夜陰
石田とわ




     ひいらぎの葉蔭にて
     にたりと嗤う貪りに
     肩を叩かれ
     身をふるわせる              
     夜廻りのいわしの
     潰れた目がひかり
     ただれた躯を
     ねめつける
         



















自由詩 夜陰 Copyright 石田とわ 2013-02-06 10:41:02
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