「「オイルは焦がすわ。

しょうゆ、がいろじゅ、ぼちゃん!

ステンレス坊や 「「ラルゴ・ラルゴ!

「「一号車、一号車、暴れています。

「「誰が?

「「付点うさぎです

 ....
それからあなたは
セブンスターに火をつけて
煙を吐き

蚊取り線香みたいだ
と思った
私は
かぼそく
悲しい
と言って泣いた
屋上で一人外を眺めていると頭上後方を蝉のじーっと言う声が
ゆっくりアーチを描いていって、手すりでその声が
とまった。私の左の方だった。カラスに羽根をくわられていた。
じーっと、言い続けていた。カ ....
「大丈夫。」
そう言ったのは君のためだと、そう自分に言い聞かせた。
 
 
「大丈夫。」
返す言葉はこれ以外に無いというほど繰り返した。
 
 
「大丈夫。」
表情筋を酷使して営業ス ....
     


朝焼けの 光の中に 立つ影は 鏡を無くし 空を見上げる




あなたの言葉が 今も 耳に残る
点滅する街燈の 下は 黄昏時
じっと見ていた あなたの顔を 遠ざかっ ....
交差点を右に曲がって
2つ目の信号を左折するとおおよそ500メートル先に
ローソンがあるのでそこをipodに上書きされ
ピチカートがブラボーブラボーいうので乗るはずじゃなかった高速道路を東京方面 ....
生意気なおっぱい、生意気なおっぱい。ああ!
ユキオはそう言う。 
小ぶりなおっぱい、ああ!生意気なこっぱい!

そう、柔らかくっちゃいけないね!
タケシはそう言う。 
ちょうどいい硬さが必 ....
暗示は歩いてゆく
眠りをめぐる回廊を
重ねられた便箋のあいだを
どこかためらいがちな
静かな足どりで

誰ひとり知り合いのないような
それでいて誰もに挨拶をしているような身ぶりで
暗示 ....
  痣が むこう三軒隣りのお姉さんの腕に塗り込まれていた
  
  (おはようございます)

  そう 言わずに  黙礼を交わし合って 互いの痣を青く

                  ....
    違法駐車を繰り返す   狂う
    
    音をたてて歩き続ける   狂う

    
    死ねって何度言った ? 

    唇が 
    繰り返す 
   
 ....
あと少し
伸ばせば触れる
その距離を
縮めることさえ
躊躇うゆび。


あと一指
触れる間際に
鳴るベルに
気力は削がれ
離れる熱よ


小指だし
交わした約 ....
主観をそれなりに着飾らせれば、
客観に見えないこともない
  「恋ってなに」

   飛べるもの?





         恋人って
                  なに、


         あなたと一緒に ....
  家に帰ると 鞄の奥深くから取り出した
  携帯に公衆電話から着信があった
  そういうことをするのは多分 馨ちゃんだけで
  でも何となく 電話をするのは憚られたので
  電話してくれた? ....
白空のヒビは街路樹の冷たい手 聞け言の葉の声をココロで


外套の襟をかすめる単音のグロリア今宵は木枯らしのイヴ
  ぽきぽきと折れていく 足


  友人たちがしんどいと言いながらも 確かに生きているように
  私は道を歩めなかった 
  皆 ゆっくりだらだらとそれでも疲れた顔を上げて
  走ってい ....
   サウンドが私の耳を叩きつけフラッシュが私の目を破る
   その中を腰を振りたい男どもが臭い無能の女どもを物色
   私は、撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ撃つ
   妹よこれが東京 ....
保証人、がほしくて
フリーターじゃ全然ダメで
正社員でも年数浅いとダメで

県内にさ
身内で2人、保証人がね
親切な方が教えてくれて

県外なんです
父さんは退職してて
きょうだい ....
明日のための『今』を食べる
『今』を吸収した体は少し古くなり始める
古くなる体を抱えて、明日の続きに怯えたり、期待する
明日の続きは死へと確実に繋がっている
一つの歯車が錆始める
きゅるきゅ ....
夕焼け小焼けの鐘がなり
ひとつふたつ 影法師
迎えのかあさんの手にひかれ
明かり灯る夕食のもとへと帰ってく


ばいばい
さよなら
また明日


小さく小さく手をふって
やがて ....
とうりゃんせ と唄われた
神社の裏手
一本の老樹が
わずかに肩をいからせながら
両手を広げ
しどけなく枝先を垂らす


関所と謂われたこの地で
何のためらいもなく
敷きつめられた白 ....
 
