あめはうそだよ
むこうはどうせ晴れている
公園にそなえつけた船でもこいで
地平線にぶざまなきせきを残す
なるほど
もやは信じてもいいのか
それはもう間を隠してくれるから
いきいきとしてし ....
抱き締めて 夕日にかけるように 強い赤になって願う。 線路の向こう
ビルの谷間の三角地
そういう辿り着けない場所に
オレンジ色のコスモスが
揺れている

ささやかな風景は
しかし、すぐに電車の音に
塗りつぶされてしまう
それでも
元気 ....
最近、世界どう?

パッとしないヨネ



変わらずの毎日
というか
ダダ漏れの日々

終わったゲームを続けてるみたいな
反現実の海

酔いが覚めないまま歩き続けるのが日課
 ....
  西向きの窓から
  斜光が射す



  食器が並べられ
  煙草に火が点けられ
  いくつかの詩が書かれ



  最後に僕が
  玄関から入ってくる


 ....
真夜中のいたずら電話

死ぬほど嬉しかった

たった今 僕は

孤独から解放されたのだから
禁煙を始めた

2週間前に…
禁煙を誓った時は…

出来るかな?
イライラするかな?

と考えたが…
始めてみれば…
何てことはなかった

結局は…
やるかやらないか
気持 ....
説明して
今すぐに
わたしに
女の子のわたしに
それをする必要があったのかどうか

でも

説明なんてしないで
理由なんて持たないで
女のわたしに
説明なんて
しないで
 ....
  言いたかったのですか
  ほんとうに
  どうしても
  そんなにきつく
  血がでるくらいきつく
  くちびるを噛みしめてまで



  ほんとうに言いたかったのですか ....
{画像=110812064713.jpg}




           不純結晶さ
           おれたちは


       ただ座っているだけで汗を出す
       ....
冷水を飲み干し
今夜も
こんがらがった
青い糸だけの
世界を想像する
おまえはまただ
胡座のかきかたを
間違えて
さいしょから
骨のありかを
確認しだす
忘れてしまった
香りと ....
一昨日の夜更け
妹から電話が入る

21時に危篤状態になったよ

これからなら行けないよ

素っ気無く答えた

今日になって夕方に
車を飛ばした

ゼロゼロと絡まる痰い
酸素 ....
14時の白昼夢に
ひっきりなしにおとずれる一期一会たちを
欲ばりな身体がぜんぶ受け入れようとして
はちきれて
あふれていくものを追いかける
追いつけないのはわかっているけど
手をのばす
 ....
仕事帰りに、
お茶の水に寄り、回転寿司を食べて、
ディスクユニオンで、
今日もすごく嫌な思いをしたから、
レコードを1枚だけ、買おうと、
あれこれ見ていたら、
彼女から、電話が来たので、
 ....
あなたはどこにいるの

目の前にいるような 彼方で泣いているような

あなたはなにを見ているの

同じものをみているような 目をつぶっているような

寄り添うように 離れていくような
 ....
森の小道の野いちご
朝露の髪飾り銀の櫛

草原に寝ころんで草笛を空に流せば

ひばりの駆け上がる雲の高みさえも
見えそうな気がして

遠い日々の
はずんだ夢を
映して

小川の ....
ある種の恋愛をすると、わたしはかなしくなってしまう。それが順調にいっているかそうでないかとは関係なく。むしろ順調にいっているときに。途方もなく、きりもなくかなしくなってしまう。意味もなく、理由もな .... 厚い雲に覆われた空
雲の流れが余りにも速い

