蝙蝠の化身である彼は
愛を彷徨い暮れなずむ空を彷徨った
恋に疲れた女を探しては
唇を求め
彼は女の舌を溶かし
タンゴを踊り
優しく抱き締める

彼は刹那に鋭く細い牙で
女の首筋に刃を ....
きょうは鶏祭りだ
去年の祭りからずっと 待ちに待って
ぼくらが普段口にできるのは
食用苔と粘菌くらい
今夜だけは腹いっぱい肉を食べれるから
大人も子供も
みんな嬉しくて嬉しくて


 ....
背徳の烙印を額に捺された巡礼者の列は
埃にまみれた長い路を促され
静かに歩みを進める
誰も言葉を発する者は無く
無言で己の魂と静かに語っていた

遠くに霞む溶鉱炉のサイレンだけが静寂を乱し ....
脳髄に流入し浸透していく
この響く気ヒビキ残響は
また未定形の透明熱流
(ゆっくり、ゆっくりと 時を育み)

脳水を押しやったり引き戻したり
流動するままに瞬時瞬時
       モコモ ....
5万円配る生前葬に雪 洞窟に葬られたネアンデルタール人の傍らに
辰砂と花が手向けられていた
彼はその末裔が途絶える事を識り
強靭な身体で
ホモサピエンスを捕らえては
交配を繰り返し
己のDNAを残そうとした
 ....
たっぷりと紅い実りを街路樹でみつけて食べた アメリカだった


ジューシーで深い甘さと邂逅し母国を忘れゆく小学生


初恋を真摯な顔で言う場ではチェリーと言うと決定しました


おや ....
抹茶溶く
人差し指が
絡みつき
今朝の茶事は
失敗に終わる
渓に入り二尺の岩魚とにらめっこ

アオウオ釣りに江戸川眺める

12月石鯛リールを10個買い春に備える

幻のイトウを狙い夏の算段をする

クエ釣りのタックル備え体力温存

巨鯉の ....
90㎝×45㎝の水槽を購入した
熱帯魚はぼくには眩しすぎるので諦めて
タナゴか金魚を飼うことにした
本当は岩魚や山女魚を飼いたいのだが
餌の調達や夏場の温度管理などがややこしい

金魚なら ....
コンビニから車の列を見ていた
それは果てしなく続いていた
果てしなく・・・

所詮自分の人生は
自分で引き受けるしかないのだから
強くなるしかない
強くなるには
一人では駄目だ
誰か ....
幼い頃には特別な場所が在った
古い石橋のたもとだとか
椿の大樹の根元だとか
石垣のちょっとした隙間など

ぼくはそんな処に
緑色や赤や青い水晶の欠片など綺麗な石を
お供え物のように隠した ....
街頭に立つ

歩きつつ
パンフレットを配る
2人の親子、ニッコリ
笑って受け取った
妻は言う、一人でもいいから
受け取ってくれれば
うれしいと
ぼくも三人のひとに
配布した
「 ....
風、跳ぶ乙女

跳ぶように、ひるがえる
風の乙女
青と赤と白の服を着て
とぶように、目の前を
あちらの方へ
湯船にゆずが浮かんでいる

まばらに浮かぶそれらは

まるでこの世に

湯に沈むものなどないと

思わせるほど

あたりまえの様に浮かんでいる

沈んでいる自分の体に

そ ....
(この男、殺したい )

私がはじめて、
胸のなかにナイフを握ったのは、
まさにこの瞬間だった。
その男は私に出会うやいなや

(アオイサンテ、
ソノ足ハ障害ナンデスヨネ、 ....
眠れない夜は
いろいろなことを考える
明日のご飯や
さっき読んだ本の続き
ここ最近の心配事や
死んだペットの事。

普段気にしないことでも
眠れない夜だと大事に感じる
きっと目を ....
石ころ蹴って草をちぎりながら歩き
空を見上げながら喉を鳴らす

道を歩いている時
可愛らしい女性とすれ違うほど
苦痛なものはない
挨拶をするのも変
だが目線の置き場に困る

日差しで ....
最近はみな粘土の感触

何処か侵食されているのか

蕎麦と餡かけだけが舌を優しく包む

大晦日から何も食べなくなり眩暈する

処方箋何を飲んでも効きはしない
刹那に大宝塔は天を突き
おんおんと唸り初めた
散りばめられた宝玉が
瞳を圧倒する
金色の眩しさに
怖れをを成し
言葉を失い
胸に呪文を唱える

