すべてのおすすめ
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている

あなたはわたし
わたしはあなた
 ....
4月25日金曜日 晴れ
最高気温24℃
バスの車内にてブレックファスト
愛と勇気を齧り喰われたアンパンマンの
これからについて妄想する
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
鳥が庭の果実をついばみに来た
鳥によって食べ方のリズムが違う

あんなに早く飛べるなら
雨粒も追いかけていける
まあるく逆さに空を映しながら落ちていく
綺麗なものを

風がさらった思い ....
アンパンマンの首から下を食べるのは なし 誰もしらない場所で
自分だけ信じて生きていたら
突然、世の中が平行線になって
あちら側へと移れないかしら

4日遅れの誕生日プレゼントですね
それとも、その日に届きましたか?


 ....
昼下がり 
古いテニスコートを占領して
自転車の練習をする女の子
もうずい分上達したようで
ぎこちなくだが転びもせずに
不規則軌道を描いている
ヘルメットを被った人工衛星
昔は誰も被って ....
鳩尾を透過していく
風のライオン
たてがみの感触に
背中が粟立つ

睫毛を蹴って逃げ出す
光のインパラ
ボンネットを飛び移る
逃げ足が眩しい

舗道に投げ出された
影のアミメ ....
手を
引っ張り続けるか
離すかの
あの話の結末
何が正解か知らない

夫婦で
右と左の
正反対の意見の
間にいる
わたしでいることを
どうしても
自分の子ども達に
経験させた ....
なにか忘れそうなきがしている
なにか
雪が降っている
空が濃く青い
皮膚が張っている
忘れそうな
あなたは昨日から
水色のズボン
なんだっけ
夜は冬の気持
水玉の靴下
泣きご ....
私の目はどんどん見えなくなっている
ぼんやりと、ゆっくりと、確実に
どんどん見えなくなれば
みなの姿も あの人の顔も
どんな感じなのか 憶測で考えていくだろう
できるだけいい方向へと思う ....
流れてく 菜を冷やした小川の 見えなき終
そんな事を思い出していた この遠い地で
弔いの灯は風に泳ぎ 灰は風に舞う

皆を覆い隠して 空へ
消えた

貴方がくれた 幾千のもの
わたしの ....
絵の具の声が
はじめて油絵具を手にした少女には 聞こえた。
「恥じるな ためらうな チューブから色を ひねりだせ」
開封し、すこしだけ色を出してはみるけれど、ぬっちょりとした色があるだけの
そ ....
夜明けの森を夢見た わたしの閉じたまぶたは
光によってひらかれる あなたの白い
春のような指さきで


わたしのためにあなたは生きていた
わたしが悲しいときははらはらと涙を流した
嬉し ....
 水は、万象の旅人

 生き物の身体は
 彼等の泊まる、仮の宿

 水よ

 お前が
 笑いさざめくのは
 春の林床に降り注ぎ
 小川を結び、走るとき

 お前が
 咳き込み ....
眠れない夜に吸殻だけが溢れてゆく。
君は誰?
僕の味方?
それとも君も偽物?

明けてゆく窓越しに過去がものすごい勢いで覆いかぶさってくる。
君は今幸せかい?
君は誰かに守られている ....
ことばに変換できない
内に断層の捲れ上がる感覚
{ルビ穿=うが}たれた二つの池が風もないのに細波立つ
千も万もの透明な手足を生やしては
縋るものもない空の空を
死にもの狂いで掻き毟る

 ....
魚臭い市場の雑踏で迷子になった
US MarineのGIがこわくて泣き出した
東シナ海をわたってくる風に明日をゆめみた
ジェット戦闘機の爆音に空を見上げた

悲しくつらい過ぎた時代は
 ....
私は卵を毎日産む
優秀な鶏
多くの同胞と同じように
一羽ずつ
ケージの中で大切に守られ
整った環境で
健康に育てられ
栄養が 無駄な筋肉や
要らない羽にいかないで
卵のみに集中するよ ....
夜の帳がおりるころ

窓枠をめざすもの

ベッドの下をめざすもの

テレビの画面を目指すもの

外気を求めて出かけるもの

温もり求めるもの


夜の帳がおりるころ

こ ....
ぼくらに見えているのは

それが跳ね返している色なんだ

きらきらきらきら

きらきらきらきら

それに跳ね返されている色なんだ


真実は真実をはねかえす

愛は愛をはねか ....
人魚姫は泡なのです
哀しみの泡なのです

追いかければ
追いかけるほど
溶けてしまう

運命はスノーボールの中みたい

たくさんの手
たくさんの瞳たちが

彼女の
沈んで ....
行ったこともない月の話なんか聞きたくないし、
会ったこともないモナリザに見とれたりなんかできない。
目の前に広げられた教養と呼ばれるもののすべては、
世界のネタバレだから知りたくない。


 ....
小さな凧になって
白い干潟の方へただよっていく
そんな夢をみた
空はいつもの人見知り
いそがしく雲がゆききして
染まるべき色を探している
そんな風力2の午後だ
自分が思っているようには
他人は自分を見てくれない

それで私は
極力自分を
客観視しようと試みた

気付いたら
他人の顔色ばかり伺って
ますます自分が
わからなくなっていた

 ....
風のように去って行った



悲しみを数値化することができたなら
きっとね、
表示しうる最大値で
あなたに見せたはずなんだ


痛みを与えることができたなら
きっとね、
あと少 ....
波打ち際に重油を撒いた
小さな見えない火が揺れる
夕焼けみたいだな
波は引いていくのに
火は消えない

水際で阻止された汚染
陸地は汚れなかったけど
海はめらめら
汚れたままだ

 ....
眼下の木目のまな板に
鯛が一匹、のっている

包丁を手にした、僕は
ひと時の間、思案する

いつかの夢の誰かの囁きが
何故か脳裏にりふれいんするのだ
(かっ裁いちゃあいかん、かっ裁いち ....
凪いだままで


やさしい態度で接しないで
傷が痛かったこと
感じてしまうから
あなたのいない世界に
ひとりで立てなくなってしまう
不安に
つぶされてしまうから



もう何 ....
ものすごく可愛い声で
鳴く動物がいます
ものすごく可愛い顔で
笑う女の子を抱いて
リボンで包んで大切にするのは
男の人じゃなくて
やっぱり女の人

男の人は
ただのラッピング ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14694)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
相似形- そらの珊 ...自由詩1414-4-25
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凪いだままで- はなもと ...自由詩214-4-20
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