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俺がホームセンターの850円の丁稚だった頃


 ....
田舎の山奥で









ゴミ収集車が来ないから
















ゴミを ....
とどこおるとよくないので
暑くてじめじめとしていたが
洗濯物を干してみた
風がないせいか
まったくはためく気配はないが
つぎの用事がやってきたので
とどこおるとよくないので
つぎの用事に ....
サイズを合わせろと木端にダメだしされて
身体中の関節を外してコンパクトに納めたけれど
これ以上小さくなれないんだよ
もうそれじゃ
何がしたいんだかわからなくなっちゃうんだよ 

掴むものに ....
カラスアゲハの
遠慮がちな青みかたが
なんともいえず爽快だったから
ぼくは急いで
シャツを脱ぎ捨てた
もしかしたら肩甲骨あたりに
あるんじゃないかと思って
見落としてきた空への切 ....
くもをたべる透明ないきものが
空に住んでいます
優しいナイフで切り開いて


あの日  歓声をあげて
逃げ水を追いかける
おさな子はぼくですね
ちっともつかまえられないのに
追 ....
人体模型を誘拐した時
何か 黒いものがその筋肉に付着しているように見えた
今となっては少しだけ思い当たる
下着を見られた 夜だ
あれは





そんなに見られて 恥ずか ....
{引用=それでいいの、
それでいいの、
それでいいの、
ちがう、
ちがうけど、

それでいいの、
それでいいよ、
まちがってないよ、
それでいいんだよ、
ただしいよ、

 ....
遠い明日と宇宙との境界面に浮かぶ

あの雲の中へ

右耳が千切れて 泥まみれになった

ウサギのぬいぐるみを引き摺って

彼女は夏の夜空に破壊されながら走る

腰丈にまで伸びた夏草 ....
ゆらめいて
いくつもの色がゆらめいて
地上に暮らす僕は
少し先の陽炎に
夏を見る

そうしているうちにも
流れてゆくすべてが
今日を何処かへ運んでしまうので

僕は何か大切なものを ....
  ぼくの胸のなかには
  夕ぐれのかたまりが埋まっている


  まだ少し青い
  おさないトマトのような
  ゆううつを潰していく
  苦笑いに似た音をたてて


  きみ ....
スプリングのいかれたベッドで
海にいけないかわりに
ジーンズは水着に 頭にシュノーケル
ここなら溺れる心配なんていらないさ

自由気ままに 泳いで潜れる

いますぐシャツを脱ぐなんてため ....
君にどう思われようと構わない
知ったこっちゃない
私は私で、隠し様がないのだから

あなたに嫌われようと私は私をしか貫けない琴線を
紅茶越しにそんな目で視ないでくれ

だけれど ....
『明日へ』


ポケットの中にひとつだけ残った

飴玉のような恋心

空っぽの心にアルコールを入れて

ただひとり月灯りの街を行く

失ったもの

まだ持ってるもの
 ....
赤はキャンバスでひび割れて
浴室はまっ逆さまに抜けた青
蛇口ひねれば
夏の匂いがつんと刺す

流れだしそうなタイルの上
わたしたちは
今にもぱちんと弾けて滲む熱

気泡ざわめくソーダ ....
そのまま
動かないで下さい

手にした花を慈しむ
その横顔をまだ見ていたい

そのまま
どうかそのままで

緑の木々に佇む姿
風になびく柔らかい髪

それはまるで一枚の絵のよう ....
{引用=

朝踏みつけにした
雑草の類が
帰宅したわたしを出迎える
見たことのない色を咲かせて

そういえば今日は蟻の行列をかわして
いくつかの水溜りで足を汚した
後悔しなくて済むよ ....
そして今年もまた夏が此の世を
残酷に覆い尽くしてゆく
夏は光と影の鋭い{ルビ刃=やいば}で
其処彼処抉り取ってゆくから
見渡す景色は狂おしいほど彫り深くなり
抉られた処から噴き出すように
 ....
輪の中には入ろうともせず
ただ外側から
人々の行列を
心の奥底にあるファインダーを通して
脳裏に刻み付ける
鬼の面を付けて歩く集団は
夕闇の薄暗さに溶け込んで
浮き上がって空中遊 ....
僕達は今日も
沢山の言い訳をしながら
一つ、年を取っていく

