すべてのおすすめ
骨の中を蛇は行き来する
赤い舌を つなぎめからだして

どす黒い血を舐め
爪の間から じっと獲物を捜す

ねずみを 虫けらのように
孤独を 小鳥のように

飲み込んだまま 頭蓋骨まで ....
ショーウインドゥの中にはド素人の描いた
ローランサンの贋作が飾ってある
どんなに遠くから見ても錯覚すら起きない
紫と赤の花弁の中で白い少女が
脂蝋化の死体さながら微笑んでいる
車のフロントグ ....
ジャッキー/桟橋/レーゾンディートル





ピエタ/口縄/ユーロジブイ











摂津/岸和田/ニューハンプシャー
 ....
サバは猫ではなかった。

猫がサバだったのだ。

おもい。

わりきれない素数のように

バサッと

樹のうえから降ってきた新しい猫と屁理屈を彼女はうけとることにしたのだ。

おもてなしうらなしてだ ....
絵描きの家には絵筆が数えきれないほどあった
太さが様々な絵筆が ところ狭しと並んでいた
絵描きは嘘をついていた
彼は絵描きではなかった


どこかに球体があった
それはそれは丸かった
 ....
午後 4時44分

見上げると
東の高く

薄い青空に
少し欠けた

白い月が
浮かんでいた

立春もとうに過ぎたのに
しばらく
引きこもっていた

たまっていた
所用 ....
網戸に
みっしりと

あたしの嫌いな

蛾が
はりつている

義母が
買ってきた
生貝を
食べる



喉元に
違和感を覚える


吐く

あたしは
貝殻の ....
うすあかりの光りがまだら模様をえがく夜
わたしは、私を忘れる




「風が出てきたみたいだ。梢の影が踊っている。
 ここには、街灯はないのだから…」

「月明かりね。風音が変わった ....
27で父を亡くした

あのとき
あたしは
もぬけのからになった

数ヶ月
母と暮らした

父の大きさを
影響を
思い知った

もう
何十星霜も
たっているのに

未だ ....
踏みしめろ






















 ....
ポコ ポコ…と湧きいでる水
サラ サラ…と靡く笹の和音

ポカポカの柔らかい 日だまりで 感じたい

水を掬い 触れてみたい
笹の葉を 触れてみたい

自然の柔らかさを  ....
南極 と 北極

空 と 海

月 と 太陽

男 と 女

好き と 嫌い

*
*
*
*



両極のようで
いて

みえない
磁気に

引かれ
 ....
ホイミをかけてくれ







 ....
ブラックサンダーを買った
丁度予鈴が鳴る時間だ、と
デジタルはぶっきらぼうに言い放つ

運悪く遮断機が寝そべる
そういえば、彼は息災に過ごしているだろうか
雑音の迫るなか髪をといた

 ....
雨がおちていた
//空白に文字化ets
「鉛筆
大学ノート
きりたんぽ 」
ずっと「詩のなかを歩いてきた
」否 「ちがう 詩を引きずったまま
夢のなか」
夕立/
 ....
気がつくと

インスタントラーメンを食べている

雪で 食材が底をついた 
 はい ラーメン

昼食 何にしよう 
 はい ラーメン

ちょっと 小腹が空いた 
 はい ラーメン ....
引きなさい

少しは
引くことを
覚えなさい

愛しい人から

 しつこいよ

なんて

最低
最悪の
オンナだから

引きなさい

いい加減
引くことを
覚え ....
この存在は貴方を苦しめる
こたえのない道を歩き疲れてゆく貴方
感情を抑制することは難しく
環境はそれを許しはしない
わかっていても振りほどけずに
くるくると同じ円を廻る

