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わかっていて手をつけない
転ぶ一秒まえ
前のめりに笑っている
わたしをみとめてくれますか
街路樹の緑が色濃くなる刻
敷き詰められた赤い煉瓦に
バイオレットの紗が降りる

黒いヒールがコッコッと音を立て
街路に照らし出されて
白いコントラバスが歩いて行く

コントラバスから延 ....
いのちのバトンを
つなぐのは

とわの輪っかの
つながりだ

 ☆

バトンをたくせぬ
アンカーは

輪っかの終わる
無限の先だ

 ☆

この命を
全うする ....
 時代を超えて鳴り響く鐘の音よ。
 この夏の盛りにやって来る荘厳の響き。
 この身を何度委ねたか分からない魔性の響きよ。
 乳飲み子の眠りを妨げるのはやめておくれ。

 閑散とした町の中 ....
しょうがない
好きにだって順位やタイミングがある

忘れない待つわと言ったって
永遠には生きられない

ねえ、私たちが大切にしているものって
本当はただの星屑なのよ

頭に星をつけて ....
 静かな平日の図書館に人の気配はない。
 幾千幾万の蕾たちが花開くのを今か今かと待ち望んでいる。
 私の手の中で花開いた詩集は遠い昔の魂の叫びだ。
 私は今日もまた本の森へと足を運ぶ。

 ....
ラッキーカラーを切って大爆発 街でたまに
一匹狼に出会う

同じ匂いがして
話さなくても気に入る

媚びない
興味ない
けど楽しい

みたいな
なんともいえない魂の軽さがあって

そういうヤツらは
何の ....
川沿いに腰を降ろしてひと心地
よく晴れて広い空に浮かぶ雲の
自由な大きさに目が眩む

私はこの空の下に生きている人を
ほとんど知らない
それなのに時々窮屈な気持ちだなと
思うのは何故だろ ....
公園で自殺した

つぎのつぎの日には

痛快なくらい子供たちがそこで遊んでいた

夕暮れ

子供たちはそれぞれの明かりに戻っていった

喧騒のわだちを残して公園はしんとしていた
 ....
          150818

定期健診が8月から受けられます
保健所からは分厚い封筒が届けられ
行きつけの内科医に尋ねたところ
夏は暑いから、なにかと異常があるから
例年通りの10月 ....
記号のような体を結んだ夜を
心とはよべない
わたしたちの命が
わからないどこかで燃え尽きてしまう
祈りがなみだのようにあふれだした
            150817

私たちが全米一位のミュージシャンです
ちんどんちんどんまことに淑やかシャナリと鳴らす
全米とはお米のことではあるまいか
疑り深い私たちが鎮問屋を問い詰 ....
夏好きの二人は
日が長くなっただけで嬉しくて

8月の終わりには毎年
嫌やなあ
寂しいなあって言い合う

馬鹿みたいに同じことの繰り返し

だけど大事なことだから二回言う

嫌な ....
お盆に
死んだ父のお膳を作ってると
嬉しそうに母が何度も言ってたけど
何度も言い過ぎてるうち
かぼちゃが焦げた
台所で小さな落胆の声が聞こえる

私は父の写真を見上げて
「なあ、かぼち ....
パン屋の軒先に
フリーペーパーと一緒に
ご自由にお取り下さいと
置かれているパンの耳
ビニール袋にどっさりと
持ち上げ少し多いなと思いつつ
買った惣菜パンより重たいなと思いつつ

その ....
ひとはプライドで生きている

それはある種の破壊衝動だ

破壊のあとには再生がある

それはある種の幸福の歴史だ


破壊と再生は連続している

ならばプライドで生きていこう
 ....
今日は朝から雨だけど
年に一度の特別な日
もうあれから何年も経つなんて
信じられない

この日のために
今までで一番努力した

ということを毎年のように言っている

少しでも綺 ....
快晴の空は幾度となく再帰する
私達もまた無限に相見えるだろう
龍はずっと永い夏の中に棲んでいる
恩は怨と混じりあい、互いに何の区別もなく
ただ清々と歴史を刻んでいく

