その先へ
ミナト 螢

重ならないように
歩いて
行き先を決めた
僕等はアルペジオ

側にいたら
どうなっていたのか
分からないのが怖くて

朝焼けの街で
誰よりも早く
目が覚めてしまう

五線譜を書けば
はみ出す足跡
どこを目指すのか

寂しくても
美しくありたい
交わることのない
世界はアルペジオ


自由詩 その先へ Copyright ミナト 螢 2021-11-06 20:21:11
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