響き
梅昆布茶
ひとは知らずに響きをのこしてゆく
希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている
それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ
そして花火のように弾けて燃えつき去ってゆく
まるできみのように
僕もわずかだが君より生きながらえるだろう
君の歌を伝えながら送るだろう日々は
ちょっと物足りないが
でも光に満ちている君の国に
繋がっているのだと思うのだ
君の響きは僕の胸のなかに
僕の一部となって
残っているのだもの
自由詩
響き
Copyright
梅昆布茶
2013-02-05 12:16:15