深い木々の合間を縫う
足元は落ち葉
日は放射状に
するすると駆け抜ければ
布は余韻を保ち
風が戯れる

鳥が鳴いている
羽ばたく音が響き
風が落ち葉を舞いあげて
見上げれば
目眩 ....
残り少ない飴を手に取り

それを口の中に運んだ

昔々の魔法が使えた頃の日々は

それはそれは楽しそうだな

軽快なケルト音楽に合わせて

何処までも蒼い草原を杖片手に歩いた

 ....
いちばん近くて遠い存在として
見境のない誘惑をちゃんと咀嚼する
娯楽にカテゴライズされた挨拶たちと
唆すような評価に付きまとわれて
充実がもたらす疲労、あるいはその逆

座るべき椅子はいつ ....
僕には
人生の目的が分からない
人生をどう生きていいのか 分からない。
もう人生は冬の時期に入ろうとしている。

でも僕は 虹の彼方に
きっと幸せがアルト信じている。

IZことイズラ ....
だまされるな
偽ったものに
惑わされるな
偽った言葉に

聞きなれた
言葉でも
それは
確かか
どうかもわからない
正しいか
どうかも
わからない

目に見えるものに
映 ....
この体は無駄な理屈や知識を嫌い

同じ平行線上で交わされる しらじらしい言葉を奪い去る

愛すべきは 偶然とは無縁の世界

凝り固まり 身動きの取れなくなった頭に

理屈で ....
暗闇に蹲っている。


寒い、寒い此の場所で、

独り寂しく膝を抱えている。



目の前には、一筋の光。


温かい風が、その光から流れてくる。




 ....
「ひどい臭い、あなた、部屋で何やってんの。魚の缶詰でも作っているんじゃないでしょうね。ここは、食品工場じゃないんだからね」
 そこまで言って、Sayoが口を開き、そこから出される答えを待っている。そ ....
世界の王を殺す旅に出よう。
彼の玉座は誰も知らぬ。
蝿の大隊を導いて
馬鹿の王を殺す旅に出るのだ。
旅の支度を整えよう。
 全ての者に別れは済ませたか。
 捨てて行く物は決まったか。
  ....
一瞬の中に永遠があった
女の顔に夕闇があった

わたし
たちは
あえぎ、つぐむ。

怒りの中に悲しみ
嘘の中に真

光の中に闇があった
灰の中に黄金があった
王の中に奴隷がいた ....
優しかった

しずかで
少し はにかんだ声

あたしは なにを話したか
覚えていない

それほど
どきどきしてた

数分の出来事
でも あたしには永遠

帰ってしまう
あ ....
 空見上げ 意味無き色に ほだされるまま
  迷うと知りつつ 思慮を手放す

 飼い鳥に つつかれた手に 悔いながら
  やり直せても 繰り返すはず

 春の陽と 紛いはすれど 秋の風
 ....
蝶と呼ぶにはあまりにも大きな黒い羽を蝙蝠と見間違い
「哺乳類なら子をうめるのでしょうね。」
そう信じたいわたしは心臓から大腸までを綺麗に束ね、
唇で結わえて感覚的スイッチを押した。

 ....
「晴」


青空の尻尾が眉間を撫でると

開いた眉がくすぐったそうに泳いだ

昨日の薄皮が少しずつ剥がれて

今日の陽光にりるりるとはためいた




「耕」


 ....
高層ビルが雨に煙っている


裸体で綴る晩秋物語


馬小屋暖かく会話 いななく


ニーチェよ 灼熱地獄で読ませてもらう


広大なフロンティアがミゾオチの座にあるだろう
 ....
どこへ行こうか――
そう問いかける森の
落ち葉は湿って素足に心地よい
(靴は捨ててしまった)


赤や黄や私を包み込むまだ青い
木の葉よ お前の匂いにむせて
ひたむきに傾けるやさしさに ....
ずっと
私を
愛してくれるって
言ってくれたのに
あのひとは
突然
変わってしまった

愛しているのは
君だけだよ
そういってくれたのに

今は
何を
言っても
振り向い ....
真夜中のうちに明け方が訪れる 
時計の針はまだ許してはいない 
暗闇の中で睫毛を擦り合わせたまま 
指先だけが言葉を伝え続けられれば良い
旋律はより一層 研ぎ澄まされたものになる  ....
 Penneのサポーターが取れるのに、三日かかった。
 アザラシの面倒は、夏休み中のHiromiが見てくれたが、週二回あるサッカーの練習に連れて行くわけにもいかず、その間は昼間Sayoがアパートにい ....
分からないままに歩き続ける
たどり着く場所なんて知らない

