愛してた
ムウ

同じ道を歩むはずだったのに
繋がれた手は離れていって
背中さえ見えない今はもう

一番星はそこにあったはずなのに
微笑んでいた月は欠けていて
幾千の星が輝く今はもう

溢れるほどに注がれたはずなのに
氷にうつる写真も色褪せて
2杯のグラスの一つも今はもう

あんなに好きだったはずなのに
幸せの地図 二人で描いて
色が落ち形も滲んで今はもう


涙で隠れて見えなくて
愛してることさえも



自由詩 愛してた Copyright ムウ 2014-02-27 21:23:32
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