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あなたの散らかした部屋が好きだ
無造作に置かれた本や衣類は散りばめられた星のようで
部屋全体の雰囲気は何かとてつもなく大きな可能性を秘めた宇宙のよう
時々マスク姿で掃除に入る私はきっと宇宙飛行士 ....
心の真ん中/Big Ben

陽の落ちた後のロンドン

ライトアップされたビッグベン

大時計の針の音が
この街の心臓であるかのように脈を打つ

時計台の裏の古びた工具が無数に置か ....
両開きのメニューにすっぽり収まった君の顔

新幹線のプレートを指さして

「これがいい」

って無邪気に笑う君

少年時代は特急から眺める景色みたいに一瞬で過ぎ去るけど

一つ一つ ....
秋の花火/湿気る前に


秋の花火/湿気る前に

引き出しに入っていた

夏に使い切れなかった花火

力を持て余してるのに

発散する場所を知らない若者のように

袋の隅で数 ....
「追憶/墓荒らしの憂い」

過去は下に沈んで
サラサラと真新しい記憶が
その上に積もる
一人ベランダでタバコをふかしながら
墓荒らしのように
記憶の地層にスコップを入れる

あんなに ....
視線

子供の頃
車の窓から月と太陽を眺めて思ってた
彼らは一体どこまでつきまっとてくるのだろう?
父親にせがんで アクセルを全開にしてもらっても
振り切れない 奴らの視線もきっとそう
 ....
夜になると何度も鳴りだす
その電話にはもう出ないで

そのストーカーは貴方が疲れ果てるのを見て楽しんでいる
無視が一番よ

何かに没頭すれば少しは気も晴れるでしょう

そうね 例えば恋 ....
散々道に迷った挙句
歩き疲れて入った 小汚い木造の食堂
おばちゃんのシワだらけの手が空いた皿を下げていく
おばちゃんは俺の目をチラッと覗くと言った

あんた
社会とはなんて アリストテ ....
君と僕の間立ち昇る蒸気 少し高いところから注がれるミルク
軽く手を添えて 彼女は僕に笑顔まで添えて

白と黒の渦を巻くさっきまでのブラックコーヒー
束の間の現実逃避
優しく微笑むウエイター ....
鵜飼千代子さんの桂さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
散らかった部屋/ADHD- 自由詩220-8-11
心の真ん中/Big_Ben__- 自由詩216-10-10
お子様ランチ- 自由詩4*16-10-9
秋の花火/湿気る前に- 自由詩7*16-10-3
「追憶/墓荒らしの憂い」- 自由詩316-9-4
冷たい視線- 自由詩2*14-7-21
コンプレックス- 自由詩1*14-1-15
社会- 自由詩4*14-1-13
チェックアウト- 自由詩1*14-1-11

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