まして此処が何処かなんて
想い描く余裕もないから
ただ流されるがままに
諦めて誤魔化して色褪せていく

その世界を壊せばよい ....
行かないでと叫んだ言葉の先
掴んだ手の温もりで
引き戻される現実
振り返った瞳には
もう何も映っていなくて
真っ赤な唇からは
灰色の過去がこぼれだす

あぁアンジェラ
全ては終わった ....
世界の為に、全ての生き物の為に、

この身体がずたぼろにされようとも、
どんなに酷い目に遭おうとも、

戦ってゆきたいと、
護り抜いてゆきたいと、

そう思う気持ちは、嘘ではな ....
夜も更けて

もうすぐ

最後の曲の余韻につかまって
奴等がやって来る

隙間だらけの言い訳で
目隠しした僕の回りを
ゆっくりと巡り始める


イヤホンの内側で突然に
発 ....
館の主は遍歴の夢送る


音楽存在 時空の制圧


コントロールされた狂気こそ発狂


静かなクレパス眠る街角


冷えた朝に理性は発火
終わらない夜に
ジャックが笑う
深い闇が色を持つまで
甘いお菓子を頬張って
気が狂いそうな笑い声
溢れる夜に甘い香り
そらに詠って
ドアを叩いて
悪戯とお菓子と狂喜と
口の中で溶けた ....
冬の夜空ったら輝く星ひたすらまぶしくて

手編みのマフラーとか恥ずかしい思い出の数々

泣きながら破り捨てた一枚の写真
私の肩を抱いていた男の顔
なんて
忘れたような
未だ忘れられない ....
   

 八月、台風九号は二十二名の命を奪い、太平洋の北洋上で一陣の風となった。嵩の増した泥の粒子を束ねた濁流が財田川を下っていた。よく水神として龍や蛇が奉られるのがわかる気がした。うねる濁流は ....
朝に

晩秋の小雨しと降るうすくらき朝の車はゆかしく去りぬ

髭を剃る朝に人を迎え夕に妻に会うためなりともに心して

歳とりて若きゴルファー打つボール転がりゆくをじっと見つめる
 Sayoは、マネージャーのスティーブに子供が病気だと言って、二日ほどの休みを取った。
 スティーブは、夏の忙しい時期にサーバーやラインのコック達が休むのをひどく嫌がるのは知っていたが、今までろくに ....
空をおよぐ季節の弱気なおやすみに
うごけないが腫れ上がり
あれは、びっくばん、というんだ。
という夢をみてしまうとうまれてしまいました

あたしだれもしらないどこなのですか?
まっくらっく ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- ミツバチ自由詩4*09-10-29
ハーメルの笛- こめ自由詩1809-10-29
偶像崇拝- 中原 那 ...自由詩509-10-29
虹の彼方に- ……とあ ...自由詩6*09-10-29
偽り- そよ風さ ...自由詩8*09-10-29
言葉- 美音子自由詩409-10-29
光のすじ。- aokage自由詩6*09-10-29
「波の声をきいて」(12)- 月乃助散文(批評 ...4*09-10-29
7つの夢物語- 三森 攣自由詩4*09-10-29
黒と菫色- 都志雄自由詩809-10-29
あなたの声- 森の猫自由詩2*09-10-28
一服- 三森 攣自由詩109-10-28
on- 夏嶋 真 ...自由詩1209-10-28
四行詩四態_<11>- nonya自由詩11*09-10-28
ファラオネコの軍隊- アハウ俳句409-10-28
メタモルフォーゼの森- 石瀬琳々自由詩11*09-10-28
裏切り- そよ風さ ...自由詩4*09-10-28
遠い今- 美音子自由詩209-10-28
「波の声をきいて」(11)- 月乃助散文(批評 ...4*09-10-28
分からないままに歩き続ける- kauz ...自由詩12*09-10-28
スタートライン- ミツバチ自由詩3*09-10-28
続・汚濁。- aokage散文(批評 ...4*09-10-27
うしろの正面- nonya自由詩8*09-10-27
時空制圧- アハウ俳句209-10-27
Trick_or_treat- 進羅自由詩109-10-27
冬の夜空ったら- 恋月 ぴ ...自由詩21*09-10-26
濁流- within散文(批評 ...6*09-10-26
朝に- 生田 稔短歌209-10-26
「波の声をきいて」(9)- 月乃助散文(批評 ...4*09-10-26
めぐりくるはる。- おっぱで ...自由詩5*09-10-25

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