僕の小さな幸福論

TSUTAYAでアランの幸福論を探した もちろんヒルティの幸福論でも良いのだ
幸福な気分になりたかったんだ しばらく味わっていないような気がするんだ

幸福は乾いた日 ....
きみはぼくを情熱家だと言う
それで多くのものを得たとも
多くのものの襟を正したとも

でもだ
これだけは覚えておいて欲しい
英語でいう“passion”には
受難という意味があることを
 ....
 
手をつなごうか

心をつなごうか


ねっ



 
トウキビの葉がゆれている
昨夜の雨に濡れたまま
まだ膝くらいの高さだが
すぐに背丈ほどにもなるだろう

トウキビはうまい だが
そんなに食べたいとは思わない
年に一度も食べられれば十分だ ....
ポーチュラカって なんだか いいよね 
ポーレシカポーレ みたいで さあ
ポーチュラカって 日照りに強い花だよね
ポーレシカポーレ は ロシアだけどさ

沖縄って なんだか いいよね ....
{引用=
さだめらしき願いを ひとつ知りました


六月の
嵐にひかえる空は
細心のあやうい平衡と ためらいに似た心地なさを {ルビ具=よろ}う


見あげれば
流れは岩にわかれ
 ....
思い出を一番から五十六番まで
USBメモリに移動して
一息
私のディスクは空(から)になる
空(から)になった空(そら)に
星が一粒
もう一粒
繋がって
絵を描く
尺取り虫が
一歩 ....
桜が舞い散って、花筏
枯れてしまった君はまだ

愛すべき人なのだと

桜が流れ去って、花筏
負けてしまった君もまた

愛すべき人なのだと
可憐だったり清楚だったり 或いはとぐろを巻いて見せたりする君の中の花が好き
薄紅色だったり萌黄色だったり 或いは血を流したり

君の六十兆の細胞の隅々まで僕を行き渡らせたいのだ 君がどこにも逃げ ....
うすずみ色の
やわらかな蓋を
かぶせられた街で
こまやかな水に
しっとりと懐かれて
わたしの内側は
ほんのり熱を帯びる

うすずみ色の
やわらかな蓋の裏に
みっしり結露した水玉 ....
気がつけば雨は雪。

創造の世界では初夏でも雪は降る。

なんて自由な空間。ぽーんと抜ける空間。

木曜日の午後の喫茶店。

一年中飾られているクリスマスツリーに暖色が宿る。

 ....
進め、進め、力強く。
進め、進め、誰が何と言おうとも。
進んで進み尽くして疲れたら休めばいい。
そしてまた、どこまでも突っ走れ!

偉大な先人達の後に続け。
先人達が創り上げた光の道を ....
コーヒーショップに夏が来て
向かいの席の女子高生が
ブルーソーダを飲み始めた
青い液体をストローでチュー
コップの中身が減っていくにつれ
女子高生は足先から海になっていく
水位は下腿から太 ....
れんちゃんは犬なのに
お手もできない

ある日
このぼくにできることを数えてみた
あれと、
これと、
それに、
三日数えても尽きなかった
それで
ふと、気づいて
そうだ
ぼくに ....
自分の意思で出ていくのだから
淋しさなんて
感じない

懐かしさなんて
かみしめている余裕はない

感傷に浸るかわりに
明日の夢を必死に数える

幸せになるため
一歩前へ進むため ....
今の御時世 いろいろ便利な世の中になり
その透き間に感情が潜り込む

私の心に棲んでいる 愛しい貴方の気になる過去も
目の前や手の中の 電子機器でほら ひと調べ

そこに現れる貴方の過去に ....
 今夜の月は何か変だ

と 思ったその時
小さく ひびが入り
――欠片が落ちた
何かが動いている

 えっ ひよこ?

一生懸命
殻をつついて
転がりながら
可愛いらしい姿が
 ....
闇の帝王がその音色を奏でると、聴衆の動きがはたと止まる。
このトランペットの音は全ての世界を超越していたのだ。
そこに新たな魔王が音色を重ねた時、聴衆はもうその場から逃れる事すら困難だ。
夜 ....
とてもぶ厚いページ 一舞 重苦しく 強靭にめくられる
ロックの極秘教科書に乗っている 乗りまくる 舞いロック

喋れない時もあろう音楽分野ロック 外野の声を聴き 囁きしか 返せない 

エレ ....
桃の実をすぐるため
はしごに登って高い枝に手をのばす
少し時期が遅くなったので
実はピンポンボールのようにまで
大きくなって 枝一杯になっている

このままでは多すぎるので
適当な間隔を ....
 その場所へは、けして女たちは近づけなかった
 淫らな忌避の場所をひらいて渡来のひとのごとく片足を立て、
 障子戸からこぼれた露わな月日に焼けて黒ばんだ太い柱に背を凭れ
 毛深き勇者は衆道の男ど ....
 
