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風が流れる
静かに
静かに
時をのせて

積み重ねてきた歴史
生きてきた証が
そこにあるから
ひとは
ひとに
やさしくなれるのだと

包み込む自然が
微 ....
達者でありましょうね、きっと
必ずや笑んでおいででしょうね

喜びようの一つ一つを隔てなく
過ちようの一つ一つさえ隔てなく
見届けてくださった、あなたですもの

わたしがなにを望 ....
コンクリートの塀に添って
浅く掘られた排水路には
緑色の水が
日照りの夏も
凍てつく冬も淀んでいて  

水中に浮遊するべき
ボウフラ・ゾウリムシの類いも
泥中にたむろするミミズの姿も ....
【水だ】

空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ

骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き

水族館の いっかいから 
          二階にかけて
       ....
小籠りくすぐりあっているのが
お仕事に影響するのは、はた迷惑ですね

「嫁の躾しろよ」という話になる



小籠りくすぐりあっているのが
生活を後ろ楯るのはいいですね

仕事は進む ....
ひと息ごとにこぼれるのをあつめて結いあげたのが
いまあなたの胸にひかっている涙です

気がつかなかった
愛がどれほどのものか
おわってみてようやく眺めることができた

一連を終えて
 ....
むもくてきな独り言
ついに剥奪された虹
爪にかりかり 梅干
関与 火の鳥 カン

かまざりし 草々庫
ライオン折り紙 河
身持ち崩すちりとり
月 落としても 朝
私の重みで、凹んでいる
タイヤの椅子のブランコが
ぎっしり…ぎしり…と{ルビ軋=きし}んで、ゆれる

軋んで、ゆれていくほどに
ぷらたなすの樹は、詩いだす
ざわつく若葉も、踊りだす

 ....
頭体、重たく 何かがのしかかる

電気が消える

液晶の白さと楽器や声の重なりが
暗闇を割いて
体と頭を中から包む


だれか泣いてる人がいるように
だれかが居るようにだれか ....
雨が降ったあとだけ
わたしは
この世に生まれます

黒い空から
産み落とされたというのに
見上げれば
 ――おもいわずらうことなど最初からなかったように
 ――おもいわずらうことは誰で ....
それにしても
グレード4という言葉には
激痛が走る

君は笑いながら言った
「俺の詩も書いて欲しいな」

本気か冗談かなんて
わからないけれども
君の気持ちがわかるなんて
そんな事 ....
わたしの猫は名を呼ぶと
どこに居たって走って来た
わたしの隣に居たとして
動けばどこでもついて来た
疑うことを知らない仔
たとえばそこがガス室でも
あるいは壁が押し迫ってくる
そんな部屋 ....
貝殻を耳に当てると
遠く 波の音が聞こえる
貝殻にたくさんの
波の音が記憶されてるから

貝殻を耳に当てると
記憶を共にできる

貝殻が聞いて来た音

海水浴ではしゃぐ人々
浜辺 ....
訪れるきみはだれだい
夜なんだろう  きっと永遠の
届かないものばかり
手をのばしていたね


憶えているよ
降り注ぐのは星だった
断罪を求める指は
切り落してしまうよ

明ら ....
とっくにはじけていた赤い実を
ひろいあつめて なかったことにする
体のどこにも綺麗なものなんて残っていない
何も奪われていないし何も汚されてなんかいない
それでも 真っ赤に染まった洋服の中
 ....
絶望とにらめっこして負けている 小舟のようだ
夕闇を漕ぎ進む
君だけが
それを孤立と呼ぶのなら
力を込めて
一漕ぎ
ふた漕ぎ
頑なに握る
黒錆びた銀のオールの先から
反転しながら
零れる飛沫は
やがて発光する蒼 ....
ひと押し
ふた押し
み押しするたびに
深いところから
吸い上げられてくる
手応えがあって
ほとばしる
夏でも冷たい水、水、水

水という命を手に入れるために
用意された
一連の単 ....
短冊に願い事を書く
叶ったイメージを持ちながら

七夕の雰囲気になっている街

天気も良く雲一つない
星空が見えそう
空を何度も見上げる人々

たくさんの願い事が
羽ばたき勢いよく ....
水が氷になると、体積がいくらかふえる
でも水蒸気になると1700倍になる
最近やっと知ったのだが(あまり当てにならない)
そうかそれで蒸気機関車ね

