すべてのおすすめ
呼び声が音階になって
夜を揺らすから
ガソリンの切れた車も
走り出せるんだろう

笑い声が音階になって
朝を燃やすから
魂を失った人形も
歩き出せるんだろう


ねぇ ....
ミルキーウェイに雨が降る

引き裂かれた星たちが

呼び合っているからさ



ミルキーウェイに雨が降る

華やいだ季節が

通り過ぎて行くからさ



溢 ....
よこみちにそれようと

おもえばかんたんな

この夏
あなたがもし私より先に
深い深い眠りについちゃったとして
もうずっとさめない眠りについちゃったとして
あなたが年上であるとか
そんなことどうでもよくて
私はただただひたすら泣いて
3日目に ....
うさぎの眼でエンドロール眺めている   蛇口の水を、けさ
  流しっぱなしにしておいたの
  ぼくがいなくても地球は
  わけなく回り続けるの



  寒くてジャケットの
  エリをぴんとたてたの
  尻ポケ ....
その生き物に色とりどりのガラス玉をもらった
それはよく見ると一個ずつが脈動してそれぞれの色で輝いている
ときおり澄んだ音色で囀る心臓のようだった

ふしぎな生き物は美しかった
息が止まるぐら ....
きいろい秋の街道で

あなたも僕をおもうだろう

灰色がかった青空を

見上げて僕をおもうだろう


あらゆる準備ができているよ

なんだかせえせえしているよ

もう傷つくこ ....
駅へ降り立った時
まだ空は青みを帯びていた
ちょっと買い物をした隙に
すでにとっぷりと暮れている
荷物を提げて
街灯が薄く照らし出す歩道を急ぐ
呼ばれた気がして
見上げると
鎌のように ....
わたしが
命をもらった日から
吸って吐いて
繰り返されてきた
呼吸の仕組み

その息は
かじかんだあなたの指を少し温め
その息は
幼子の風車を廻し
その息は
ケーキに灯されたろう ....
あなたがほんとうに
あなたなら
IDを脱いで
そよそよするビルを三角にして
意味とかを味にして
眠い椅子たちをこうばしく並べて
もしあなたがほんとうにあなたなら
これ以上ないくら ....
早朝 
寝ぼけ顔で庭に降り
如雨露を取りに飛び石伝いにゆけば
いきなり顔面を覆う蜘蛛の糸

悲鳴こそ上げなかったものの
粘っこく絡みつく網に息を止め
指を立て取り払ても 
容易には剥が ....
私には二人のにーちゃんがいる
ただならぬただのみきやにーちゃん

双子で5つも年上のお花にーちゃん
がいる

憧憬のキアラキアラした念が 翼を広げて飛んでいる
頼もしい にーちゃんたち ....
写真立て四角く咲いている 記憶の扉の鍵は締めないほうがいい。
綴られた思い出に机上のペンは饒舌で、
蘇る風景は良質な硬石のようだ。
不変の美が穏やかに語りかけることもあるだろう。

共に生きた証は残したほうがいい ....
今日は横浜詩人会賞の授賞式。  

司会を務めるわたくしは  
天の恩師の形見を  
スーツの内ポケットに忍ばせ  
会場ホテルのトイレに入り  
シャツの襟にゆるり、巻く。  

ネ ....
私の脳裡は「無」の世界にいる
ただ何も思考せず「無」の扉を
自動通過して中に入って行った

時の過ぎるのを待っているのか
時の来るのを待っているのかと
思考する気力さえ無力に変えた

 ....
            131012


メタボ検査をします
看護師が
恭しい手つきで巻き尺を取りだし
臍の周囲を丁寧に計測した
見るからにやせっぽちなのに
なぜ計るのだの野暮なセリフ ....
古くなったり新しくなったり
その繰り返しの街は生きている

街が歌い出せば
爽やかな風が吹き始めて
人々の足取りが軽い

季節が変われば
歌も新しくなり耳に溶け込み
季節の変化を実感 ....
サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け

パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
 ....
      夏をたたむ
      両手でしわをのばし
      ていねいに
      色濃い影をおとした夏も
      洗濯され、たたまれると
      頼りないほど薄っぺらだ
 ....
さようなら言葉達
私のちっぽけなボキャブラリーは
ずいぶん前に尽き果てた
書き連ねる文字は
すべて似たり寄ったりで
表現する風景も
どれも同じになってしまうから
ここで別れを告げましょう ....
かーさん ももいろひよこ かってや
めっちゃ かわいーやんか
そらいろも いるんやで
にじいろも いるんやで
ハートマークも いるんやで

息も絶え絶えのひよこたち
鳴いてるんじゃない
 ....
エプロンをつけたおじさんのような
がらがら声のおばさんのような
二人組が立ち止まり
暑いのか涼しいのかさっぱりわからないねえと
言っている横を

私はTシャツ一枚で通り過ぎていくのだが
 ....
道路の一方に並ぶ
木々の下を歩く

ゆっくり歩くほど
雑音の中から 笑う声に似た音が響く
聞いたことがあるようでなつかしい

ふんわりした空気が流れていくけど錯覚だと思う
現実と頭の中 ....
朝焼けと茜空の間に
彩(いろどり)が溢れ
茜空と朝焼けの間に
暗闇が横たわる
少女はその秘密を知りたくて
彩の一つ一つを呼び出しては
新しく命名し昼の詩を
暗闇の底を探っては
言葉で照 ....
風が運んできた花の匂いにまみれたら空想に囚われて
飛行船で七つの海を制覇する旅を始めてしまうけれど

真夜中に目覚めた時のあの浮遊感が忘れられないから
雷雨の中を駆け抜けて迷い込んだ街で君を思 ....
悲しみを涙で濡らしたとて何になろう
涙はいずれ乾き濡れた後さえも消える

涙で頬を濡らした後は渇くことさえも
知らずにいるかのように流し続けた私

悲しみを涙で濡らしたとて何になろう
濡 ....
見世物なんかにならないよ
こっちが性に合ってる
 ブランシュは言う
家柄がいいし
学もあるのでね
愛されて育ったのよ
悲しまれて育った

これはね
でもあたしの脚じゃない
姉さんな ....
古いノートに書かれた文字を
辿って行くと
余白にぶつかって
そこから先へ進めなかった私がいる

もう書けない
諦めてしまおうと
何度も思った

余白の裏に
余白の隅に
挫折の名残 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ねぇ君- 永乃ゆち自由詩1+*13-10-15
ミルキーウェイ- 永乃ゆち自由詩2*13-10-15
- 永乃ゆち自由詩3*13-10-15
がらんどうの_______。- そらの  ...自由詩313-10-15
うさぎの眼でエンドロール眺めている- 北大路京 ...自由詩513-10-14
ハニー- 草野春心自由詩313-10-14
ふしぎな生き物- 梅昆布茶自由詩1813-10-14
秋の街道- 吉岡ペペ ...自由詩513-10-14
三日月- Lucy自由詩15*13-10-14
ためいき- そらの珊 ...自由詩18*13-10-14
ID- はるな自由詩813-10-13
ジョロウグモ- イナエ自由詩9*13-10-13
ただならぬただのみきやにーちゃん- 朝焼彩茜 ...自由詩10*13-10-13
写真立て四角く咲いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-13
生への絆- ヒヤシン ...自由詩9*13-10-13
タイの締め方__- 服部 剛自由詩9*13-10-12
「無」・・・- tamami自由詩413-10-12
波打際の人魚のために- あおば自由詩4*13-10-12
街の歌- 夏川ゆう自由詩213-10-12
無力- nonya自由詩20*13-10-12
ながい夏- 石田とわ自由詩21*13-10-12
さようなら言葉達- ミツバチ自由詩313-10-11
夜市- そらの珊 ...自由詩17*13-10-11
秋のはじまり- 灰泥軽茶自由詩1413-10-11
並木道- 加藤自由詩3*13-10-11
10月10日の詩- ただのみ ...自由詩21*13-10-11
星が無数に降りしきる夜に圧倒されて茫然としている- kauz ...自由詩14+*13-10-10
悲しみの涙・・・- tamami自由詩113-10-10
寄生体- salco自由詩6*13-10-10
余白- Lucy自由詩13*13-10-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492