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 すっかり改装された応接間に白い光が差し込む時、
 僕は思い出の中で横浜の匂いを嗅ぐ。
 まだ何も知らなかったあの頃の幸福は
 クラリネットの甘い音色が包み込んでいる。

 庭に抜ける大 ....
僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれが判定するのだろう

神だろうか


勝手なもんだ


僕等の罪は

5次元で積分され

判定される

だれ ....
手をとりあって
いちばん深い風の吹く場所へ行こう

其処には音楽のような樹と
祈りのような泉がある

手をとりあったまま
いちばん深い風に浄らかに吹かれて
たたずんでいればいい

 ....
                          150618


どこか静かなところでと誘われたのがとあるマンションの一室
確かに壁は厚く、窓は二重窓、衣擦れの音も煩いほどなのだ。
時は ....
やらなければならないこと
「やりたいこと」に変えていけるかどうか。
「やらなくていいこと」に変えていけるかどうか。


工夫に
工夫を重ねていけば
変わらないこともない リスク と  ....
大きなくぼみ 大きな水たまり
いつもはみな素通りするくせに
雨が降って 水たまりになれば
嫌そうに避けてゆく

たくさんの雨粒が
わたしのくぼみに入って
今にも押しつぶしそうな
灰色の ....
かけない
生活は滞りなく進む
不安げに防寒している
夏なのに
汗じゃない涙は
あまりに信じてもらえない
悲しいわけではない
変化
日々成長するわが子
わが身などどうだっていい ....
数年ぶり朝七時台の通勤電車は女性専用車は静かだった気のゆるんだ静けさだった緊張感のない女たちの顔が間の抜けた顔が運ばれては各駅に停車するゆるゆると聞こえるのはガタゴトと線路の音あるいは鉄橋の車両のぎゅ .... 嵐の夜に暗殺団が来る

飛び立つまえの雀の親子を狙うカラスのように

ネズミのように忍び込み寝てる間を襲うのはダメだ

殺るなら堂々と嵐の夜にだ


ノーモア・ヒロシマ!

ワン ....
この世には悪が跋扈している

そのなかで自分を慰撫するには

悪に加担するしかないのかも知れない

反論には反論

蔑視には蔑視

武力には武力

神がつくった真空に悪が蔓延っ ....
入院しようが今日もいい日だ

雨の日と木曜日

檻のなかだろうが今日もいい日だ


人差し指と親指をそっとあわせる

親指をうえにむける

意識できるかぎりの力をぬく

それ ....
裏返しにされた
さいの目は
ぽっと頬そめて
恥じらってみせる
したたかさを
持っている

充分すぎるほど
濡れている
うちがわが見抜けない、
大怪我をする虫たち

太陽に抱かれ ....
赤いマジックで
なまえを書く
書いても書いても
なまえは「名前」にならない
それどころか
書くほどにぶれて
水面をおよぐ魚の尾になって
ぴしゃり
血をはねる
はねら ....
小鳥がついばんだ林檎だけ
落ちずに残ったとき
決してこの世は綺麗なものだけで
満たされてはいない
線路の左側を歩いていくと
虹に辿り着くと幼い頃叔父が言った
母について記すとき ....
空をゆく鳥が止まっているのじゃないかって
思う時
あるよね

そんな言葉で恋が始まることもある
わたしたちが本当に見ていたのは
鳥でも
雲でも
小刀のような銀の波濤でも
ウインドサー ....
梅雨雲のような光が降っていた

無菌室で少年が手を振っていた

映画監督が映画で役を演じていた

刑事がこどもに名前を聞いていた

PLUTOのゲジヒトは船越英一郎だ


神が行 ....
街の血をすって雲がひかっていた

電話をしても

電車にのっても

まるいものを意味もわからず探していた


からだのちからを抜け

悔しくても

みじめでも

焼け石に ....
海底に網を下ろして
引っ張りあげながら
己の魂をコントロールする。
海が顔を変える。
荒くなる水面。



あなたのなかで
裸になりたい。
リズムになって
 ....
〝おれは頭はいいが狩りは苦手なんだ〟
ジェンマは呟いた
〝誰にだって得手不得手があるってもんさ〟

同じ年に生まれた若い狐たちからは
「下手くそジャンマ」
「まだ一度もうさぎを捕まえたこと ....
生きていれば
心配の種の、一つや二つ
指折り数えりゃ、きりがない

