窓辺のロンリネス そこにいないで
翼ある者たちよ 飛び立て
あの青く澄んだ{ルビ高処=たかみ}へと今こそ

求めるものはあまりにも遠くて
追いかけてた夢にもはぐれてしまった
あきらめないで ....
ブラック・コンテンポラリーのリズムに身を委ね
カモミールの香りが漂う部屋の中
あなたへの想いだけが
ゆるゆると飽和して溶け出していく


手をのばして 重ねて 見つめあう
濃密なアトモス ....
髪をすく仕草で届きそうな月青い温度は抱きしめて知る


スカイタワー高層ビルに隠された月を映せり「ひとりじゃない」と


宇宙には同じ星などないそんなことは昔に確かめ合った
 ....
全てに疲れ果てて 涙を流す 君がいた
こんな自分には もう価値なんてないと呟いた
でも そんな涙を流せる心にこそ 価値は宿るんだ

目に映らないものばかりで 溢れているのは
交わらない二つの ....
眠れなかった寒い朝には
あったかいココアなんか
飲みたいな

ふたり
ひっついて
離れないで
パジャマ着たままで

そろそろ出かける時間だなんていいながら
はやく着替えなきゃなんて ....
なぁ
寂しい

ヘリウムを吸ってるよ

僕と
僕の分と
 二人分


針葉樹の季節が来てる

服と
ココアが
二人分、冷えてる

黙って伏せれば
机だけ 温かい

 ....
わたし桜の花になりたい
ふたり出逢ったころ
空を埋めつくすように咲いていた
あの満開の桜の花になりたい

わたし風になりたい
いつもふたりのまわりを取り囲んでいた
あのやわらかな風になり ....
剥ぎ取られ
た天使の笑顔と、分割された、

髑髏の気持の行方は。



飽きるほどコピー
され、スキャンされたマリア様と

の絆、

老いた初期衝動。


それは、
き ....
書きたいと思うのは
誰かに届く言葉ではなく
誰かに届けたい言葉

お気に召さなかったなら
反省はするけれど
スタイルは変えない

良い作品
悪い作品
選別され
格付けされる

 ....
まばらな枯れ葉を飾った街路樹
細い枝先が交差して編んだような
小枝の投網にひっかかり
捕われてしまった晩秋の月


きっと月の頬には
網目の痕がついているだろう
憂鬱な月の溜め息が
 ....
         エブリデイ Hightになって

         キーボード ころがり落ちる

         All night long デミニッシュの不協和音

        ....
僕の涙がいつか
暗闇を突き抜けて
光へと届いたなら
未来が顔を出す

君の涙がいつか
深海へたどり着き
宝石に変わったなら
それは過去になる

こんなにも悲しい世界 ....
頭がね、わるくてわるくてわるくてさ 文系左脳で本も読めない



戻らない失ったなら何もかも それならミルクを床で舐めよう



やったのかやってないのかやったのか ....
こんなに空が綺麗だと

あなたを思い出します





お願いがあります

私もあと何十年かしたら

あなたに会いに行きます


それまで

左手の薬指

予約しておきます

あけといてください

あ ....
この真っ白なピースをひとつひとつはめてゆくみたいに、
私もあなたの難解な心を少しずつ少しずつ
埋めてゆけたらいいのに。
書店で
なんとなしに手に取った本を
逆さまにして振ってみた

パズルのようなものが降るかと思ったのだけれど
うんともすんとも言わずに

  いや、空気はすんすん言っていた

なんだ
 ....
ここは閑静な街だと思っていたのだけれど。
窓少し開いてるよ、近所のお姉さん。

通り過ぎざまに目があって
独りで
シ てるのですか

責任とれとかよしてください。
あめ、ぽつり

 ....
都会に迷い込んだタンポポの綿毛が
アスファルトの上で花を咲かせた

道行く人は忙しなく
誰もその存在に気付かない

それでもタンポポは咲いていた
人に踏まれても風に吹かれても  ....
身体の一部すら
はみ出ることは許されない
ひどくあいまいなラインの向こうに
全身全霊を傾ける
彼の仕事場がある