これは人々が入る墓なのか
転生へと導 ....
THEをつけるTHEをつけないか揉めたのが解散をする原因でした なにか に
何かに包まれているこの感触
背中から 気泡幾つも浮かんでは滑り消え
そのたび全身温まり
じわじわジンワリ熱くなる
〈前進しろ 停滞するな〉と

感じるんよ
背後から背後から ....
自分のからだを抱きしめてみる
季節が逝こうとしていているから?
いいえ
この借り物のなかで
巡り巡っているものの温かさを
確かめてみたいから
けれど取り出したとたん
あっけなくそれは
 ....
何のために
東京に出向いたのだろう
しょんべんしながら
後ろ向きに走るためにだったのか
それとも
夜中のグランドに
ロケット花火を水平に打ち出して
土煙が上がるのを
眺めるためだったの ....
彼は汗を拭い
仮面を剥いだ
分裂した素行
せめぎ合う顔
人々の喝采に
にやりと笑い
幕に隠れ往く
汗を拭いては
明日の夢みて
衣装を変える
忙しいことだ
顔を出す事の
わずらわ ....
蟹は、
何かの匂いを感じると、
月をぐるぐるまわるように、
先へ先へと急ぐ。

何かの匂い。

それは芳しい花の香りではない。
じっとりとした、
タールのような
油 ....
クリスマスイブの前夜に
ようやく恋人が
同じ携帯電話に
一緒に乗り換えることを
わかってくれる
港町に降りしきる
小雨に濡れて

まるで外国から
貿易船で運ばれた
苺のフランボワー ....
外に在る木 ガ
気になった ラ
内に鳴る木 ト
響キ愛、捧げ愛

ガラトキ、なら時

生い繁るキ なら
  森とナル
 もくもく黙々
   内は外
米粒より小さな私がいる
足元の草よりも小さな私は
厳かで巨大な荒削りの岩の上に立つ

海風が吹き荒れる
米粒程度の私を試すかのように
青い地平線が広がる
米粒程度の私を包み込むか ....
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ドラキュラ- レタス自由詩216-1-6
ブロイラー- ただのみ ...自由詩15*16-1-6
異端- レタス自由詩316-1-6
時の運動〇在る世界- たけし自由詩5*16-1-6
5万円配る生前葬に雪- 北大路京 ...俳句216-1-5
洞窟にて- レタス自由詩216-1-5
「チェリー」_2016.01.05- もっぷ短歌316-1-5
指がつる- レタス短歌116-1-5
巨大魚妄想- レタス俳句116-1-5
迷い- レタス自由詩216-1-5
無題- 渡辺亘自由詩416-1-5
特別な場所- レタス自由詩816-1-5
__街頭に立つ- 生田 稔自由詩416-1-5
_風、跳ぶ乙女- 生田 稔自由詩516-1-5
ゆず湯- しょだま ...自由詩416-1-5
- あおい満 ...自由詩15*16-1-5
夜更かし- 自由詩4*16-1-5
小さな神様- 陽向∮自由詩6*16-1-4
味覚障害- レタス俳句216-1-4
初夢- レタス自由詩416-1-4
THEをつけるTHEをつけないか揉めたのが解散をする原因でし ...- 北大路京 ...短歌516-1-4
自由の意志- たけし自由詩5*16-1-4
血温計- そらの珊 ...自由詩22*16-1-4
雑踏変化- 北村 守 ...自由詩416-1-4
俳優- レタス自由詩216-1-4
月に祈る- あおい満 ...自由詩716-1-3
ストロベリークリスマス- りゅうの ...自由詩6*16-1-3
成就ノ森- たけし自由詩4*16-1-3
石廊崎- 自由詩5*16-1-3
なまはげとジェイソン、ゴジラ同居する悪夢もバクが食べるし眠れ- 北大路京 ...短歌1216-1-3

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