すべてのおすすめ
みつめあって
死んで
いきかえって
みつめる
なんども
おんなじに
すりへって

どうしようもなく
さびしかった
それだけで
ひとを
好くことができた

あんなに
穴 ....
うすずみ色の
やわらかな蓋を
かぶせられた街で
こまやかな水に
しっとりと懐かれて
わたしの内側は
ほんのり熱を帯びる

うすずみ色の
やわらかな蓋の裏に
みっしり結露した水玉 ....
気がつけば雨は雪。

創造の世界では初夏でも雪は降る。

なんて自由な空間。ぽーんと抜ける空間。

木曜日の午後の喫茶店。

一年中飾られているクリスマスツリーに暖色が宿る。

 ....
街灯が照らす夜道を歩く夢を見て
人並みと揺れる風が小さくひらいた花びらを落とす
目がさめたら残っているものがあるだろうか?

思いは遠い過去にあるけれど
今日の瞬間も必ず遠い過去になる
忘 ....
口下手で悩んでいた、僕は 
ある日突然、目の前にいる人が 
?の文字を秘めている 
黒い人影に視えてきた 

その人の瞳の奥にある  
不思議を求め 
些細な一つの質問で 
もしも、口 ....
何気なく

蒼風を受けて

広大な水と一つになり

木葉の声を聴いて

移り変わる水色模様を見て

始まりから終わりを見守る

優しい笑顔に包まれて



錆び付いた歯 ....
コーヒーショップに夏が来て
向かいの席の女子高生が
ブルーソーダを飲み始めた
青い液体をストローでチュー
コップの中身が減っていくにつれ
女子高生は足先から海になっていく
水位は下腿から太 ....
今日は夏至
夜よりも昼のほうが長い
夏本番を知らせている

海や川の匂いが
夏を表現し始めて
一つの季節が動き出す

忘れた幾つかのもの
思い出し繋ぎ合わせるように
身も心も夏にな ....
夢の扉の向こう側に
絹の衣装を纏ったあの時の
嬉しそうに君
幻になった
君の
優しかった歌
ユリの花束も抱え切れないほど
飾って置いた無傷な部屋


/海底に沈んでいった記憶の ....
れんちゃんは犬なのに
お手もできない

ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
朝 陽光と爽やかな風に気づいて
眼を醒ます

ふらりと入った喫茶店の
偏屈そうなマスターの淹れる珈琲がすこぶる美味い

擦れ違った女性の残り香は
懐かしい女性のディオリッシモ

他人 ....
連れてってというものたちは
刺をもつ

過ぎ行く時間のすそに
そっと
刺をさす

──エクサンチウム ストルマリウム
野山で遊んだ私たちは
君をくっつき虫と呼んで投げ合った
いつか ....
考えるのをやめていた

行き着くところはいつも

同じだから

ぼくはあなたのアボカドになる

あなたがアボカドから

愛だけを感じられるようになるまで

ぼくはあなたのアボカ ....
お洒落な 満月なんて要らない
雨が降りそうだし ブルームーンなんて お洒落な言葉は要らない 
青い満月をみたら 幸せになれるなんていう 言葉は要らない
要らない言葉は 小鳥にしか読めないほ ....
コーヒー飲め

センスのいい洗濯物にはうち安らいだ悲しみが留まっている
今のうちにせいぜい遊んでおくことだな
未来を見ようとしないあなたは
感覚で物を考えるとは刹那主義のことだ

おたく ....
〜永遠にすれ違う 一番不幸な彼女のお話〜


暮れ入り延びる季節 蒸しの熱を孕んで
日には烏が 夜には虫が
またあなたを具現しようとする

長い月を 糸だけで繋がるは 寂しさ
「本当は ....
    わたしのなかに
    雨がふる

    あなたのなかに
    雨がふる

     さらさらと
      しとしとと
             

   ....
自らの表現にもどかしさ、違和感を感じる人達の
心を歌うブルース
猫も犬も蹴っ飛ばせ
俺はずっと我慢してきた
誰をも幸せにしない孤独さから
誰もが幸せになる方法を抽出できるかも?
空は泣く
 ....
今の御時世 いろいろ便利な世の中になり
その透き間に感情が潜り込む

私の心に棲んでいる 愛しい貴方の気になる過去も
目の前や手の中の 電子機器でほら ひと調べ

そこに現れる貴方の過去に ....
あたたか

そぼくな

にんげんの

らくになる

ホッとする

なつかしくなる

あめのまえの

かぜ

がいとうにてらされた

みどり

もっといっしょにい ....
中庭の芝生の上に
プリーツスカートを
花のように拡げ
背筋を伸ばし、
聖書の言葉を引用する彼女は
修道女みたいで
美しく聡明なその先輩を
私は崇拝していた
(彼女は廃部が既に決定し ....
 今夜の月は何か変だ

と 思ったその時
小さく ひびが入り
――欠片が落ちた
何かが動いている

 えっ ひよこ?

