しあわせになれば
しあわせになるほど
こわくなる
 
しあわせになれば
しあわせになるほど
うたがってしまう
 
しあわせになれば
しあわせになるほど
なみだがでる
 
 ....
自転車で


それは
全身がうす桃色に塗られており
まるで幸せを知った少女みたいだった
現実に乗っているものとは違い
錆なんてどこにも見当たらなかったし
ペダルはきいきいと不快な音 ....
あなたを狂わすあたしのカラダが

あの人のことも狂わしてるって知ってた?

2こ上の先輩も

行きつけ飲み屋の店員さんも

テレビの中のあの人も

あなたとブラザー

世界平和 ....
ひらゆらと青いてふが飛んでいる

重なるように紫のてふも飛んでいる

白いのも黄色いのも黒いのも飛んでいる

昏い夜空に交わらないように

自分たちの屈折率を守っている

腐心 乱 ....
星屑に夢を抱いた
光り輝くその存在は
とても美しいものに
見えたから


雲に夢を抱いた
自由自在なその存在は
とても優雅なものに
見えたから


星屑と雲と夢

 ....
人魚が落とした真珠のピアス
水の都の旅人を
沈む陽が遠く海を染めるまで
静かな寂しさに導いてくれる

遠い日の面影だけ映して
消えた貴女を追いかける
黒く塗られた渡し船は
揺れる水面の ....
退屈という時間を抹殺したい
エナメル線に火をつける
行きつく先は爆発だが爆発の恐怖を忘れている
錠剤が、錠剤があれば大地震も大丈夫

(あのね、良い詩を書くときは服用をさぼるの)

錯乱 ....
母の骨 太鼓の中に 詰め込んで ドンガラ叩く 月夜の{ルビMarch=やよい} さようなら

ずるり と 剥けた

わたくしの肌で

少女の血は

かじられた林檎

果汁のやうに

べとべとと

しみわたるまで垂れて

失ったものの大きさに

 ....
夜空を魅せる数多の星

見上げた先には未来がある

流れ星が描く放物線

心に描きたい

自然がくれる限りないもの

その全てを届けたい

虚空に放たれた言葉

誰かの ....
よーい、ドンで走り出す
無機物の連鎖を断ち切り
心臓の鼓動だけが確かに教えてくれる

心臓から指先まで回る回る
限界のモット向こう
アドレナリンがかれるまで


あの扉の向こうまで
 ....
懐かしく感じることができる瞬間

とても「帰る」がふさわしくない帰宅

雨の匂いに鼻をくすぐられ
遠くからやってきたビル風に目をくすぐられ

何枚ものフィルターの向こうの夕焼け
決まっ ....
ひと夜の

ひと月の

いちねんの・・


同じ星が巡っているだけなの


深い 井戸の 底みたいに

深く 底の ない 瞳におちて


ひと夜の 永遠を 閉じ込める
素股
 性風俗業界用語で、精神性を重視した男女交際のあり方を指す。禅で言う公案、
 フランス語でサルトル・エ・ボーヴォワール。


素敵
 人類のみに特有の、抽象表現の1類。

 小 ....
 
 
 
 
 
  空に浮かぶ
 
  白い雲たちは
 
 
 
  地上の山に
 
  ぶつかる
 
  風の抜け殻
 
 
 
 
 
 
  雲は ....
きみと浮気したいとか
もいちどキスしたいとか
そんなんじゃない

そんなんじゃない

ねぇ

ただ
忘れてほしくない
ただただ
おもいだしてほしいんです
{ルビ辛夷=コブシ}の白い花が
ほころんでいました
図書館の前の小さな広場に
冬の終わりを 告げるように

