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冬のあたたかな陽射しに気づいて
ふと顔をあげたとき
たまたま貴方と眼が合った
その時、貴方は何も言わなかったけれど
私にはすぐ貴方が言いたいことが分かった


私たちはひと言も言葉を ....
のぐら ろぐま 世界を掬って

耳へ切って 無が流れたわ
はらうはずもない にがおえうえ

ぶろうずもって両眼あずけて
天は白だと思って
息吹きかける むねいっぱいの色地へ

ゆがけ ....
誰もいない
静かな夜道を
ひとり歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の
客で
にぎわう
商店街も

車が
行き交う
オフィス街も
夜になると
 ....
私はある日 海草でした
十本の指は ゆらゆらと動き
それぞれに意志をもちながらうごめいている

波を受けながらカラダはおして ひいて
足はだらしなくとられ ぐねぐねと わなわなとふるえる
 ....
花びらを
重ねたような
3つの赤

《溶けるの?》
《溶けるの

にじんだ縁の浸透圧で
 ....
言語学者は
なゐのある国に住んでいた

繰り言を操り
魚たちを漁り
縹色の鰾を解剖し
暗闇の中に二つあるものを
その音を
いつも探し求めていた

文字や表記よりも
音声記号そのも ....
{引用=

海の
低く濡れた海の
あなたの声より低く濡れた海の
さよならなんて言い出したあなたの声より低く濡れた海の
掠れた海の波の
途方もないたくさんの囁きたちが
あした、砂浜に降っ ....
まるで何事もなかったように
日常の分だけとおり過ぎていく
愛情は誰も手にすることができない
静かな凪の海
私をおきざりにしたまま
潮も今は遠く引いている 
深海の青のような音楽
三日月が ....
              こたつでコツンと
              ぶつかって
               
              今日はあんまり
              調 ....
つける薬がなくても
そっと手を当てることでの手当て

それが誰から
誰への苦痛であっても

詩をすることの楽しみしか
苦しみしか
知らないことへの祝福であっても

何か通うものがあ ....
ひとつの結論を落とし
君というページを閉じる

すがりたいこの手を
あっさりと切り落としながら

終っていった
君との関係がまだ 僕をとどまらせている

君との時間の流れの中で
紡 ....
手のひらを重ねるたびに
わだかまりが解けて行く
すでに基底された過去と
咀嚼仕切れぬ 含有物と
同じ手のかたちを持った
私たちは 逢わせる為に
分けて造られた者なのだ
言葉を ....
森はやがて夜に飲み込まれた
それをこの眼ではっきりとみた
獣は闇の底で息を殺していたし
眼底にはまだ何も無かった

かいぶつ,

重い曇天の空に,風がびゅうびゅうと吹いて
「とても濁っ ....
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ....
透明は無ではないのでしょうか

無というと暗闇のような気もしますが

無よりも無なのが透明なのではないでしょうか

透明とは無をも包む存在に思えるのです

最愛を失ったこの胸の穴ぼこが ....
賽を宙に投げてみる
これからの行方占うように
六通りの旅路しかないなら
どんなに楽なんだろう

現実 眠れぬ午前2時
複雑に絡み合う確率論
そういえば確率のテストは昔から0点だった気がす ....
ゆうえんちと呼ばれる公園で
片足だけ長靴でいるような、心細ささ
少年、と、声をかければ
それが、少年だったのかも曖昧になる

雨の夜、街灯の下、秒針のない時計
錆びついたトタン、くすぐりのような失敗 ....
ライトなんか吹き消して
隣に私を乗せたまま
蠍に向かってアクセル吹かせ
燃える欄干突き破ってよ

