すべてのおすすめ
冷蔵庫にジャムや
ピーナッツクリーム
スライスチーズがあるとき
知らぬ間になくなってしまう

誰だ食べた奴は
と言ってみたところで
夜起きて
半睡状態で何かを食べたのは
私に違いない ....
大王の庭の千年実のカカオを使って、美ら海の風薫るサトウキビの黒糖を溶かして、天使の涙を一雫。ペンギンが滑り台した氷山から作ったパウダーシュガーをかけたマウント・ショコラ

(大口を開けて
 歯を ....
 都心に雪がふると
 もう あともどりができない
 地方都市は
 いよいよ寡黙になる
 川を
 はさんで
 魚たちは遡及する
 ときおり鋭利な水性植物になって川底でひかる


 風 ....
小野道風は 
柳に何度も飛びつく蛙を見て
一念発起したという
  そのとき 蛙が 
  あの虫はまだ不味い
  と負け惜しみ言って諦めたら
道風はただの人になって
歴史に埋もれていっただ ....
【そいつのまえでは おんなのこ】



あの子にあったのは 友達三人で小旅行をしていたときだった。私には 遠距離恋愛中の彼が居て、そうそう彼には会えないので 大抵の週末は友達夫婦と過ごしてい ....
どんなふうにしてか
わからないがそれほど悪くない朝
カーテンがわずかにめくれている
白線をたどるように一日を思い描く
そして、
あなたのことをもうそれほど好きではない
それは意外なほど ....
自分に背を向けて歩く 小学生になって集団登校
その中に喋らない女の子
うちでは喋るらしいから
帽子を引っぱたり
ランドセルを押したり
ちょっかいをだすと
すごく眉をへの字にして
嫌な顔するけれど何も喋らない
 ....
出先の喫茶店で「童心」がお題の
コラムを書いてから、自宅のママに電話した。

――じゃあ、読むよ。
――今、周に聞かせるからちょっと待って。

ママが携帯電話の音量をあげてから
できたて ....
わたくしという ひとつの石のなかを
いくつもの 星や雲が
とおりすぎていきますので
それを毎朝 ながめているだけで
胸がいっぱいになってしまうんです





ラピスラズリを砕いて ....
壊れてしまった南京錠と
僕は向き合っていました
狭い煉瓦造りのアトリエで

それは遠くにあったもので
時が近づけました

掌には
トンカチとドライバと

これはこれは大 ....
名前を呼ぶのは、心を満たしたいと願うから。

前を行く背中が遠くに見えて、少しだけでも触れたいと伸ばす手が無意識に振りほどかれて行く。

「居なくなってからでは、もう遅い。」

しゃり…。 ....
 去りし夏に想い馳せる
 霞むさきに君の背中
 来る秋にはもう見えず
 すすき揺らして駆けだした
 留まる冬に腕を抱き
 積もる白雪眺めている
 巡る春が溶かしてゆく
 君よ迷わず土を踏 ....
よろこび
いつくしみ
むさぼり

穢土はひとのこころにすむものか
浄土もまたひとのこころにあるものか

コーヒーに
砂糖とクリームをゆっくり溶かしながら
そんなことをおもう

そ ....
南国から来たコーヒー豆を焙煎して窓辺に並べる
そのうち一つがぱちぱち歩き始めて
豆の割れ目にしまわれた羽を広げて飛び立った
それは焙煎が成功した証なのだ
窓に透明のしわが波打っているのをか ....
窓のない部屋 
白い手首がシャッフルする
水面に触る木洩れ日の
うやむやな笑み と
瞳に乗せたアリジゴクの
匂い 夏の
あまいめまい
名を呼ばれて振り返る
捏造された記憶
朝顔によく ....
目を閉じると
緋色珊瑚色菜の花色
まぶたの裏に
現れては消える明るい斑

