すべてのおすすめ
人が人を検閲することはできない
それはいちばん姑息な魂だから

人は人を弾圧することはできない
それは怯懦の表明に過ぎない

それらを振り払った魂のあり方こそ自由の別名だとおもうのだ

 ....
すごく気にしてるんだ
うんうん
チョコレートの…数
うん、いつから?
生まれた時から

あり得ないこと言う君だけど
送ったよ
人助けだから

誤配が心配で追跡してみる
「十三時十 ....
いたいの、いたいの
とんでいけ

大三角に
ぶつかるくらい

おおぐま、こぐまに
ぶつかるくらい

高く
みごとに
のぼりつめたら
今度は
はげしく
おちてこい
 ....
白いシーツ

白い枕カバー

白い天井

硬いベッド

朝が白々明ける頃には

私の心も
漂白されて

窓に
雪の港
鮮やかな海の青
さいご、には
なれるはずもなかった
いのりの一葉が
身をよせて

そよかぜを織る
やわらかな
うみ



すきま、から
もれる光は重なりあって
ことばのほつれを
受 ....
感謝を深く吸い込んで裸足 いつものように鍼を打ってもらった

冷たさが首の後ろから忍び寄って
私の頭を痛ませるんだそうだ
肺を弱らせて
肌を凍みつかせ
私の心にまで風邪をひかせる

たくさんの鍼を体に刺されると ....
  煙草屋のわきに
  ポストがたっている
  阿呆みたいに



  屋根をつたって
  落ちてくる雨だれをうけ
  それは錆びてしまっていて
  もう誰も近づいたりしない ....
しらないことを
データベースに問いかける
もうそんなふるくさいことは止して
問題は解決しない
それは人生だもの

はやく踊りに行きましょう
 
 君は透き通り始める

 すべての色に
 染まり終えたあとで

 それは
 詩の終わりでもある

 私は君に
 世界を見る

 ガラス越しに出会う 朝のように



 ....
海とよく似た青いパンプスが欲しい
女の子は 愛に生き 愚痴を喰らう

すこし綺麗でいたいと思う
化粧をおぼえて 誘うことをおぼえる
何処で習ったのかは 自分にもわからない

遺伝子のなか ....
さみしいアスファルトに薄い雪化粧
その上にきりとり線を描いてゆきます
おなじ歩幅で 一直線上に
きりとり線を描いてゆきます

振り返らない足あとは
戻らない昨日によく似ている

 ....
鉄格子越しに見える空は
いつも哀しい程蒼い

罪人には空が無いのだ
空虚な自分と向き合っているだけなんだ

時々差し入れられるちょっと冷めた食事は
少しだけ生きている実感を与えてくれるの ....
呼び声はまだ
きえてはいない
癒えてはいない

たずね人はまだ
絶えてはいない
やんではいない


ましろな雪は
ゆめの燃えがら
はる待つ
まくら

かたく一途 ....
ビニール傘から眺める景色は

どこか私がもう存在しない

未来の街を眺めているようだ

柔らかくて弾力のある筋肉で覆われた景色の下には

機械化された金属のリズムとメロディが

コ ....
小学校のとき春のことを

春の感じを

ぱっぷくどんって呼ぶのだと知った

理科じゃなくて国語で

国語の教科書にのってる詩のことばだった

だからこのみずみずしい不安や

ぽ ....
都会の人々が
いっせいに蝋燭に
明かりを灯したその夜

ひとつの灯が
消えた

わたし…
それっきり
くちびるは動こうとは
しなかった

友人の一人は
彼女の瞳は笑っていたと ....
遠くから音が聞こえて来て
聞いたことがある音だったのに
そこでは確かに何かがあるのに
風が吹いたら忘れてしまった

そろそろ春が 町にやって来ると
早とちりして 期待している
春の陽の光 ....
群衆が機械化された太陽にのってやってきた1900年
私は暗い空を見上げた
真っ赤にやけた空に
黒い黒い群衆の影を
黒い黒い太陽の姿を

