すべてのおすすめ
真夜中にピッチの着信音
どんな目覚ましよりも効果がある
気がつくと白衣を引っ掛け
廊下を小走りに駆けている

おとなしい茶色い目の
奥さんを思い浮かべる
父親に似て意志の強そうな
 ....
ほっほっ、ほおたるこい

ほっほっ、ほおたるこい

自転車に乗って帰ったり

ぬるい夜風に咳込んだり

ほっほっ、ほおたるこい

ほっほっ、ほおたるこい


楽しいことなんか ....
濡れた暗闇を放射する
硬くて厚い椿の葉群
静かな時間になって
森の奥へと僕を誘う

ポトリポトリ
夜の壁から剥がれる様に
甘い紅白の花が落ちる
落ち続けて
踏まれ続けた花は
乱れる ....
 バス大好きな子供は言い残して 公園のバ
ス停から 車庫行きのバスに乗った 肌身離
さず持っていたバス路線図で 描いた世界の
なかで子供はもうすぐ 国境を越える
雪は降り止み
風も途絶えた
満天の星空は
きりきりと冴えわたる
放射冷却の夜

氷のランタン
雪の壁
立ち止まり
眺める
子どもの頬
母親の手のひら
蝋燭の炎は揺れながら
あ ....
夢精の度に水子供養 猫になりたい
すまして本を読む
あなたの足もとでじゃれつきたい

猫になりたい
そのページをたどる指先で
やさしくのどを撫でて欲しい

猫になりたい
こんなに寒い冬の日は
あなたと ....
ニチギメ 節分祭のおしらせ

本日の日付で投稿された作品のうち、
五七五の浮かんだ 作品についてのみ 
ポイントなしで コメントさせていただきます。

きまぐれにおこないますので
何粒の ....
娘の反抗期も
そろそろ終わりかなあと
やれやれと思う反面
なんだかそれはそれで
一抹のさみしさもあり
手放した自覚もなく
ああ、季節というものは
こんな風に過ぎてゆくものなんだと思う
 ....
名前を尋ねられたので
火葬場の薪とわたしは答えた

山の落ち窪んだ場所にある
コンクリートの壁のなかの
あの鉄扉
白手袋

手袋は二足歩行して
乾燥した骨を拾っている

くすんだ ....
夕暮れの死は淋しい
夕陽が容赦なく
色を注ぎ込む部屋
異界から配膳の喧騒

疲れ果てて
干からびた唇は静止する
腐臭の隙間を漂い来る
まずい魚の煮物

LEDライトで確認する
 ....
誰がこまどり殺したの
そう問うてみても
こたえはなかった
誰もおぼえていないのだ
すずめも 雄牛も ヤマバトさえも


夏祭り
遠くに母を見つけて
手を降ったあなた
振り袖で
回 ....
幕間 夕 差し入れた本
畳みについた裏表紙から
逃がそう 凍るくちべに

やがてへ やがては
ろ過される チャカ 
穏やかで笑顔を絶やさない
優しい人は
素敵な人でしょう

でも
人生には
笑ってばかりはいられません

自己を守る戦い
家族を守る戦い
自由を守る戦い
平和を守る戦い
  

異国の少女の瞳のよう 青く澄み
だが雲はお構いなしに夢の中の鰐だ

純白に生れ落ち
気まぐれな冬の微笑みにほだされる
だが夜には冷たくあしらわれ 
朝には固く汚れた肢体を通りに ....
  そして光が
  ひとつの小さな部屋であるとすれば
  わたしはその入り口も出口もしらない
  冷たげなスツールに、半分だけ腰をおろして
  長い窓についた雫をふいたとき、
  あ ....
身の丈にあって泣いている つよいということは
ただしっかりではないこと
しなやかにうつくしく
じゅうなんであること
そしてやさしくかしこくあること
あなたがおしえてくれた
Early a cold evening falls
Deeply a long night disgusts me
A spot illuminant in sepia is lonely
 ....
幸福は、煙のようなもの
しゅるる…と宙に消えては
ほら
気づけばそこに、漂っている  
目は開くが光が差さない
肩は動くが負うべき荷がない
節くれ立つ指はしなるが絡めるべき手がない

