すべてのおすすめ
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける 薄紫いろの軽自動車

後部席のドアに開いているような影

だれか乗っている人影

それをぼくは

喫茶店で

珈琲を呑みながら

見ていた立ち上がったそれきりだった


 ....
悪い噂は
広まりやすい

それが
己の護りになるなら
悪い噂はなお広まりやすい


悪い噂は
曲がりやすい

だれも
ほんとを求めないなら
悪い噂はなお曲がりやすい
 ....
歯ぎしりしないよりは
するごまめでありたいと思う

井戸の底から出られなくても
空を見上げる蛙がいい

賢い猿になれずとも
見て聞いてものを言い

出ないより
出る杭でありたい
 ....
ぼくらはアリだ

アリより小さいかも知れない

命さえ持たないものなのかも知れない

宇宙から覗いてなにが悪い

ぼくらは命さえ持たないものなのかも知れないのに

アリが儀式をして ....
インスタント食品はすごい
普通なら1〜2時間掛かる料理を
2〜3分レンジでチンすれば出来上がるのだ
味は美味しく手間も掛からない
最近は色々なインスタント食品が増えて
手作りの料理なんてめっ ....
誰もいない森
上空の星
針葉樹がゆれる
土に沁みた水
雪になって帰ってくる
おかえり
また会えたね
目眩のする夜
夜風にあたって溶けてしまいたい
青い閃光
体の周りで光っている

振り払おうとフラフラ
まるでバレエのようね
雨に濡れたアスファルトで
ワルツを踊るの

頭が ....
トイレに駆け込み排便する
ああ、すっきり!
尻までしっかり手を伸ばして拭き取った後
レバーを下げれば
ばい菌まみれの そのおぞましい物体は
あっという間に流れ去る
そのうち臭いも消えるだろ ....
今、空の底にいます
屈折した光に包まれて
案外うまく歩けています
地図を読むことは
相変わらず苦手だけれど
磁石を温めて
風を読むことが出来れば
目的地にはいずれ
たどりつくかもしれま ....
極上の微笑みをあなたにあげる辛くったっ
て悔しくったって髭を剃れないでいるあな
たが眼鏡を外したあなたが大好きなのに変
わりはないから知らぬふりの極上の笑顔を
君のいないリビング

殺風景でアウェイで時間しか癒しきれない悟り

時折涙の理由を問いたいくらいに溢れ出す

寂しいよ とても

君のいないリビング 心にぽっかりとあいた穴

寂し ....
遮断機がおりる

喧しい静寂につつまれる

電車が激しく行き過ぎる

心が傷ついてゆく


どうしようもない

業を見せつけるように

ほとんど絶望的に

命を振り落とし ....
なんかいか
うまくやるために
犠牲になって
しんでくわたし

しなびた夜だ
ただただ空気がつめたくなって
朝がきてきえていく
さようならあの恋

あのときの匂いが  ....
灰色に覆われていた重たい空は
夕方から雨に変わった。

わたしは宿の大きなガラス窓を打つ
雨の音を聴きながら
目の前のドッグラン広場を見ていた。
窓を伝う雨にわたしの顔は
 ....
横一線に 深く傷の入った樹
ここから離れることの出来ないひと
手を添えて

照光の遮りは 心地よくて
未だに傘の輪から 飛び出していくことができない

線の先の遠く はっきりとは見えない ....
隣の隣のサークルで“冷やし中華はじめました”だってこのビラなんですかって聞いたらよく見てみてって言われてよくよく見たら“や”と“し”の間に小さく“か”があるんだなにこれ、ひ、や、か、

やあい引っ ....
君はまた僕の世界を見てる
その瞳で次は誰を狙うの

落ち着くからって
いつも抱いていたぬいぐるみは
気づいたら大きくなっていた

世界を藍に染める僕は
彼女には受け入れられなかった
 ....
午前0時を過ぎて誰の誕生日でもない からからからから囁く声
冬の神様が
落ち葉のカードで占いしている
シャッフルシャッフル
さあ一枚ひいて
雪が降るのは明日です
とたんにゴーと風が吹く

この忙しい年の瀬に
冗談じゃな ....
2014年11月また冬が来ます
つめたい風の吹きすさぶなか
ひかえめに降り注ぐ光のしてきた
途方もない宇宙の旅を考えたことがありますか
太陽系の中心から暗闇を進み続けた光の粒