意味をはぎ取られた仮面の内側には
なにもない
走 ....
薄茶けた昭和の古書を開いて 
ツルゲーネフの描く 
露西亜の田舎の風景から 

農民の老婆の皺くちゃな手は 
搾りたてのぶどう酒が入った器と 
焼き立ての丸い{ルビ麺麭=パン}を 
時を ....
手をつないだら
あなたが見える
まあるい瞳で
わたしをゆるす
あなたが見える


手をつないだら
あなたが聞こえる
ひみつの言葉で
わたしを結わう
あなたが聞こえる


 ....
何もしないのに
疲れきって
眠る夜

見る夢にさえ
疲れをおぼえる

激しく湧出した
夢見はもはや
余韻のような
残滓のみ

やせた土
うすい大気
すけて見える
 ....
雨の日わたしは
ひざまずき
コンクリートをのけてうまれる
ほそい草の根を食べた
雨の日のコンクリート

濡れて

高い
高いビルの窓たちは
かたく
光をはじき
ちらして
 ....
上へ
上へと伸びてゆくもの
下へ
下へと伸びてゆきたがるもの
いのちを生み出すために
細い指たちは
指切りを繰り返し
相反するからくりを育む

そのなかほどの混沌で
わたしは
ひ ....
かなしみは、ゆきのように融けて
その目をゆるりとふるえさせる

あなたが小さくかなしみをうたうとき
わたしはあなたを好きだとおもう
交わらない、混じらないで
つなぐのも戸惑うかすかなつなが ....
(春)


君よ、春にあいましょう
ひときわ人の旅は終わらないから
つばめよ、旅人たちよ
春にあいましょう
私が春であるように、君が春であるのだから
ふたりあえた季節に花が咲けばそれで ....
各駅停車で、春に向かう



このあたりは 四十年前より 毒々しい
昔はこの辺りのことを 武蔵といった
私は相変わらず 色白だ
恋人の八雲が人間の女にネコババされるのでの時間を ....
      賽の目に
      切りながら
      豆腐一丁ぶんの
      愛がほしいと
      てのひらで
      哀しみが
      揺れる夜

 ....
東京の言葉しか出せないでいる たまには自分の信仰について書いてみる

そいつはキャッチボールみたいなもの

この友はいつだって良い球を投げてくるのだ

「愛」とか「希望」とか「信仰」とかね

おれもそれなりに返すの ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
検閲者- 梅昆布茶自由詩1313-2-14
二月十四日のソネット- もっぷ自由詩313-2-14
うつしみ- 千波 一 ...自由詩713-2-14
白いベッド- Lucy自由詩21*13-2-14
千年樹- 千波 一 ...自由詩713-2-13
感謝を深く吸い込んで裸足- 北大路京 ...自由詩413-2-13
冷たさは針となって- Mélodie自由詩413-2-13
ポスト- 草野春心自由詩7*13-2-13
金曜日- はるな自由詩513-2-13
ガラス- まーつん自由詩11+*13-2-13
女の子- 川上凌自由詩9*13-2-13
きりとり線- 川上凌自由詩5+*13-2-13
牢獄からの便り- 梅昆布茶自由詩913-2-13
冬枯れ- 千波 一 ...自由詩1013-2-13
雨フル傘フル- 灰泥軽茶自由詩6*13-2-13
ぱっぷくどん- 吉岡ペペ ...自由詩1213-2-13
小鳥- 乱太郎自由詩22+*13-2-12
呼ぶ声- 加藤自由詩3*13-2-12
1900- 佐藤伊織自由詩213-2-12
老婆の麺麭- 服部 剛自由詩8*13-2-12
手をつないだら- 千波 一 ...自由詩5*13-2-12
疲弊する夢- シホ.N自由詩213-2-12
雨の日わたしはひざまずき- はるな自由詩313-2-12
ひばりへ- そらの珊 ...自由詩16*13-2-12
そのやさしいうたごえで- Mélodie自由詩113-2-12
うた- 月形半分 ...自由詩3+13-2-12
各駅停車で、春に向かう- るるりら自由詩17*13-2-11
賽の目- 石田とわ自由詩18*13-2-11
東京の言葉しか出せないでいる- 北大路京 ...自由詩113-2-11
たまには自分の信仰について書いてみる- ただのみ ...自由詩20*13-2-11

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