快晴の空よさようなら ....
わたしがギターを弾く
それはね、お金を稼ぐため
カンをわたしの前に置き
道行く人に曲を弾き語る

立ち止まってくれる人は数少なく
わたしのカンの中も銭が少ない

生活するためにはこうす ....
堕ち続ける夢をみるのはこれがはじめてでもない
ときどき浮遊する夢もみるが
たいがいは堕ちている

奈落に底が在るとしたらいつそこにたどりつけるのか

それとも俺は横方向に無限に移動している ....
なにもしていない。
けれどこの手は何かを求めている。
白昼夢のなかで、
この右手は、
人混みを漁る。

ぶつかった誰かの
心臓に手をのばし ....
風邪をひきましたの。

大したことありませんのよ、
咳が出て、頭痛がして、気持ち悪くて、吐き気がして、体が重くて、全身が熱いだけですの。

お食事ですか?
摂りましたわ、プリンを一個。
 ....
熱中症の危険があるから八月のゴルフは避けられている

だから八月のゴルフは安い

よって会社の金でできない理由があるようなゴルフコンペは八月に集中する

会社の金でできないゴルフコンペには ....
今日も今日とて朝日は昇る 太陽光はパネらない テレビのない部屋休日ならばいつもと同じ葉月の十五 わたしの目下の悩みの種は電源入らぬ化石のG4 音楽さえ聴けなくなってiPhoneだけが頼りなんです

 ....
熱い日ざしが 爽やかに木の葉を青く染める
夏休みになって 少し賑やかになった
迷惑なような 嬉しいような顔
普段は老人ばかりの 閲覧室の空気

戦争中のことを書いた本を広げて
いつかの ....
ユニットバスの水平さの隅で 
私は猫の目になる前の棒っ切れ
コンドームたちの密会を
五秒の使用と三分で決定させる 
男と女の待ち合わせ

不在の子の存在を 赤い視線で映してみせて ....
あなたのいいたいことはわかる。
何が必要なのかもわかる。
けれど必要なものばかりを探しまわると、
本当に必要なものがみえなくなる。
あなたのいいたいことはわかる。
なにがたのしみな ....
あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ....
あたりは仄暗い

無数の墓標たちが漂っている

言葉たちが 沈黙の淵へと沈み溶けてゆく

悼み 祈り 鎮め

どんな言葉も私は選び掬い取れない

ただ この沈黙の淵から

いつ ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
転ぶ- はるな自由詩415-8-18
札幌煉瓦通りにて- イナエ自由詩10*15-8-18
- シホ.N自由詩515-8-18
貴方へ- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
6yhnx- mizunomadoka自由詩215-8-18
街中の森- ヒヤシン ...自由詩7*15-8-18
ラッキーカラーを切って大爆発- 北大路京 ...自由詩615-8-18
- ガト自由詩8*15-8-18
ひと心地- 灰泥軽茶自由詩415-8-18
GHOST_IN_THE_PARK- 吉岡ペペ ...自由詩615-8-18
腸の検査と麻婆豆腐- あおば自由詩4*15-8-18
祈り- はるな自由詩215-8-17
全米1位- あおば自由詩4*15-8-17
夫婦- ガト自由詩12*15-8-17
かぼちゃ- ガト自由詩5*15-8-17
パンの耳- 灰泥軽茶自由詩215-8-16
ひととプライド- 吉岡ペペ ...自由詩215-8-16
記念日- 瑞海自由詩3*15-8-16
永い夏- 2012自由詩215-8-16
もの弾き少女- じまさん自由詩215-8-16
奈落- 梅昆布茶自由詩1015-8-16
火花- あおい満 ...自由詩1015-8-16
お見舞いに行った- 愛心自由詩515-8-16
八月のゴルフ- 吉岡ペペ ...自由詩415-8-15
太陽光ぱねらない/即興ゴルコンダ(仮)投稿.63- こうだた ...自由詩3*15-8-15
木曜日の図書館- 藤原絵理 ...自由詩515-8-15
判定- 為平 澪自由詩1215-8-15
あなたのいいたいことは- あおい満 ...自由詩6*15-8-15
訪問者- Lucy自由詩15*15-8-15
漂う墓標- 塔野夏子自由詩5*15-8-15

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