息をするた ....
ごシュウギ目当ての

全国オセロ大会が始まる

以前は俄然合戦

セイトウ的陣取りゲームの囲碁だったが

近頃では多くのイシが

「我らシロにもクロにも決めかねまする」

投じ ....
デジタル信号に変換された
音色の濁流から
そのUTAをすくい上げたのは
ただの気紛れだった

はけ口を求めて迷走する魂を
水先案内するように
君のUTAは胸の裏地に棲みついて
僕の ....
どうして

次の日と
もう一日だけ
ライン
会いたいと

ああそうか
そういうことか
嫌だけれど
気づく

彼の主張
彼のやり方
わかってるよ
でも 暖簾じゃない

 ....
彼女の名は、るーしー。
る の 文字の書き順で 自分の頭のネジを
くぃと回すと、しーと、清いものが流れる


彼女の姿は、蛇口
流転の物語の筋道を たくわえていて
ひつようなだ ....
ブラックボディの
ノートパソコンを開け
キーボードに伸ばす手
を追い越し
パネルに伸びた指

夜明け前の画面に触れる指先
から泡立ち溢れる渦 
胸の傷口が割れて
大輪の洋蘭

隠 ....
家でゆっくり映画を見た後
あなたとティータイム
映画の余韻が残ったまま

あまり面白くない映画だった
恋愛の映画が好きな私

紅茶を飲み体が温まる
温かい愛が広がっていくように

 ....
少しクラクラすると
おかしなこと思いつくみたい

背がすごくおっきくなって
大陸を一跨ぎする
空の星を金平糖にして食べる
地面に転がる砂金を
手いっぱいに掬って
食べてなくなった星 ....
あなたの
努力のおかげで
わたしたちは
あたたかい場所にいられる
つぎに
何を成せばいいのか
頭が痛いけれど

話しかけられたら
うれしい
緊張もするけど
でも
だからといって ....
大事なことを 言おうとして
君をみている
半分顔をかくして
君は笑ってる
ひかりのなかで踊っている
影が踊っている

大事なことを
ひかりのなかで
思い出のようになりながら
君 ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月を呑み込んだ僕らの影ひとつバターのように溶ける- 北大路京 ...自由詩614-11-18
珈琲を呑みながら- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-18
悪い噂- 千波 一 ...自由詩314-11-18
ごまめのはぎしり- Lucy自由詩17*14-11-17
アリの儀式- 吉岡ペペ ...自由詩414-11-17
独り言7- リィ自由詩1*14-11-17
途中で涙に- mizunomadoka自由詩314-11-17
三拍子の彷徨- 瑞海自由詩5*14-11-17
浄化- 夏美かを ...自由詩21*14-11-17
この手の先にある空の果て- そらの珊 ...自由詩22*14-11-17
思い切り- 中原純乃自由詩3*14-11-17
君がすごしたリビング- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-11-16
踏み切り- 吉岡ペペ ...自由詩214-11-16
うしなう- かの自由詩5*14-11-16
時雨傘- chiharu自由詩5*14-11-16
約束の礎- 黒ヱ自由詩214-11-16
冬、はじめました。/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩4*14-11-16
世界が藍に染まる頃に- ときたま ...自由詩414-11-15
午前0時を過ぎて誰の誕生日でもない- 北大路京 ...自由詩5*14-11-15
雪が降る- Lucy自由詩8*14-11-15
冬、はじめました。- 木屋 亞 ...自由詩5*14-11-15
オセロ- ただのみ ...自由詩11*14-11-15
UTA- nonya自由詩17*14-11-15
彼の場合- 中原純乃自由詩2+*14-11-15
彼女の名は、るーしー。- るるりら自由詩19*14-11-15
水路に盛り上がる鯉を見た翌朝- イナエ自由詩7*14-11-15
ティータイム- 夏川ゆう自由詩214-11-15
目眩の夢- 瑞海自由詩2*14-11-14
棲み家- はなもと ...自由詩4+14-11-14
カップル- はるな自由詩2+14-11-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 409 410 411 412 413 414 415 416 417 418 419 420 421 422 423 424 425 426 427 428 429 430 431 432 433 434 435 436 437 438 439 440 441 442 443 444 445 446 447 448 449 450 451 452 453 454 455 456 457 458 459 460 461 462 463 464 465 466 467 468 469 470 471 472 473 474 475 476 477 478 479 480 481 482 483 484 485 486 487 488 489 490 491 492