スコールとも言えぬ
一瞬の土砂降り

こんなに不安定な天気は
初めてだ

何だか尋常じゃない
予報円を描きながら進む台風

地球の ....
現代詩フォーラムに投稿を始めて、もうすぐ(あと一ヶ月と少し)一年になります。

なんだろうな、実はずっと自分を語る「随筆」とかそういうの苦手でしょうがなかった時期があって、人のを読むのはいいん ....
澄み渡る日、

やわらかい音

ひかり

いつも、いつも

待ってる
買い物袋を下げて
君が坂道を登ってくるのが見えたら

僕は窓をあけて
そろそろ君のこころを狙撃する準備をはじめるのだ

値引のシールのついたおかずばっかりでごめんね

君はそういって笑 ....
いろいろなことがあって、一度死んだような気持ちになったりしていたのだけれど、ようやく墜落するような気持ちの落ちも一段落ついてきた昨今。ずいぶんいろんな意味で空っぽになってしまった。空っぽには、何か詰め .... 見上げた曇天(そら)から
幾つもの雫が舞い落ちる
ぽつり ぽつり 雨音が地を黒く染めるように
僕もあなたを想う涙で濡れている

雨は汚れた町を洗い流し
明けた空は希望を運んでくるという
 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
中学二年生のころ、
友達が、
雑誌の広告に載っていた、
身長がぐんぐん伸びる秘宝を、
1万円で、買った。
ドキドキしながら、待っていた。
虎の巻には、
毎朝、ジャンプしよう。
と書いて ....
Hello
不運にもこの詩を読むことになった方々
ゆっくりしていってください

結論から言うとね
今の私は何もかも面倒になって
ただ文字を書いているわけよ

初めは うむ なんと言った ....
一層の静寂
見詰め合いの中
答えを出すのは何時も君

本当の終わりを呼ぶ声は

まだ愛する者の声
 
‥ばかやろう‥ と言ったままの或る日
そのひとは入院して帰らぬヒトになってしまった 。
胸のなかに打ち込まれたまま
杭はいつまでも剥かれた棘のように
静脈を突き刺してくるその痛み  ....
神宮の花火大会へ行った。
どうして、
人ごみに吐き気ももよおすくせに、
そんなところに、行ったのかというと、
彼女に、浴衣を着せたかったから。
ちょっと黄味がかった、
トンボもふわりと浮か ....
たったいま
この詩をよんでいる
あなたがきらいです

わたしに言われて
どきっとした
あなた
名前はなんと
およびすればいいでしょうか
あなたの名前は
あなた
ではないはずなの ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うそつき- 中川達矢自由詩11*11-8-12
夕日の色- 山岸美香自由詩211-8-12
なんとか水曜日まで生きてきました- 佐野権太自由詩11*11-8-12
むなしいのさこの世界は結局- 青木龍一 ...自由詩611-8-12
斜光- 草野春心自由詩11*11-8-12
いたずら電話- subaru★自由詩18*11-8-12
理想と目標- 清風三日 ...自由詩211-8-12
説明して- はるな自由詩211-8-12
くちびる- 草野春心自由詩4*11-8-12
純粋さの定義_/_渇きと純化の関係- beebee自由詩1511-8-12
ウロング・サマー_(2)- DNA自由詩211-8-12
板谷基雄の危篤- 板谷みき ...自由詩1*11-8-12
35℃- 橘あまね自由詩811-8-11
めんどうくさい女- はだいろ自由詩311-8-11
道のりのはなし- 加古川少 ...自由詩211-8-11
野いちご- 梅昆布茶自由詩211-8-11
奪うのこと- はるな散文(批評 ...311-8-11
台風の進行経路が異常です- kauz ...自由詩3*11-8-10
自分を語るということ- 塩崎みあ ...散文(批評 ...11*11-8-10
昼間- 自由詩211-8-10
窓から見える明日- 梅昆布茶自由詩211-8-9
詩で遊ぶ- はなもと ...散文(批評 ...6*11-8-9
雨と感情(こころ)- 洞野いち ...自由詩611-8-9
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
小林ひとみ- はだいろ自由詩511-8-9
たまにこんなことない?- 小川麻由 ...自由詩2*11-8-9
まだ愛する者の声- 徘徊メガ ...自由詩511-8-9
片遍路- アラガイ ...自由詩8*11-8-9
頬杖ついて花火を見た- はだいろ自由詩611-8-8
あなたというあなた- 中川達矢自由詩19*11-8-8

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