一生懸命
殻をつついて
転がりながら
可愛いらしい姿が
 ....
妻の誕生日に
新車を買って帰ることにした
プレゼント用ですか
と聞かれたので
綺麗に包装してもらった

走り出して
一つ目の信号にも行かないうちに
タイヤの辺りから
包装 ....
空から突然好きな子が降ってきた
そうね
ちょうどこんなよく晴れた日


ところがそれが
聞いてよジーザス
好きな子には彼女がついてきた
紛らわしいことしないでほしいわ


それは ....
天気予報をみてみると
昨夜は南南西3メートルを
子守唄に眠ったことがわかった

眠っていたのは惜しいかな
窓を開けて風を招いて
お茶でもしたら良かったかも

風の好みはミルクティー
 ....
{引用=
Please take it away.
It makes me lose myself.


森は、
そこも かしこも
ひぐらしの みぢかき命をしぼる鳴き声


高嶺へ ....
ぷらすちっくの小さな筒型の編み機には
五つの突起がついていて
人造絹糸を星のかたちに結わえたら
それが
りりあんの始まり

食べ散らかした夏蜜柑の皮
白黴の生えた白パン
蟻の住処は大洪 ....
わたしでなくてはいけない理由
わたしでなくてはいけない価値
わたしでなくてもいいという自由
わたしでなくてもいいという孤独
あなたでなくてはいけない理由
あなたでなくてはいけない存在
あな ....
闇の帝王がその音色を奏でると、聴衆の動きがはたと止まる。
このトランペットの音は全ての世界を超越していたのだ。
そこに新たな魔王が音色を重ねた時、聴衆はもうその場から逃れる事すら困難だ。
夜 ....
          130618



すべてと問われて
すべてと答える
催眠療法に飽きた人民を引き連れた
悪運強いタイランとはオマエだと
嫌われて縋り付いた後ろ髪ごとハサミで切断す ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いなくなった- はるな自由詩313-6-22
水の季節- nonya自由詩22*13-6-22
Relaxin'_〜或る午後に- ヒヤシン ...自由詩12*13-6-22
しみついた匂い- 加藤自由詩113-6-22
質問箱- 服部 剛自由詩613-6-21
カワル- ムウ自由詩213-6-21
石狩挽歌- 壮佑自由詩11*13-6-21
夏至- 夏川ゆう自由詩313-6-21
愛の夢___(リスト「愛の夢」を聴きながら)- 乱太郎自由詩1713-6-21
ぼくにできること- たま自由詩25*13-6-21
ちっこい幸福論- HAL自由詩13*13-6-21
さみしんぼう- そらの珊 ...自由詩1413-6-21
考えるのをやめていた- 吉岡ペペ ...自由詩113-6-20
_お洒落な_言葉なんて要らない- るるりら自由詩12*13-6-20
コーヒー飲め- 黒髪自由詩2*13-6-20
箱庭_一晩目_〜夏〜- 黒ヱ自由詩213-6-20
ふる雨に- 石田とわ自由詩12*13-6-19
梅雨時のブルース- 黒髪自由詩2*13-6-19
過去の遺跡- 朔月 実自由詩4*13-6-19
いっぱいあい- 吉岡ペペ ...自由詩713-6-18
わたしが子羊だった時(詩人サークル「群青」6月の課題「慈」よ ...- Lucy自由詩21*13-6-18
宇宙ひよこ- ただのみ ...自由詩27*13-6-18
新車- たもつ自由詩1013-6-18
若葉の候、完全な男の子について- 伊織自由詩5*13-6-18
南南西3メートルが明けて- もっぷ自由詩813-6-18
森林限界- 月乃助自由詩5*13-6-18
りりあん- そらの珊 ...自由詩21*13-6-18
ほしいもの- Mélodie自由詩113-6-18
Kind_Of_Blue- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-18
恋するキーゼルバッハ- あおば自由詩8*13-6-18

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