「あの海は何色ですか」
 
 「鉛色」
   「かもめの羽のような色です」



「あの空は何色ですか」

 「真珠色」
   「冷たい霧を重ねた色です」
「ごめんなさい」

謝罪なんて要らないよ
貴方を信じてるから
とうの昔に許してる
何の見返りもあげられないけど

「ありがとう」

礼なんて要らないよ
貴方の為にやっただけで
感 ....
何かあったの?

そんなこと
忘れて

笑って…

笑お!
一面の白銀
深く足が埋まる
掻き分けて
踏み固めて
一歩ずつ、確かめて

"誰かが歩いたところに道はできる"

白い道に埋もれながら
ふとそんなことを想う

 ....
公園でパンを
食べていると
Justiceと書かれた
Tシャツを着た
欧米の人に叱られた

大地にパン屑が
こぼれているじゃないかと
顔を真っ赤にした
欧米の人に叱られた

夕方 ....
こころを一部
切り取った

切り取られたこころ
わたしを離れ
苦しそうに跳ねる

しかしまたすぐ
新たな血管が生まれ
弱々しくはあるが
規則正しく
収縮し始める

もうわたし ....
「取れないのよ」
薄紫の煙草のけむりのような輪を
月桂樹の冠みたいに
ぐるり と頭にのせて
隣りの席でカノジョがボヤいている


アノヒトのことが
頭から離れないと言う


そう ....
くしゃみをひとつする、と
私たちは地球儀から滑落して空に溺れる
あの日グラウンドから送った影は
手をつないだまま鉄塔に引っかかっていて
捨てられたビニールのレインコートのようだった

バス ....
ディズニーランドの

アトラクションのおにいさんに
わざわざ

「楽しかったです、ありがとう。」

って言いに行くような

君だから



誰からも愛されるんだね。
屈折する光の中で
溶け込もうと腕を伸ばしたのは
過去と未来を行き来する
案山子に憧れてしまったから
 
猫の町は霜だらけで
悴んだ感情を抱き締めるのに温度が足りなくて
なぞりながら捨てよ ....
真っ白なままで
いられたら
よかったのに
いいお天気だ
海みたいな空をちぢれ雲が航行していく
小鳥たちはおにごっこをしているし
家の前をじーさんがゆっくりと歩いていく
外はなにもかもがキラキラと輝いている

ぼくはといえば布団の中 ....
どれだけできたって
誰かに好まれたって
救われない僕がいるんです


どれもが半端だって
なんにもなくったって
ひっくるめて自分なんです



残 ....
同じ言葉が人に与える解釈は違うし
同じ道理が必ずしも通じる世の中じゃないし
「お休み」が休暇なのかズルなのかわかんないし
納得いかない理由で責められることも多いし

不条理8割以上

言 ....
いっつもおんなじ

後ろ髪ひかれつつ

やってしまっては

後悔のくりかえし
白い大きなシャツを着た
無邪気な少女が
駅前のロータリーに
集う鳩の中心で
詩の朗読をはじめた

僕も鳩に交じって
道路にダンボールを敷いて
排気ガスを吸いながら
彼女の言葉を聞いた ....
整然と並ぶ
薄暗い部屋で
こんなに人がいるのに
と思う

誰にも会わない夜
誰にも会わない朝
白く濁す冷たい空気が
わたしの存在を確認する

研ぎ澄まされて

幸運かどうか分か ....
四角い窓からみた海に
オリオン座が落ちてった
僕はそれを電車の窓からも
見たような気がした
ちいさなリゲル
君の名前に似たリゲル


制服のリボンタイの匂い
香水と煙草のまじった匂い ....
ほら
巻き方が甘いんだよ、

ひとりひとり
人が違うように
ひとつひとつ
こころの形も違うんだ


幾つかの
こころを固めて
ぐるぐる巻きにして
静かに
箱の中へ収めてきたけ ....
カチッ―スイッチON

ドッカーーン!!!!!


ヒャハハハ!いきなり爆発してビビってんじゃねーよ!な?

