空の
顔色をうかがいながら
傘を
閉じたり開いたりするのにも
雨の
中途半端な冷たさに
肩を
じわじわ侵されていくのにも
そろそろ
嫌気がさしていたんだ

とりあえず
晴れたね
濡れた土のにおいが照 ....
その小さな手で

持てるだけのオモチャを抱えて

小さな小さな小旅行

まだまだ子供だと思っていた少年は

いつしか僕らを追い越していった

時の魔法をかけられて

誰も知らな ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した

けれど若者は
十三日の ....
友達の 第三の目を 覚ますため むなぐらつかみ 頭突きの連打 親父が部屋の電気をつける
わあー世の中が明るくなった!と母
どんだけポジティブなんだ、喉仏の蛍


こちらの骨が喉仏です
お釈迦さまが座禅を組んでいるような形だからです
母を食い散らかし ....
あなたを象る言葉を

ぼくは決して忘れまい

そう遠くはない昔に

ぼくらは憎しみを分け合った


あれだけの激しさを過ごした後で

こんなにも静かで美しいあなたを

いま見 ....
眠れずに メェメェ羊 待っている 合図を送るよ 午前零時



三日月の 先に座って 街を見る ひつじと遊ぶ 午前二時半



気が付けば 朝日の光に 目が覚める さよなら言えず 午前 ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
がらくたに音を立てた雨は 
まばらに窓を濡らしただけで 止んでいた
真っ直ぐな風が一通り
花弁を泥の上に 押し退けた後だった


冬よ去らないで


夜よ 
暗がりのまま
 ....
もし僕が
感染したら
きみたちは
ちゃんと僕から
離れて逃げて
長身の SALLYの手つかみ 背後から ジェットスキーを 操るように {引用=
カーテン越しの
やわらかな陽光が
目蓋に染み込んで
僕はしあわせに泣く

夜は明けたというのに
どうしてこんなにも
かなしいのだろう

ラベンダー色した夢の輝きを
1秒 ....
          1.c4

跳ね上がり

          1...e5

勇み立つ

戦場を舞う兵士たちのうた

          2.g3 d6 3.Bg2 g6 4. ....
赴くままに

応えることが出来るのならば


距離を縮めることもなく

また 離れることもなく


常に一定なまでの

振り子時計のように

時を刻むのも

ひとりでは ....
諦めることは 

決して 

美徳とも想わないが


決断したその瞬間【とき】から

動き出した 

新たな運命の 歯車を


もう 

誰にも

止めることは出来 ....
不思議よね
懐中時計はとまったまんま

だけど家の前に走る車は
今朝から忙しく
騒がしく
たのもしく

そうね
自分でネジを
回さなきゃいけないのよね

開けては
閉めて
 ....
バスタブで 漂白すませ 漆塗り あなたに金の 蒔絵を描いた オレンジ色の明かり、ガソリンスタンド
不確かなテリトリーに取り残された
野良猫の輪郭を浮き彫りにした

初対面のエンジン音たちに
どこか癒される自分がいて
つい、声無く笑ってしまった

 ....
雨後の庭朝日に青葉色さえて妻は明るく出勤しゆけり

遠くから近くから様々な楽しき音今朝の坂本陽ざしに映ゆる

後一年妻は最後の勤めなり読書をすると朗らかに言う
あの隣り合わせの星たちは
何を思って輝いてるのだろう

近くて遠いその距離を
寂しく悲しく時には憎く思うのか

それとも

隣り合わせで輝ける今を
嬉しくありがたく誇らしく思うのか
 ....
■チューリップ


包むように咲く花びらは
遠いむかしにわたしの頬を覆った
大きくて暖かな手のひらに似ていた


誰のものだったかは
もうとっくに忘れた


中に隠れている ....
空けの施しは濡れ落ち葉のような物だから 堆肥になるまでには時間が掛かるよね



発表 2000年頃
あなたから 耳のピアスを 引きちぎり 真紅の薔薇の 花びらに刺す 枯れていく
百日紅に
夏鳥の
運んだ枝が
花を咲かせる
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....
川面に浮かぶ花弁は

沈みゆかぬと囁けり

唯ゆらゆらと漂うて

あさきゆめみし涙雨

さくら色した狂詩曲
笑った顔をこっちに向けながら

あなたの冗談で私の本気を誘わないで

その前に{ルビ偽=つく}らないあなたが見たい

邪魔が入るのはこうしたことね

しきり外せない

愛せない
 ....
{引用=
うわの空に舞う花弁を掴もうとして距離を見誤る春愁の日
                
性別なんて窮屈すぎて息が詰まりそうだった

黄昏色の溜息を煙草の煙と一緒に吐き出して
トイ ....
ぼくがくだらない詩のはなしをしているとき
となりで聞くふりをしながら爪を噛んでいる
意地きたないからやめなさい とはいわない
ぼく自身はなしのくだらなさを知ってはいるので
沈黙を作らないための ....
Here a goldfish sings,
Now I have my white wings.

Here a stone rolls on the sky,
Now I am never ....
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