私をからかわなくなった貴方と
同じ夜空を突っ飛びたいわ
私の眼の奥を見なくなった ....
古代、影という言葉は
月影とか
面影とか
光りのことでもあったので

孤独の影は孤独の光り
ひとりの孤独はひとりの光り

光る子と書けば
ミツコさん
光りはみつるものでもあるが
 ....
18時35分発のバスに乗る

18時45分に駅に到着

18時55分発の準急に乗る

偶然を求めてあの日と同じルートを辿る

ずっと思い続けていたあの人と偶然出会う為に



 ....
ぱたぱたぱた と
歩いていたらスリッパが脱げました
おちたスリッパは星になりました
たくさんの人がここでつまづきます

そうっと歩いていたのにぶつかりました
ここは世界の端っこです
だれ ....
くるくると光り解けて
流れ往け
幾千の揺らぎ瞬き
降り仰ぐ
劫火の尾根の
爛漫難し
 
 



 ....
音もなくカルナヴァルはやって来た
花吹雪の中をカルナヴァルはやって来た
爪先立ちで熱狂する
サンバ
魂を奮い立たせる
アンゴラのリズム
髪にまぶたに乳房に腰に
音も楽器もなく花は降りそそ ....
ひかりが冬の風をほどいていた

物かげをみつめながら

たばこの灰を風にながしていた

ふくらはぎには陽があたっている

車にもどることにした

後輪の日なたに雀が

ちょうど ....
ひとつの僕だ
声の自分を
言葉には見つめさせられた 寂しさが
寂しさの 声にあふれた
僕を立っているのだ
ここに 孤独として立っているので
景色としては 終わっている
突き刺す様に迫る

新月の闇に呑まれ

永遠を誓った枕話

コイン全て委ねた

一夜のギャンブル

ふたりの愛情物語
地球は丸いのに
底辺があるんだって
堕ちてしまったら
もう戻れないんだって

地球が丸いのは
外から見るからだって
中は三角形で
底があるんだって

てっぺんは尖がってて
おっと ....
シリウスが西へ傾くのが
日一日と早くなるにつれ
少しずつ膨らんでゆくソメイヨシノ
ですからあれは天狼桜

あちこちでは
星の瞳も瞬き始めています
オオイヌノフグリ、天人唐草

目を凝 ....
             肩のふれあう距離で
             並んで歩いてゆこう 
             
             「いっしょに写真は、 
           ....
しぐさが好きだから付き合う
セックスしちゃったから付き合う
酔ったいきおいで付き合う
運命を感じて付き合う
おいしいごはんを食べさせてくれるから
付き合う

価値観が合わない ....
殿上 童さんの自由詩おすすめリスト(14757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
まなざし- 楽恵自由詩5*10-1-19
色の血- 十二支蝶自由詩210-1-19
静かな夜道- そよ風さ ...自由詩5*10-1-19
海草の想い- 朧月自由詩3+10-1-19
尊敬- 依々れん ...自由詩110-1-19
辞書にない言葉辞典- 海里自由詩3*10-1-18
波打ち際、ゆめは覚えてない- あぐり自由詩6*10-1-18
夜想曲- 楽恵自由詩7*10-1-18
こたつでコツン- 鵜飼千代 ...自由詩5*10-1-18
読み捨てる権利- 海里自由詩5*10-1-17
永遠の君へ- 朧月自由詩310-1-17
三角点- 鵜飼千代 ...自由詩4*10-1-17
かいぶつ- 九重ゆす ...自由詩4*10-1-17
思い川- 都志雄自由詩8*10-1-17
神戸から思うこと- 吉岡ペペ ...自由詩1010-1-17
ラック- 相羽 柚 ...自由詩2*10-1-17
僕らはたまに- クローバ ...自由詩4*10-1-17
欄_干- オンガシ自由詩3*10-1-17
孤独の光、りひと- 海里自由詩3*10-1-16
偶然を作る- くゆら自由詩210-1-16
過ちの街角- 朧月自由詩610-1-16
バナー(幟旗)- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-1-16
ファンタジア- 楽恵自由詩6*10-1-16
冬のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩710-1-16
雪に- 番田 自由詩410-1-16
新月- 弥鈴自由詩3*10-1-16
○△の地球- 朧月自由詩18*10-1-15
爪の血まめの治り方- 海里自由詩2*10-1-15
開けゴマ- 鵜飼千代 ...自由詩1*10-1-15
桜の木の下で子どもをつくる- ソノタ自由詩310-1-15

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