ピッポが飛び出す
勝利を求め
スーペル・ピッポ
いつだって彼は
ラ ....
冷たい人ね、と
言われた彼女を
それなら
と、
温めてあげました

優しい人とはほど遠く
弱い人になっていました
おかあさんが
いないそうです


欲しかったものを
手に入れ ....
捨ててきた夏のカードと引き換えに虹よりたしかなセヴンブリッジ


仮面の下で抜いた{ルビ剣=つるぎ}に嘲笑う君を刺すのもまた{ルビ運命=さだめ}かと


夢見よう手札はいつも風まかせ無 ....
少女の面差しで
はにかんだ笑顔で
やさしく騙してあげる


上目遣いで
しなやかな手つきで
やわらかく招いてあげる


ふりむいた横顔
まばたきする一瞬
瞳の奥の冷めた光に
 ....
なぜだろう あなたが
ふり向く瞬間が わかる
どうしてだろう あなたが
求めたものが ここにある
  なぜだろう 私が
  凍らせた言葉を 知っていて
  たやすくそれを 解きほぐしてゆく ....
ぼくは潜水艦になる
押し入れのハッチを閉じて
ながいながい航海にでる
まっ暗の中のひとすじの光は
消えることのない流れ星

ぼくは潜水艦になる
黒いごみ袋に入って
埠頭についたパパとマ ....
シロとクロは
相反する色をして
だけど、寄り添い
補っているようで


二匹はいつも
空き地の隅に
重なるように眠っている
実際は交ざることなく


無造作に生えた緑から
シ ....
すっくと立った
一本の大木

何十年も
独りきりで

淋しくても
動くことさえ
できないんだ

あとどれくらい
独りでいなきゃ
ならないんだろ
心を正方形に切って
飛行機を作った

前を歩くあの人の背中に飛ばす

飛行機は心臓の裏側に
ピンポイントで突き刺さった

彼は気付かない様子で前を歩く


突然立ち止まり
背中 ....
泣きながら眠った
秋の夕暮れ

深夜に起きて
鏡を見て

あぁと失望

こんなむくんだ顔
誰にも見せられない…

と思って
気がついた

明日は日曜日

いいや

また存分に泣いて
眠ることにしましょ ....
増水の ために

すっかり 荒れはてて しまった

堤の かよって ゆく なかを

猫じゃらしを 噛み ながら

草ひばりの 音が ほそぼそと つづく

すすき野原を  ....
夏は

出番が過ぎたのか
まだいてもいいものか
わからずに
うろうろと彷徨っている。

秋が後ろからせっついて
夏は途方に暮れる。

もういいから
夏よ、おやすみ。

ゆっく ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
翼〜鳥のように〜- 未有花自由詩12*07-10-3
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よつばばたけ- 蒼穹自由詩8*07-10-1
寒い朝- 風音自由詩11*07-10-1
不眠- フクロネ ...自由詩207-10-1
ひだまり- 月下美人自由詩5*07-10-1
cue.- やまぐち ...自由詩907-10-1
ファックス- 1486 106自由詩7*07-9-30
フルムーン・ラプソディー- 渡 ひろ ...自由詩12*07-9-29
楽典ラプソディー- 渡 ひろ ...自由詩5*07-9-27
アースライト・アースナイト- 1486 106自由詩6*07-9-27
ばいばい- くあせ@ ...短歌107-9-27
泣き雨の主にプロポーズを- 愛心携帯写真+ ...6*07-9-26
ホワイトマインド- むくげ携帯写真+ ...407-9-25
さがしもの- フクロネ ...自由詩9*07-9-24
カッパときゅうり- フクロネ ...未詩・独白1*07-9-23
小さな花- 1486 106自由詩13*07-9-23
Love_Football!- FUBAR未詩・独白5*07-9-22
彼女- フクロネ ...自由詩9*07-9-21
カジノ- Rin.短歌13*07-9-19
少女の眩惑- 渡 ひろ ...自由詩8*07-9-18
蝶の時間花の時間- 西尾自由詩907-9-18
潜水艦の季節- くろねこ自由詩1107-9-18
シロとクロ- 小原あき自由詩18*07-9-17
独り立つ- 風音携帯写真+ ...6*07-9-16
飛行機- 宮市菜央自由詩8*07-9-16
予定のない日曜日- 風音携帯写真+ ...3*07-9-16
誰かが去ったあとを見る- モーヌ。自由詩25*07-9-14
夏が迷ってる- 風音自由詩4*07-9-12

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