けしてそれは、桜のように
春の訪れのあでやかさなどでなく、
可憐な細い花弁 ....
先生がおっしゃることにはだとか


校長先生のお話だとかは



時間外勤務なんです。



徒歩15分の交通費すら出やしない。



今のご時世けちんぼ神様。
 ....
太陽の下で、町には向日葵が咲き乱れていた。

待望の赤ん坊は、女の子だった。
腕のなかに眠る小さな娘をみて
母親は待ち望んだ願いがついに叶えられたことを知った。

夫は、妻である母親を顧み ....
     俯いている
  
     苛立ちはこころを駆け
     涙は机に下垂る

     ー愛に育まれた女たちは
      夜は眠る時間だと
      知っているから
   ....
樹皮の裡に青年さらに蝉しぐれ少年が行く地球回しつ
少年の消えた浜辺の波がしら寄せ来て浚う貝の墓さえ
頁繰る老眼鏡の横顔はツェペリンさえも侘びて聞かしむ

変なひと影は満腹うつせみの君も君もだチ ....
笑顔を魅せる希望の空

咲き並ぶひまわりの群れ

感謝の気持ちを表して

季節伝える

愛しさが弱さになった夜

涙でにじんだ手を握りしめ

鏡に映った自分に求める答え

 ....
葛城山の一言主神は

悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言
言い離(はな)つ

葛城山の一言主は
若建(わかたける)※1の
悪事(まがごと)一つ糾せなかった。

葛城のウカラ ....
 
きっと
 
どの道を選んでいたって
 
正解でも不正解でも
なかったんだよね
 
それぞれに
未来はあった
 
 
僕が選んだ、道の先
 
″今″
 
それが答えに ....
ラッパ鳥のダンス
応える相手のない
悲しい求愛のダンス

ふさがれたふたつの耳孔の奥では
季節のほとんどが熱帯の雨に閉ざされている

光る螺旋を降る
大気は息苦しく湿ったままで
密林 ....
現実世界にこそ悪夢がある
わたしたちは同列を見比べれば
無秩序な鉄槌を下しているのだ

(ジョゼフ・メリックの泣き声を耳にしたか?)

コンマ数秒という早さで鉄の雨が降りだす

今日は ....
雪だるま保存してある冷凍庫ペンギン国の入り口として はかない微笑
世界は僕のためになんか動いてくれやしない


はかない微笑
でも、世界は私のためにだって動きはしないよ


嘘だ、君も同じように傷ついているんだ
だってそんなに悲しい目 ....
血に濡れた 人差し指を 筆に変え 夕陽を浴びて 樹をなぞる姉 気の抜けたとんびが空をとんでいる。コペルニクスに会いにいこうか
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しあわせ- 次元☆★自由詩210-3-5
夢でぼくは、旅人だった- あ。自由詩12*10-3-5
カラダ。- ゆきちゃ ...自由詩410-3-5
僕の世界は、はかなくもくずれた- within自由詩3*10-3-5
残骸- 三奈自由詩510-3-5
ゴンドラ乗りのセレナーデ- 楽恵自由詩1310-3-4
『破壊遊び』- あおい満 ...自由詩4*10-3-4
Pale- ハイドパ ...短歌5*10-3-4
少女だった日- ゆめみー ...自由詩410-3-4
虚空- ☆くるみ ...自由詩110-3-4
ラッシュ- テルテル ...自由詩1*10-3-4
拒絶- テルテル ...自由詩1*10-3-4
星の巡りの・・- ゆびのお ...自由詩210-3-3
サから始まる語義凡例・ス〜チ- salco散文(批評 ...5+*10-3-3
【_雲の傘_】- 豊嶋祐匠自由詩9*10-3-3
片想い- こころゆ ...自由詩3*10-3-3
辛夷- 月乃助自由詩13*10-3-3
時間外勤務- サワメ自由詩210-3-2
Mother,_Wife,_Sister,_Daughter- 楽恵自由詩8*10-3-2
俯いて- 鵜飼千代 ...自由詩22*10-3-2
王国- salco短歌410-3-2
ひまわり- ☆くるみ ...自由詩210-3-2
一言主- ……とあ ...自由詩5*10-3-2
未知の先- 次元☆★自由詩3*10-3-2
セルバの雨- 楽恵自由詩810-3-2
私に住まうエレファント- 窓枠自由詩6*10-3-2
南極- ことり ...短歌310-3-1
はかない微笑- 伊織自由詩2*10-3-1
SAKURA- ハイドパ ...短歌5*10-3-1
とんび- sh短歌6*10-3-1

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