-31
それなり、それより- 流希-Яuki ...自由詩110-10-31
結界を出入りするもの- 石川敬大自由詩2010-10-31
燃えないごみの日- salco自由詩6*10-10-31
発語の根- 阿ト理恵自由詩4*10-10-31
ヴェルグ- TAT自由詩4*10-10-30
ピタゴラススイッチ- 阿ト理恵自由詩1*10-10-30
サッカーボールと地球について- salco自由詩4*10-10-30
愛しさを配りたい- 森の猫自由詩3*10-10-30
かれん- salco自由詩5*10-10-29
カピパラシュート- 阿ト理恵自由詩1*10-10-29
情事- 豊島ケイ ...自由詩9*10-10-29
悟るまえに- アラガイ ...自由詩4*10-10-29
ハグ- 森の猫自由詩5*10-10-29
A_WALK- yumekyo自由詩510-10-28
頑是無い望み- さつき自由詩3*10-10-28
ひといき- さつき自由詩4*10-10-28
天使の舞い降りた夜- ヒヤシン ...自由詩4*10-10-28
くび- salco自由詩9*10-10-28
午前五時- アラガイ ...自由詩3*10-10-28
カウンセリング- 森の猫自由詩5*10-10-28
追憶・インターナショナル・クライン・ブルー- 阿ト理恵自由詩3*10-10-27
メザシ- ナカツカ ...自由詩9*10-10-27

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