クロード・レヴィ・ストロースが死んで
これから年末にかけて新聞や雑誌では
彼の特集が次々と組まれるだろう
僕は彼が生きていたことのほうが驚きだった 百歳

個別の事象より遠く隔てられた視点か ....
賎民という事実を隠しながら生活する彼(僕)は、「戦うのは嫌だ」と、入隊から逃げていた。ある日、町中で徴兵部隊に捕まる。徴兵部隊の隊長は「徴兵にならないのは根性が足りないからだ」と、連れてきた賎民を殺せ .... 冬紅葉 鴉の瞳を染めて降る 
      
 
 
凩や 潜熱の葉に森燻ゆる 


    

*

 ....
なぜか私は方言に弱い

普段は標準語なのに

抜き打ちで出る方言混じりの突っ込みに

私は膝をカクンとイタズラされた気分になる

死んだ君はじゃけ〜のぉ〜とよく言ってた

今思えば ....
夜の薬をきょう
手放しました

思えば
あなたに出会ってから
よいことばかりかも
しれない

うぅん
よいことしか
感じないのかも

義務感だけで
やっていた料理も

い ....
なんだか最近皮膚がかさかさだ
季節のせいか、なんて思っていたが
そうこうしているうち
頭皮もかさかさになり
剥がれた皮膚が白い粉になって毛の表面にたまり
風が吹くと季節外れの雪の如く舞う
 ....
神社に行って
おみくじを引いた

1番  

大吉

今年一番の喜びだった

声を上げている私の後ろで

ジャラジャラ〜ジャラ〜
と薄い金属が
流れていくような音がした
 ....
脳の半球をヘミスフィアと呼ぶ
地球のミニアチュールであり
おそらく宇宙を丸いと考える
発想の端緒はそこから

階段は上り降りるものであり
僕たちはどちらかへ進む
階段の先にたくさんの扉
 ....
{引用=夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる

どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は 魚を飲み込む
 ....
私の
この私でさえ
わからぬこの気持ちを
わからないままにわかるという
人を愛したいのだろうか

今の私には
それは違うという声は受け入れがたく

たとえば交差点でぶつかった肩にとま ....
シルクスクリーンのような
霧がうっすらと地表を覆う
田圃の道路走行

奥久慈の紅葉に
男体山?
その後
袋田の温泉街を抜け
歩くこと数分

瀧不動の参詣は五分
人工の遊歩道は
 ....
ドアを開けたらまだ真っ暗で
少しめげたけど
新宿行き高速バスの始発は5時3分
元気を出して、君に会いに行こう

バス停は牧場の横、畑の中
途中が手探り足探りの真っ暗で
牛が寝言でいつも驚 ....
白と黒のグレーな魅力の
彼女

彼女に恋したあたしは魔女

真面目すぎたあたし
グレーなんてゾーンが
あること自体 信じられなかった

中年になり
あたしは魔女になった

もと ....
きちんとあなたに何言うの
一度は逃げたわたくしが
側に居るのは売春婦
キセルふかせて何言うの
あなたの服のしわ一つ
気になっては仕方ない
一度は逃げたわたくしが


幻惑の花嫁
想 ....
きっと気づいてない
君は 優しいから

そして 分かってもいない

曖昧な境界が どれだけ
僕を不安にさせてるのか

空と海
夜と朝
鏡に映る 紛い物

君は僕を好きだと言う
 ....
一人になりたい
誰もいらない

あ 寂しくなってきた
あの子にメールしよう

彼氏がきた
メールを無視する

彼氏いらない
ケンカした

いらないいらない

今は何もいらな ....
 出会いは不思議と偶然でも、あの時でなくてもいつかきっとそうなったと思うほど、二人何かに導かれるように知り合った。
 大学の図書館で、いくらもない日本語の本の中から、読めそうな小説をさがしている時に ....
目線の先の空に暖色の廊下が浮かんでいる
夕時を回った薄暗闇の淡い夜には
不思議なほど似つかわしげな灯りの配列が伸びている

窓に映る背後の景色を
私はぼんやりと座りながら眺めていた

い ....
 
 曇り日の妻の花壇は彩さみし戸を閉めて机に座りけり

 トレモロという曲ギターで流るテレビ放送心をたたく
 
 今朝の家雰囲気はよし幸先よしだが人の心の空しさよ 
薔薇の香りに囲まれたくなった

私は女だと催眠を掛け直したかったが

どうにもこうにも女らしさは欠けるらしい

性別だけで女というだけで

思考回路は男と変わりはないのだろうか

 ....
2,4,6,8,10、


{引用=この次なーんだ?


―んー、12!


・・残念でした。
正解は100でした。}


2、4、6、8、10、100、
2、4、6、8、 ....
最近国家の事についてよく考える。

政治の事とか、戦争の事とか、世界一続いているこの国の天皇の事とか。



色々考えて、色々思って。

こうしたら良いのにとか、こう在って ....
きれいごとをいってはだめ
その場しのぎに嘘をついてはだめ
あなたが迷うその振幅は
増幅されて私に伝わるから

靴を履いてあがってはだめ
靴を脱ぎっぱなしにしてはだめ
体はきれいにしておか ....
冷たくなってきた風に漂って
きみは何処を向いているのですか


田んぼの脇に咲くススキ
あでやかな花に囲まれて
色づく葉っぱに包まれて
それでも自らの身体を染めることはなく


華 ....
 マロニエの街路樹が黄葉に色付き、小ぬか雨が毎日のように降り始めると、もう秋冷の季節がやってきていた。
 まとわり付くような秋雨の中、娘ははダウンタウンで彼と落ち合うと、一緒に通っている大学からのバ ....
香の濃いコーヒーの匂い

時間など忘れてしまいそうな一時

走るのを止めないのは

駆け抜ける風が心地いいから

旅にでるからもちものはきびだんごで

そういって後にした

数 ....
気付かない振りしてるだけで
わたし、とっくに気付いているんだ

夕食後の洗い物とかしている最中
わたしのバッグのなかを探っているのを

縁起良いからと買い求めたガマグチから小銭抜いたでしょ ....
わだかまった余暇を
黄色く塗りつぶすためには
簡単にふた月を越した
小さな穴が必要なんだ、
僕には
狭いくらいじゃなきゃ
頭がはみ出す瞬間が怖くて
この目には
光も風も証明にはならない ....
闇の底からあふれ出た泉が
幾千万もの星々になったのなら
夜の奥底からも
わき出でる無数の声が聞こえるだろう


僕らの血と肉で記す物語が
永遠の織りなす円環の一部なら
君の瞳を愛する
 ....
放埓に道の辺を埋めては幾重にも重なり
紅く、山もみじの朽ち葉を華やかに散らして
浄土の途には細やかな初しぐれ、
ただ傘もなく二人痩せた身を苛む。

勾配のぬるい瀝青の坂道には影もなく
緋色 ....
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