すべてのおすすめ
俺は偏狭な人間だ友人も恋人も本当に一人も居ない
『遊べ』と言われても遊べない遊んだ事が無いんだ
遊びは罪悪だと教えられたそれで31年生きてきた
タイムカードを打つ事はマサシク命を売る ....
今日もとっとと定時退社して、
寄席に行ったら、
雨だしガラガラだろうと思ったら、
どっかの団体客で満席だった。
ふだん、落語なんて、興味もない客層なのは明らかで、
なんだか居心地が悪いなあ、 ....
おそらく
今日という一日を
まめをつぶして過ごしてしまったのが
悔しくもなくて
誰のために
血を流していたのか

自分のために
なっていたらなあ
感嘆が漏れてから
夏の湿気につつま ....
……・・「垂直歩行」E難度
(前方三回転宙返り)B難度
(後方三回転一回半ひねり)D難度 …・

空気が薄くてことばが伝わらない 。
(…ヤー !タバコ吸ってもいいかなー… アレ  ....
朝から誰かに包まれていた

つながっていた

無常ばかりを言いふらかすけど

無常ではないものを信じている

つながっていた

朝から誰かに包まれていた
ひょいと見ると出窓の内側で
そいつはいつものように
出窓に置いてある
真空管式の古いラジオに
じっと耳を傾ける
ビクターの犬のようだが
そいつは黒猫だ

出窓からは朝の港町の風景が広が ....
駅までの道にはなかった
信じられない

ホームでは
ゆっくりと背中を押す

きっと
迷惑がかかる
という被害妄想を
する人は
足を引っ込める

逃げ出すための
手段としては ....
むかし虫は友達だった
ダンゴムシ、トンボ、ミノムシ、カブトムシ
モンシロチョウにアゲハチョウ
トノサマバッタにショウリョウバッタ
アマガエルにアカガエル
ミンミンゼミにアブラゼミ
クマゼミ ....
いたずらな風にでも煽られたのか
薄桃色の世界が一瞬目の前にひろがった
 



男のひとは女性の下着に恋するものらしい

くしゃっとした
小さな布切れなのにね

でもそれは男の ....
黒くてまあるいテーブルに
まあるい背もたれの黒い椅子
空は何処までも黒くて
此処は光の帝国だ

暗闇に生えるシャボン玉の七色の渦巻きを見ている
僕が毎日学校に行って普通に暮らして ....
雪よりも白い糸が
どこまでも続く

途絶えぬ筆記体の線が
サインは何処までも

{ルビ終焉=おわり}を知らない
時々刻々のように流れていく

どんなに流れても
忘れない

君の ....
ベージュの口紅を塗って
いつもより控え目なメイクで
つば広帽子を片手で押さえる

伸びた背筋にきっぱりした足取り
威圧感はないけれど有無を言わせぬ機敏さ


淑女として扱われたいなら
 ....
白っぽい水いろの空に

うぐいすの歌声が聞こえます

どこで鳴いているのでしょう

炎天のぼおっとした意識に

うぐいすの歌声が聞こえます


声変わりまえの

無垢のいのち ....
<種類別> アイスクリーム(自称)
<体脂肪> 22.0 %以上
<内臓脂肪> そこそこ
<原材料名>
  怠惰、臆病、猫背、妄想、未練
  安定剤(貧乏ゆすり)、乳化剤(溜息)
   ....
貴方の
書いたものに
触れると

エロティックな気持ちが
じわっとする

冷房の効いた部屋で

素肌に
猫を抱くように

太陽の匂いのする
真っ赤なトマトを
果汁が滴るのも ....
回線の影が鳴り始める
たくさんのおまじないを用意して
咲かせたい花があった

くるくるとダイヤルをまわす
つながらない番号はないはず

私だけ 年をとってしまったわ

陸橋を運転しな ....
雨の季節が過ぎ
風の中から 川面から きらめく緑の梢から
いっせいに放たれてゆく
夏を奏でる音符たち
それらはゆらめき絡み合い
透明なアンセムになる

その響きに
意識を浸せば
やが ....
新聞によると、都会では 妖怪やむなし が 多く 出回っているそうだ
このあたりでも 妖怪いけしゃーしゃー が、つぶなら瞳を ぎらつかせている
だが、挨拶をかわせるのは なんか妖怪とだけだ

 ....
とんでもないものを見たと思った
町の灯りなんてほとんどなくて
月だけが半弧を描く
ステージ奥では雲がバックダンスしてるしまるでいつもそうしてるかのように

時がこのまま止まればいいと
一夜 ....
{画像=110715000430.jpg}


陽炎のゆれる炎の一日
草は夏の息をかみしめ
熱く重たい目蓋を降ろす
紅い夕日よ

それは陽炎のゆれる炎の一日の終わりの
時の流れの流 ....
寄る辺なく
君を想うことなかれ
寄る辺なく
君に恋することなかれ


朝露零れて
透いた柔肌の朝顔
吐息に揉まれし


けふ
文月小暑
忘れがたき
夕でるまでの


 ....
死と屍
暗闇と風
犬と牙
火と血と着火
息を押し殺して
手のひらでそっと囲んだら
金色の鱗粉を残して
忽然と消えた

紫色の残像は
一瞬だけ切なく薫った後
押し寄せる後悔の波に
さらわれていった

視界の端をくすぐる ....
最初は誰もがただの雨だと思った
それは空の破片だった
乾いてひび割れて
ぱらぱらと空が
降ってきたのだ

空のすべてが落ちてくるかもしれない
どうやって己を守ろうか
頑丈の建物を作っ ....
負け犬は社会からはじき出されて
今日も部屋に籠って
「芸術」という免罪符を貼った
自慰行為に走る

そうやって世間に
ひそかに楯突くことしかできず
負けを認めずに空威張り

それが ....
マンデイ朝陽は来たか





チューズデイ雨か







 ....
あなた、どうか、軽蔑してくれるかな


できることってみんな違って
そういうことわかったように風をうけています
与えられたことには
過敏な反応をして
なにをもらっているのかわから ....
地平線にぼんやり見えるのが隣町

だだっ広い草原の上には
流れの早い雲
鳥が止まり木を探して飛んでいます

一軒だけ建った
大きな屋根の小さな家
花壇には草やら花やらが
ごっちゃにな ....
愛してただの



此の世で一番だっ ....
出棺を待つ君は安らかな表情で
首筋にあるべき索状痕は目立たぬよう化粧を施され
凄惨な最期を遂げたようには見えなかった

呼びかければ目を覚ますのではとか
冗談が過ぎたかな
頭を掻きながら棺 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
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