若さが絶対ではない
けれども確実に失われたものがあった
ふと、思い出した

傷つきたくないから
必死に守ってきた心の鍵を ....
先週 街に出たときは
気づかなかったのに

きょう 梅雨が明けてから
初めて 蝉の声を認識した

こんな東京のはずれ
畑はいっぱいあり

ちょっと南には
都内で最大位の公園もある
 ....
少し遠いところで
子供たちの声がしている
 
日陰に座り
そして黒い日傘をさして
何を遮断しているのだろうか
あの女性は
 
蝉の声が喧騒よりも
むしろ静寂を呼んでいる
身動きもせ ....
空色から生まれた風が、
少しの遠回りをして やってきて
季節の話をしてくれる

静寂に波打つ風紋の砂の褥

焼けた肌は、夏を貧欲にむさぼり
求めるそれを手にするまで けして 止めようとし ....
わたしたちは別の個体だと
夜のすきまで認めることが
あの日は酷くかなしかった

だれもが当前のように
わたしたちを遮断した

あんなふうに手放して
ごめんね
最後まで手を繋げずに
 ....
俺はアンケート用紙の職業欄の『無職』に丸を付けるしかないフリーターだった

















けれ ....
重心をほんの少しずらせば
スローモーションに身体は傾き
世界はするりとひっくり返る


そのままで
そのままでいて
頭の上に足をつけたきみが見えるよ


わたしたちが歩く世界は
 ....
  緑のべ
  胸の静かな鳥、飛んでる  嘴鳴子 (呼びやる、手がさざなみだ)
  ぜんぶがぜんぶ静止画のようにただの一片を切り取った
  狭いから 気をつける  体を食べる線に 付き合う
  ....
せめて はいさぎよい
悔いにのみこまれてもその上に震えたつ
涙もかれた花のいろをしている

せめて はもとめない
とうめいになったからだで小さなものたちを拾う
どんなにこぼれても心のあ ....
ムンとした暑さ
もう4時だとういうのに
熱気が引かない
都会のコンクリート

娘の夏服を買いにいく
まさかの連続定休日

一点買いなのに
レジは長蛇の列

ネットカフェの
パソ ....
与えて
渇いた男達に
解放の水を

皆、唯通り過ぎるだけ
それを知っているから哀しい
だけど微笑んで受け入れる

溢れる泉に
愛など無いけれど
放出された種は静かに棄てられる
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14758)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歌舞伎町の女王- TAT自由詩1+*10-8-15
デカダン- TAT自由詩2+*10-8-14
かいてん- ここ自由詩410-8-12
これ以上小さくなれないから- 鵜飼千代 ...自由詩19+*10-8-12
スカイ・フィッシュ- 千波 一 ...自由詩10*10-8-11
夏の完結- 橘あまね自由詩2210-8-10
裾をめくった- 嘉村奈緒自由詩6*10-8-10
ファンタジー、ぼく- ゆうと自由詩2*10-8-9
夜光雲- 相馬四弦自由詩2*10-8-9
「虹」- ベンジャ ...自由詩7*10-8-8
ゆううつ- 草野春心自由詩4*10-8-8
海にいけないかわりに- 永島大輔自由詩210-8-8
琴を弾く女- H.美紗子自由詩210-8-8
『明日へ』- なごまる自由詩2*10-8-8
なつゆめ- ゆえづ自由詩110-8-8
美しい人- 空美自由詩3*10-8-8
夏枯れ- 黒木みー ...自由詩510-8-7
夏_極- 塔野夏子自由詩5*10-8-7
脳内ドキュメンタリー- 寒雪自由詩210-8-7
失われた若さに- れもん自由詩310-8-6
- 森の猫自由詩4*10-8-6
- 裕樹自由詩3*10-8-6
砂の塔- 月乃助自由詩17*10-8-6
彗星- 自由詩110-8-6
ご心配なく- TAT自由詩1*10-8-6
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打ちつけられて- 嘉村奈緒自由詩1510-8-5
わたしと__せめて- 乾 加津 ...自由詩16*10-8-5
いいことがなかった日に- 森の猫自由詩6*10-8-5
娼婦- れもん自由詩310-8-5

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