もくもく…不安の煙は募り
揺れ動く心を
丸ごと!
天に投げ入れよう

まことの生の劇場は
ゆっくりと、幕を開き
 ....
雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く

光は白ではないのだ

雪が吹く

真っ白だ

雪が吹く


この傘も弁当も

家族も職場も

協力者も

皆善きことを
 ....
戸棚の奥からでてきた何のものだかわからない古いリモコン
我が家ではときどきあるのだこういうことが
ためしにあちこち押してみる

わずかな振動が空気を震わせて
とつぜん世界が半壊
するわ ....
こころに海が在る
潮騒もときどききこえてくるし

いつかのくちづけも
深いうみの香りだった

瞳にうつる雲をとらえようとしても
いつのまにかかぜに溶けてしまうから

つねに移ろうもの ....
今日も雨 灰色に染まった湿気に
沈んでいく ヒザを抱えた狭い宇宙が
傘を広げて 縮んでいく 心地よい闇に向かって
落ちていく 余計な雑音の聞こえない場所へ


窓の外 紫陽花の下に 捨 ....
股関節に
くるまれた
つや消しのまるい漆黒
( 恥ずかしげ、に詠う

五円玉八個
さきに行った大地、の
一面の花
( そよぐ静寂、楽しげ

追いかける煙は、
青を突き破り
おお ....
へーいべいべーちょーしはどーだい?って
スピーカーからだるそうな声がする土曜日
の夜の想い本当は月曜日の夜からわたわた
し書いてるけどまとまらないまあ止まらな
い咳の数はかぞえないか添えない寝 ....
損をうまい棒で換算する癖 はやくおうちに帰りましょう
と合図の童謡が鳴って
その日はじめて空は気がついてもらえる
六歳のまなざしは
あおい空には向かわなかった
夕空が少女に語るのは いつでも
あきらめる時に踏む手順 ....
とうに手放したものを
いつでも
たぐりよせられると
隠し持っていた
古びた
麻紐

年月に擦り切れては
いない

乱れる思いに
捩れてもいない

さっぱりと乾いた紐の先には
 ....
生きたいとつぶやいて
誰も聞いてはいない
つらいと叫んでみても
塞がれてしまう善者と呼ばれる耳

もう話す気力もベットから起き上がれず
吐く息だけが孤独を慰める
君の願いは
死の恐 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
横浜- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-20
勝手なもんだ- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-19
恢_復- 塔野夏子自由詩6*15-6-19
うるさい静寂- あおば自由詩8*15-6-19
左に万変鏡_右に万幻鏡- komasen333自由詩3*15-6-19
水たまりとプリズム- じまさん自由詩315-6-19
脱ぐ- かんな自由詩4*15-6-19
うるさい静寂/即興ゴルコンダ(仮)投稿.47- こうだた ...自由詩2*15-6-19
嵐の夜の暗殺団- 吉岡ペペ ...自由詩315-6-19
- 吉岡ペペ ...自由詩115-6-19
雨の日と木曜日- 吉岡ペペ ...自由詩615-6-18
マンゴー- 草野大悟 ...自由詩215-6-18
あじのめだま- あおい満 ...自由詩915-6-18
線路の左側- かんな自由詩16*15-6-18
由比ガ浜叙景- そらの珊 ...自由詩1815-6-18
無菌室- 吉岡ペペ ...自由詩415-6-18
この街の説話- 吉岡ペペ ...自由詩415-6-17
ハイヒール- あおい満 ...自由詩315-6-17
『聖母ジェンマ』__卵から始まるはな詩②- ただのみ ...自由詩21*15-6-17
日々の劇場- 服部 剛自由詩515-6-17
雪中歌- 吉岡ペペ ...自由詩215-6-17
リモートコントロール- 梅昆布茶自由詩2015-6-17
- 梅昆布茶自由詩815-6-17
雨の日の情景- 藤原絵理 ...自由詩715-6-16
火葬場- 草野大悟 ...自由詩215-6-16
How_you_doing!?/即興ゴルコンダ(仮)投稿.4 ...- こうだた ...自由詩5*15-6-16
損をうまい棒で換算する癖- 北大路京 ...自由詩315-6-16
茜音- もっぷ自由詩515-6-16
紐を手繰る- Lucy自由詩19*15-6-16
弱者は死ぬしかないのか- 乱太郎自由詩10*15-6-16

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