 ....
砂利についた 貝ガラ どろどろ
黒く吐いた あぶくに うちあげられ

ヒレの息づく爪のかけら
まるい黒い斑点に交じる
夜毎落ちていく指噛む昼

まわした儀 どこからか溢れて
 ....
君まで続くこの道に
淡い霞が微睡んでいる
まだ春浅き日の早朝
清楚な花束を抱えて歩く

歩調に撓む細い茎
君に言ってしまわなければ
不安が纏わりつく前に

世界がそわそわと動き出して ....
あなたとの距離が
うまく 計れない

ついこの前は
あんなにちかくに
感じたのに

今夜は
あなたの胸に
指先が触れない

寒すぎるからかな
忙しいからかな

あたしの
 ....
灰色の身篭った天空の核に
ぼんやりと繭を透かして
眠れる生命の淡い黄金が
そこだけ温度を伝えている
しかし雪は後から後から降っている
無心な子供のダンスのように
無数の白で地を照らしながら ....
目を閉じて
果実たちの歌をうっとりと聴いている君の午後
に あたり前の登場人物のようにとどまっていたいのに
何故だろう砂のようにこぼれてゆく僕の輪郭
すっかりこぼれてしまう前に
君に気づいて ....
怒りよ
悔しさよ

あたしの中に
ぐすぐすとくすぶっている
未開なるチカラに
火を点けよ

生まれたときからそうだった

双子は片割れと
比較される
両親の愛を
奪い合う
 ....
せんにゅう そうさ かいし しね






女の子の地図
間延びする学校のチャイムとともに無愛想なその表情は変色し、細い腰はイスに自由落下、草臥れた制服のスカートが息 ....
唇を重ねたように
息がつまりそうな真夜中
声を荒げて
逃げだしそうになる都会の真ん中で
小さな羽虫たちは
か細い灯りに寄り添い
汗臭い涎を垂れ流している

相槌のない会話が延々と続 ....
月が満ちたらわたくしから
横たわったわたくしから
真綿のサナギをそっと剥いで
露わな背中を嘗めて頂戴
ほら、あの月が満ちたら
暗夜に独り、永年独り寝の
あの蒼ざめた女神の腹が膨らんだら
 ....
目をとじたまま夜を織っていく
書き損ねた昨日の日記を
改竄する

遊びつかれてもまだ泳いだ
つめたい壁にぶちあたるまで
嘘も真実もこの手にあった
そして飽きもせず
わらった

ひか ....
○が□に惚れたのは

とても嵐の午後でした。
大きな嵐が横切った
山を越えて谷を越え
川を跨いで横切った。
嵐は朝から走っていたが
なぜか□は電車に乗って
○のいる図書館に
ビニール ....
猪で思いだしたけど君とこの奥さん元気か?って









なんやそら君失礼な!
 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤い眼- 砂木自由詩3*11-2-20
歩行- salco自由詩9*11-2-19
呪文を諳んじろ- TAT自由詩2*11-2-19
サバ- 阿ト理恵自由詩9*11-2-19
絵描きと球体の話- 相田 九 ...自由詩1311-2-19
白い月- 森の猫自由詩16*11-2-19
欠片- 森の猫自由詩7*11-2-17
肌あわせ- 月乃助自由詩15*11-2-17
父の影- 森の猫自由詩6*11-2-16
dragon_phantom- TAT自由詩2*11-2-16
たわむれ- ポー自由詩2*11-2-15
極(きょく)- 森の猫自由詩7*11-2-14
じゃなきゃ死にそうだ- TAT自由詩6*11-2-14
黒き稲妻- モリー自由詩9*11-2-14
空文字- アラガイ ...自由詩4*11-2-14
コイケさんに、なった気分- 森の猫自由詩11*11-2-14
引く- 森の猫自由詩6*11-2-13
太陽に誘われ- ポー自由詩2*11-2-13
こ_ぐ- 砂木自由詩8*11-2-13
ベビーズ_ブレス- モリー自由詩3*11-2-13
距離- 森の猫自由詩3*11-2-12
雪の日- salco自由詩5*11-2-11
君の午後- 塔野夏子自由詩7*11-2-11
怒りよ!- 森の猫自由詩5*11-2-11
翼エマージェンシー- ayano自由詩611-2-11
息遣い- 乱太郎自由詩15*11-2-10
月齢- salco自由詩8*11-2-10
秘密- アオゾラ ...自由詩511-2-9
恋に落ちて- ……とあ ...自由詩7*11-2-9
次から次へと死んでいきやがる- TAT自由詩3*11-2-8

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