夜の町に少女がひとり

悲しい涙、うれしい涙、喜びの涙、いりませんか

あっ、きれいな涙だけはまだ心であたためているところです



 
何故自ら受難者になる必要があるのか?
四度でも五度でも席を譲ればよいではないか!
そして今日は沢山の人を助けられてよかった、と
胸を張って夕焼けを見ればよいではないか!

満員電車の中
三 ....
風の愛撫に
はらり ほろり
八重桜が泣いた

すらり と知らん顔
真新しい翅を輝かせ
トンボは行ってしまう

墓地への細道
静かな午後

まだずっと若かったころ
感性は魚のよう ....
ふるさとのゆめ 

ゆうべ夢みた
山奥の
ああ、あのころは
あのころは
ちちははも
住んでた
故郷の家

みんなはしゃいで
窓のそと
何かうれしく
車で走る
水辺の草も
 ....
薄明かりの中
手を取り合う
ゴツゴツした手
細い指をした手

淡い影が
カーペットに写る
影が一つになり
カーペットの影は
揺れながら
高みにのぼる

白んだ空を迎えるまで
 ....
狩りは かかとで 踏んでから
継ぎ足す糸屑 齢にかけて

後の視 留守居に 枯草つむ風
狩りは 掛かりに 放らして

かりは かかとで ふみえ みち
あさのは ゆめのき なきわ こるいし ....
疲れが溜まっている

身体が重くて
写真集を見るのもしんどくなり
枕だけ取り出して
フローリングの床に直に寝る

正確には横になるだけだが
枕に顔を埋めていると
意識があるようなない ....
これは、
映画ではない。
実験ではない。
想像ではない。
ホラーではない。
時代劇ではない。
恋愛ではない。
物語ではない。
植物ではない。
永遠ではない。
真心ではない。
夕方 ....
「夏の空気が
彼の似姿になって
見えるものよりも
見えないものを覗かせる


夏は
懐かしいことも
哀しいことも
それから
思い出したいことも
呼んで来てくれる


彼と見 ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
小さな幸福論- 梅昆布茶自由詩2113-6-25
passion- HAL自由詩6*13-6-24
ねっ- 殿上 童自由詩18*13-6-23
とうきび- ただのみ ...自由詩20*13-6-23
そしらぬ風- るるりら自由詩13*13-6-23
子午線をこえる風- 月乃助自由詩15*13-6-22
こぐま座- Lucy自由詩24*13-6-22
花筏- 秋助自由詩3*13-6-22
君の中の花- 梅昆布茶自由詩713-6-22
水の季節- nonya自由詩22*13-6-22
Relaxin'_〜或る午後に- ヒヤシン ...自由詩12*13-6-22
光の弾丸- ヒヤシン ...自由詩9*13-6-22
石狩挽歌- 壮佑自由詩11*13-6-21
ぼくにできること- たま自由詩25*13-6-21
長年住み慣れた町を出ていく- Lucy自由詩11*13-6-20
過去の遺跡- 朔月 実自由詩4*13-6-19
宇宙ひよこ- ただのみ ...自由詩27*13-6-18
Kind_Of_Blue- ヒヤシン ...自由詩8*13-6-18
BATTLE_WITHOUT_HONOR_OR_HUMANI ...- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-6-17
あり- 砂木自由詩13*13-6-17
殺しの記憶- atsuchan69自由詩4*13-6-17
いりませんか- 殿上 童自由詩16*13-6-16
名詩『夕焼け』の娘の感受性- 夏美かを ...自由詩27*13-6-15
墓地にて- ただのみ ...自由詩28*13-6-13
ふるさとのゆめ- 生田 稔自由詩1013-6-13
二人のための夜- 小川麻由 ...自由詩2*13-6-13
運命- 砂木自由詩11*13-6-12
仮眠- kauz ...自由詩8*13-6-11
悪い花/劇場版(折)- 左屋百色自由詩4*13-6-10
トムソーヤー卿- ゴースト ...自由詩4*13-6-10

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