風の無い中庭は
緩やかな分子で満たされて
枯れ枝から枯れ枝へ
見知らぬ鳥が声を探している

鎖骨のあた ....
小さい海

匂いだけの海

二分咲きの海

小さい海


雑な草むらで殺されたって

毎日三食うどんかカップ麺だって

町の嫌われ者であったって


小さい海

匂 ....
艶消しブラウンで
厚塗られた感情が
仕切られた容器に
整然と並んでいる
精製砂糖の甘味類


お行儀の良い愛は
ガラスの香水瓶と
純白のミニブーケ
に迎えられ微笑む
誰かと同 ....
何も考えられなくて
何も考えたくなくて

調子が悪いのに
調子が良いことばかり言って
疲れてしまう

梅酒と炭酸水
コンビニのおでんだけが
あればそれで今日はおしまい

炭酸水の ....
白いタイルに
赤いハイヒール
君はそれを眺めて
気持ち悪いね、と笑う

靄に伸びる拳銃を
差し出されて
殺してしまった花を
覚えている人はいない

君は僕を睨んだ
嘔吐した  ....
ここから先は立ち入り禁止
ガードもなくエリアラインがなくても
分かっているさ そんなことは

向こうのエリアの熟れたリンゴが
極彩色の芳香を漂わせてくる
閉ざされた花園には
咲き乱れる虹 ....
パスワードとんとん
スライドスライド
届いたメール
昨日のつづき
悲しいはなし
とんとんとんとん
打ちつけることば
スマホちゃん、痛い?
ひらいたゲーム
スライドスライドスライド
 ....
朝目が覚めたらクリームシチューのにおいが
したんだどこからするのか鼻をひくひくさせ
てぼんやりしてる間に二度寝したら昼が来た

おなかがすいたよおなかがすいた
きげんがわるくなっちゃうよ
 ....
社長が大切にしている壺を割ってちいさなメダル 電子の雨は音がしないけれど
それはボリュームを縮めているだけ
身体はだんだんぐっしょり濡れていく

黄色い雨合羽を着た子供たちが
二列になって歩いている
どうしてこんなにちっちゃいのだろう ....
あなた、まるでけもののように
身も心も捧げた私から
ついに命まで奪おうとした
どこまでも欲深い、そのこころ

窓の外の細い柊の枝に
積もってゆく白い
雪の綿が視界を埋め尽くしたら
 ....
電気ストーブの前でうずくまる
足が床と同化して
人魚のひれのように広がっている
根をはってぎしぎしと軋む

暖かさを分け与える生き物になりたかった
私の手は冷たくて
電熱線の人工の暖かさ ....
あなたを流した
消えた名残を惜しむのか
排水口に吸い込まれる水をじっと見てる
香り残した冷えたベッドに飛び込んで
一日中寝ていたい

あたしを救うって約束して
きっといつか迎えるって
 ....
急いでいるのか
寒くてしかたないのか
女子が小走りしている

大きなショッピングモールを
自転車で横切ると
裸の木々に電飾がいくつも巻かれ
楽しそうに優しそうに
綺麗に輝いている

 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
犯人は私だ- 灰泥軽茶自由詩915-2-12
バレンタインpoem- とよよん自由詩7*15-2-12
都心に雪がふると- 石川敬大自由詩515-2-12
なんだか…- イナエ自由詩6*15-2-12
そいつのまえでは_おんなのこ- るるりら自由詩7*15-2-12
白線- はるな自由詩515-2-12
自分に背を向けて歩く- 北大路京 ...自由詩315-2-12
風変わりな女の子- 灰泥軽茶自由詩615-2-11
息子の教育- 服部 剛自由詩13*15-2-11
ラピスラズリを砕いてみたい- ユッカ自由詩415-2-11
三角- 瑞海自由詩3*15-2-11
リセットボタン- 梓ゆい自由詩215-2-11
四季- 中原馨自由詩415-2-11
朝のユーモレスク- 梅昆布茶自由詩1715-2-11
珈琲- 木屋 亞 ...自由詩4*15-2-11
ぴあす- ただのみ ...自由詩14*15-2-11
ひなた- nonya自由詩11*15-2-11
小さい海- 吉岡ペペ ...自由詩315-2-11
バレンタイン・アール・デコ- とよよん自由詩4*15-2-11
そんな夜もある- 灰泥軽茶自由詩815-2-10
- 瑞海自由詩3*15-2-10
ささやかな冒険心- イナエ自由詩8*15-2-10
四角い玩具- かの自由詩3*15-2-10
美しいって何ですか?/即興ゴルコンダ(仮)投稿.12- こうだた ...自由詩4*15-2-10
社長が大切にしている壺を割ってちいさなメダル- 北大路京 ...自由詩115-2-10
電子の雨と小さな子供たち- 灰泥軽茶自由詩715-2-9
氷る言葉- 衣 ミコ自由詩115-2-9
人魚の足- 這 いず ...自由詩215-2-9
空っぽな顔で空っぽの煙吸った- 這 いず ...自由詩315-2-8
ポテトチップスな夜- 灰泥軽茶自由詩415-2-8

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