触れたらすぐに切れてしまうトラップ
切るのは赤のコード?青いコード?
触 ....
  すれ違う キミにあげれぬ チョコレート
   冷蔵庫の中 ひとり冷えつつ

  チョコレート ほろ苦き想い 抱きつつ
   戻れぬ想いで 自分の口にす

  あたたかな あなたの笑顔で ....
君の胸が時を刻む
窓の外の冬空は
白い雲が流れてとどまらない

君がいるのに
哀しみが凍みてくる
静かに待とう
もうすぐやってくる夕暮れに
一瞬でも優しい色に染められるよう
きっちり塗っていたのに
反対車線にはみ出す
雲が蜘蛛が雲の隙間から太陽や太陽が鋭い爪を
刺す
差す
おおきなおおきな
くも
はみ出た者を串刺し
みんな応援している
手拍子が聞こえる ....
Xが私
Yが貴方でZは君

貴方は私を未だに好き
でも私は貴方が嫌い
もう終わった恋

私は君を未だに好き
でも君は私が嫌い
もう終わった恋

どちらも終わった恋 ....
蛍光灯の白い明かり
白と黒に世界を分けて
無機質な
感情の無い人工ライト

ただ僕は堕ちていく
何も掴め無いまま

血色を奪い取る青白い光
白と黒に世界を分けて
有機質の
観念恐怖を持つ人工ライト

 ....
西大路さんと東大路さんにも同じチョコ贈りました。
三個のうち一つは激辛ハバネロ入りのチョコレートです。
放課後、「誰が食べたでSHOW?!」を開催します。
女子みんなで誰が食べたか当てて盛り ....
ゆっくり気持ちを包み込んで
綺麗なリボンでラッピング

桜色の包装紙
深紅のバラの飾り

慣れない手つきで作ってみたけど
私の愛は重すぎますか?

…ホントは義理なんだけどね。
い ....
三十年前
子宮の降下口は閉じてしまったらしい
 
だからわたしはひとりのままで
おてんとさまはつぎはぎで
 
心臓、前10cmの空間で
両手を合わせてほしをみて
 
ここはとかい、 ....
靴箱に ぬか喜びのチョコレイト
同じ苗字のモテるヤツ宛て

この時期は
ダジャレみたいで嫌になる
「千代子」という名 隠す如月

チョコレート一生貰えない手相
生命線は やたらと長い
 ....
白くまが
冬に飽きて夏を生きている
空へ掲げた太陽から
モーター音がする
眩しくてほんのり暖かい
故郷ではインテリアでしかない太陽だ

夏の代名詞は軋みながら首を振り
永久凍土に芽生え ....
吉岡ペペロさんのおすすめリスト(10515)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
色々色- 亜樹短歌708-2-20
唯、従うまで- 相羽 柚 ...自由詩1*08-2-19
どうしたの?- 風音携帯写真+ ...4*08-2-19
- 相羽 柚 ...自由詩3*08-2-19
世界について- ニカコイ自由詩24*08-2-19
ポケットにこころ- こゆり自由詩7*08-2-18
環状感染症候群- 渡 ひろ ...自由詩18*08-2-18
青を、- Rin.自由詩3008-2-18
愛さずにはいられない- Honesty自由詩4*08-2-17
滅ぼされたオーデュボン- ゆるこ自由詩208-2-17
バージン・スノウ- 風音携帯写真+ ...3*08-2-17
お天気- fomalhaut自由詩208-2-17
イグジスト- caleha自由詩8*08-2-17
表現の力- 相羽 柚 ...自由詩3*08-2-17
振子時計- Honesty自由詩1*08-2-17
東京ROTARY- ニカコイ自由詩10*08-2-16
重影- こゆり自由詩4*08-2-16
ばら色の頬のころ- アヅサ自由詩8*08-2-16
ギプス- こゆり自由詩5*08-2-15
時限爆弾- 相羽 柚 ...自由詩1*08-2-15
チョコレート3題- 風音短歌4*08-2-15
哀しみ- さくらほ自由詩7*08-2-15
虹について- 七味とう ...自由詩14*08-2-15
例えばXYZとして- 相羽 柚 ...自由詩1*08-2-15
人工ライト- 相羽 柚 ...携帯写真+ ...5*08-2-14
2月14日、チョコレートと一緒に- 北大路京 ...自由詩13+*08-2-14
ラッピング- 相羽 柚 ...自由詩2*08-2-14
ちゅうぜつ- ゆるこ自由詩208-2-14
チョコっと- 北大路京 ...短歌8*08-2-14
太陽の下で- 佐々木妖 ...自由詩10*08-2-14

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