 
 
いつだって
重力を
消せるのだと、信じてる
 
紺色のわたしたちの
ひざは細く
鋭い
 
 
ここに時計は
もはやないよ
 
 
だれもいない
壁の向こう ....
日曜の床屋の順番待ちで
向かいに座る少年が 
ウルトラマンの本を開いて 
手強い怪獣の輪郭を指でなでる 

少年の姿に重なり 
うっすら姿をあらわす 
30年前の幼いわたし 

開い ....
逆さまの絵が文字になり唱になり降り来るを視るひとりけだもの



かけらからかけらを生むはおのれなり触れもせぬまま砕きつづけて



水涸れて見えぬ片目に見えるもの ....
後ろをふりかえると
誰かがこっちをみていた
その少女は泣いているようにみえた
見たことがある気がしたが
思い出すことができずに
また重い足取りで歩き始めた

ここは眩しくて前が見えない
 ....
 
 
 
光る校舎で
 
 
囁いたわたしたちは
 
 
数年経てば紺色だった影の記憶すら
 
 
なくなってしまうのを知っているから
 
 
こんなにも微笑んでしまう ....
黙り込むあなたを見習って
軽はずみに言葉を使わぬよう
恐れるべきなのかもしれない
些細な事柄も全て

退屈は限りなく死に近い
以前、死人だったことのあるわたしは
自分を守るように行動する ....
深い森のなか

長い長い
散歩をした

ただ
道を辿るだけで


あのひとに
そんな秘密があるなんて

知らなかった
深い深い秘密が

あのひとは
今日も笑顔だろう
 ....
いとしいあのこが電車に乗って
白いまつげをふせながら
やわらかく甘いつめの先
僕の方だけすこしみた


ゆるくむすんだネクタイに
なみだのような白雪が
すこしつもって
ちょうちょのよ ....
 ――起床、起床! 

スチームを切られた鋼鉄の部屋の恐ろしい朝、
一夜の温みをようやく蓄えたアクリル毛布を剥ぎ取られ
既に凍り始めた虫襖(むしあお)色のジャージを脱ぐと
柔い生肌のかよわさ ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パラソル- 鴫澤初音未詩・独白207-12-15
- 鴫澤初音自由詩207-12-15
突付かれ、切り落とされ、失われていく- 鴫澤初音未詩・独白107-12-14
大丈夫- 秋桜短歌6*07-12-14
暁の空- 川口 掌自由詩5*07-12-14
二文字以上- 佐々木妖 ...自由詩11*07-12-13
- 鴫澤初音散文(批評 ...107-12-12
暗示は歩いてゆく- 塔野夏子自由詩11*07-12-11
重ね- 鴫澤初音自由詩407-12-10
懐柔- 鴫澤初音自由詩307-12-10
ゆび。- 秋桜短歌2*07-12-9
つぶやき- FUBAR未詩・独白5*07-12-9
アーク- 鴫澤初音自由詩207-12-9
繋ぎ- 鴫澤初音自由詩307-12-9
モノクローム_in_the_world- Rin.短歌17*07-12-8
かたちづくる_もの- 鴫澤初音自由詩307-12-8
鴫澤初音渋谷に遊ぶ- 鴫澤初音自由詩107-12-7
住んでもいいですか- 佐々木妖 ...自由詩5*07-12-6
たべる- 小原あき自由詩12*07-12-5
待ちぼうけ- 涙(ルイ ...自由詩3*07-12-4
花冷え- 渡 ひろ ...自由詩19*07-12-3
灰色の校舎- 森さかな自由詩307-12-3
いつかの少年- 服部 剛自由詩6*07-12-2
双響- 木立 悟短歌807-12-2
あなたの背中を追いかけて- 優羽自由詩2*07-12-2
あかい頬- 森さかな自由詩307-12-2
穴居- よしおか ...自由詩2+*07-12-2
もう願いは- 風音携帯写真+ ...4*07-12-1
最終電車- アヅサ自由詩5*07-11-30
海の彼方、_☆- atsuchan69自由詩5*07-11-30

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