そのように漠々と日々は吹き過ぎ
引きずった片足は轍を伸ばす
山頂を目指す人々は皆
片足 ....
服を着替えるように
自分を着替えて
いつもとちがう
うつくしいすがたで
あなたの言葉をなくしたい
なにもいえないくらい
目だけに主張して
わたしの
すっきりさせたいかなしみ
伝わると ....
むなしい言葉の重なりに
わたしのあなたは
あらわれます

のぞんだ言葉の重なりに
わたしのあなたは
あらわれます



きれいな言葉の重なりに
あなたのわたしが
あらわ ....
眠りは死の子ども
一日一日
気づかないうちに大きくなって
やがてぼくと等身大になると
目覚めることがなくなるのだろう

いつその日が来るかわからない
いつそうなってもいいという
準 ....
夕陽のあたる湊町
古い煉瓦の倉庫街
漂うあの歌 あの旋律は
港の悲しいエレジーで
昔の俺(おい)らの子守歌

港近くの襤褸アパートで
親父も知らずに育った俺(おい)ら
酒場の女のお袋は ....
 洋酒に囲まれ 馴染みの客にその日のお酒を出す まだ来てくれるだけでも嬉しくて 好きなもの嫌いなもの こだわりと痛点 あれこれ自然に入ってきて その日のお酒というのも 彼が欲したものと私が差し出したも .... 洩れる
わたしのすきまから
   わたしが
      洩れる
   淡い光のように
      君へと
         洩れる
      ここからも
         あそこから ....
消耗品リストを
作成しました
エクセルで

ボールペン
メモ帳
コピー用紙
ホチキスの針

ふと
私は手を止めて

愛は
消耗品ですか

ボールペンも
コピー用紙も
 ....
重たい道路のざらつきを
コルクのタイヤで拾う時
揺れてぶれて
あなたは
この街のゴーストになる

気をつけないと
左に
教習場で習ったとおりに
左に
自然に寄ってしまうから
縁石 ....
一月の最後のララバイは雨の歌
戸惑ったままに眠りなさいと
優しくリフレイン

ほんの傍はみえなくて
忘れられた君はでもまだ居てくれる
帰る場所はここなんだよと

人間でいられるうちに満 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
スイセン- 藤原絵理 ...自由詩8*14-2-3
春の調べ- 吉岡ペペ ...自由詩4+14-2-3
散歩- 和田カマ ...自由詩7*14-2-3
東の国に行く- 深水遊脚自由詩5+*14-2-3
アイスキャンドルを灯す夜- Lucy自由詩12+*14-2-3
夢精の度に水子供養- 北大路京 ...自由詩8+14-2-3
猫になりたい- 未有花自由詩24+*14-2-3
日極_節分祭のおしらせ- るるりら自由詩6+*14-2-3
女同士- そらの珊 ...自由詩25+*14-2-3
握手- マチネ自由詩9+14-2-3
見送るとき- 藤原絵理 ...自由詩2*14-2-2
こまどり- フユナ自由詩6+*14-2-2
ロート・ロード- 砂木自由詩5*14-2-2
戦い- イナエ自由詩8*14-2-2
冬晴れの陰影- ただのみ ...自由詩22*14-2-2
エーテル_19- 草野春心自由詩114-2-2
身の丈にあって泣いている- 北大路京 ...自由詩514-2-2
つよさ- 梅昆布茶自由詩1014-2-2
Blues- 藤原絵理 ...自由詩1*14-2-2
幸福- 服部 剛自由詩514-2-1
同伴者- 由木名緒 ...自由詩11*14-2-1
中表- はなもと ...自由詩2*14-2-1
祝辞- 千波 一 ...自由詩114-2-1
眠りは死の子どもである- 殿岡秀秋自由詩914-2-1
挽歌- ……とあ ...自由詩9*14-2-1
没落- 深水遊脚自由詩2*14-2-1
洩れる- 塔野夏子自由詩2*14-2-1
消耗品- umineko自由詩11*14-2-1
ゴースト- 和田カマ ...自由詩1*14-1-31
満天- もっぷ自由詩414-1-31

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