いわゆるビッグバンか何かが
どうし ....
葉っぱが微笑んでいる
もうすぐ枯れて落ちてしまうのに

私達が やがて落ち葉になったなら
どうぞ皆さん 踏んでください
素敵な音楽 奏でましょう

葉っぱは その命の最後にも
悔いは無 ....
色恋沙汰のたびに「あ、これ少女漫画で読んだやつだ!」って思う。恋愛のくせにそんなこと、気づかせないでほしい。手をつなぎながら言いかけた言葉を問わないままここまで歩いてきてしまったね。さらけだせないなら .... 詩 舌足らず
詩 知ったかぶり
詩 失敗ばかり
詩 四苦八苦
詩 死んでたまるか
詩 しらけちゃダメね
詩 しっかりしろよ
詩 叱咤激励
詩 獅子奮迅
詩 試行錯誤の
詩 支離滅裂 ....
無作為に捨てましょう
身近な物を

涙こぼさず
すっきり出来たなら
あなたは十分に渇いています

物足りて
こころ貧しき暮らしです
とうとう 
頭蓋ドーム内をコンチュウ軍団に
乗っ取られたのだ

先日から始まったW杯は
もはや故郷の国は敗退したというのに
一日中 声援が盛り上がっている

今日の試合は 
コオロギ ....
{画像=140706133117.jpg}




フリーという言葉に何を思い浮かべますか?


海月(くらげ)?


海面に写る月の影のように
ゆらゆら揺れて
掴もうとする ....
きのうガストで吸血鬼が

ここの血甘すぎないからいいんだよねえ的なことを

学習塾の講師っぽい大学生に言っていた

この大学生は吸血鬼とどういう関係なんだろう

吸血鬼といえば女子高生 ....
板の切れ端が 軒下に放り出され
横に立てかけられ 忘れ去られている

陽をあび続け だんだん色があせ
雨をあび続け 湿って腐りはじめ

風からは遠い 身動きもしない
雪の積もる夜 ただ  ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが

焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間

とくに創造的である必用も ....
そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


簾に打ち水
蚊取り線香
朝顔凛々しく
ついでに懐メロ

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_ひととして_」- 椎名自由詩2*14-7-9
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オセンエキ_あるは_過去に作られるべき詩_- イナエ自由詩10*14-7-9
【水】引き潮- るるりら自由詩22*14-7-9
みはるかす- 鵜飼千代 ...自由詩12*14-7-9
窓べ- はるな自由詩714-7-8
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水たまりのひとりごと_【詩サークル群青_六月の課題『水』への ...- そらの珊 ...自由詩15*14-7-8
連れて行かないと約束して誰か- 小川麻由 ...自由詩5*14-7-8
わたしの猫は- もっぷ自由詩6*14-7-8
貝殻の記憶- 小川麻由 ...自由詩5*14-7-7
ニュクス- 三上あず自由詩314-7-7
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絶望とにらめっこして負けている- 北大路京 ...自由詩214-7-7
熱帯魚- Lucy自由詩11*14-7-7
古井戸__【詩サークル群青_六月の課題『水』への提出作品】- そらの珊 ...自由詩14*14-7-7
七夕気分- 夏川ゆう自由詩114-7-7
サークル群青_課題詩:水素、水、水気、集中できない疑問- 木原東子自由詩15*14-7-7
葉っぱの心- もっぷ自由詩514-7-7
フィクション- ユッカ自由詩114-7-6
おれの……- ただのみ ...自由詩17+*14-7-6
渇きを知るすべ- 千波 一 ...自由詩214-7-6
騒がしい耳鳴り- イナエ自由詩6*14-7-6
フリーでありたい_/_手段こそが望ましい- beebee自由詩28*14-7-6
甘すぎないからいいんだよね- 吉岡ペペ ...自由詩314-7-6
照らす者- 砂木自由詩9*14-7-6
ぼんやり- 梅昆布茶自由詩2014-7-6
風流夏館- もっぷ自由詩914-7-6

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